青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

Homecomingsというバンド


Homecomingsという京都の現役大学生4人組(女子3に男子1)バンドに何だか夢中なのです。関西のインディーシーンでは話題沸騰中とのこと。YouTubeで目にしたそのライブ映像の煌きに一発でノックアウトされてしまった。何と言ってもまず耳を惹くのが、キラリと光るそのメロディーセンス。アノラック、ネオアコギターポップ、もしくはJ-ROCKにガールズポップ・・・ポップスの黄金律というのが染みついている。ボーカルの声質もいい。青春期の煌きと苛立ちが自ずと香ってしまう、選ばれた歌声の持ち主ではないでしょうか。基本的に平熱なボーカルスタイルで、叫んだり、熱唱したりしない。そこが好き。”青春”というものを描こうとすると、とかく若者に大声で叫びたがらせる傾向があるように思うのだけど、別に必ずしも青春とは叫びではない。いや、勝手な事を言わせてもらえば、大声にならないボソボソとした呟きにこそ青春は宿るのでは。Homecomingsの音楽はそれを体現してしまっている。かくもポップにスウィートに。バンドメンバー4人の佇まいもなんだか特別でとにかくドキドキしてしまう。これがバンドマジックというやつなのか。ギターの男の子はたいてい下向いて演奏しているし、女の子がTシャツとかじゃなくてワンピース着てるのもかっこいいです。



現在のところ唯一手に入る音源『SPLIT EP』というTeen Runningsというバンドとのスプリット7インチレコードがあるのですが、これもほとんどのレコード屋でソールドアウト中。血眼になって探しましょう。