最近のこと(2012/04/20~)
水曜日。仕事後、下北沢へ。茄子おやじのスペシャルカレーを食べた。コンビニでお金をおろして缶コーヒーを飲もう(カレーを食べたらどんな形であれ珈琲を飲まねばお口に失礼なのである)と向かったら、ザ・なつやすみバンドの面々とすれ違ったので、一緒にプリクラを撮りました。1、2歳しか年齢変わらないはずのなつやすみさん達は流暢に撮影していて感心しました。プリクラがバンド内のブームであるらしい。そして、モナレコードへ。ザ・なつやすみバンドの新曲「めくらまし!」がかっこいい。リズムも鍵盤も非常にアグレッシブ、でありながら無茶苦茶ポップ。中川さん曰く「東京事変を意識した」との事です。わーお。
木曜日、渋谷o-nestでのCRJのイベントに行ってきました。スカートのライブがとってもかっこよかったのでJETSETのライブレポートに書かせて頂きました。佐藤優介(fromカメラ=万年筆)の鍵盤が加わって、またグッとライブバンドとしての魅力が高まった。この日はNRQも出演しておりまして、これまた大変かっこのよろしい演奏でありました。この日は他にもJu sei、よしむらひらく、うみのてと、東京インディーの中から美味しい所を幅広くブッキングしておりました。これを大学生が企画、運営しているのかぁ、と本当に感心してしまいます。家でハワード・ホークス『ヒズ・ガール・フライデー』とバカリズム『SPORTS』観た。
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2012/03/21
- メディア: DVD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る
週末、ディズニーランド、シーに2日続けて行ってきました。これは初めての試みでして、本当に身体がクタクタでビックリしております。あの松本人志もお気に入りという「プーさんのハニーハント」に初めて乗ったて感動。序盤の風船で浮かぶプーさんの縦横無尽なユルフワ移動も楽しいし、ハチミツ禁断症状のサイケデリック描写を体感できるゾーンなんて最高だ。「ピーターパン空の旅」にも改めて感動してしまった。ジオラマを小さく作る事で距離感を増幅させる、という物凄くアナログな手法なのだけど、船に乗って街の夜景を見下ろせるあの感じは本当にマジカル。「イッツ・ア・スモールワールド」はやっぱり素晴らしい。あの歌ってなんか民謡とかかと思っていたのですが、ディズニーのオリジナルなんですね。ラスト、一斉に子供たちが円を描く運動にちょっと涙腺が潤む。「キャプテンEO」も10何年ぶりかに観て、感動。「カリブの海賊」と「スターツアーズ」が運行してなかったけど、「スペースマウンテン」にも2回乗れたので満足だ。ディズニーシーでの光と水と火のエンターテイメントショー「ファンタズミック!」は2回目なのですが、やっぱり本当に凄い。ディズニーランドなんか興味ないぜ、って人にもこれはぜひ観て欲しい。総工費30億円と聞いて驚く。数千億円くらいはかかっていると思っていました。『白雪姫』も『シンデレラ』も『ピノキオ』も『リトル・マーメイド』も『アラジン』も『ライオンキング』も『美女と野獣』もディズニー作品全てはミッキーマウスの頭の中の出来事、つまりディズニーのイマジネーションの賜物なのだ!という気概にも痺れる。
火曜日、駒場アゴラでサンプル『自慢の息子』を観た。古館寛治に目がついいってしまうのだけど、サンプルに出ている役者はみな凄い。そして美術も凄い。この日のアフタートークは阿佐ヶ谷スパイダースの長塚圭史。長塚圭史はいまだに『リアリズムの宿』の役者としてのイメージで止まっているのだけど(『マイ・バック・ページ』もありましたけどね)、劇作家としてのオーラがバシバシ出ていてかっこよかった。阿佐ヶ谷スパイダースは演劇を疑い、脱物語に取り組み始め、それまでのお客がかなり離れたらしい。
水曜日は北とぴあのプラネタリウムにてカメラ=万年筆のレコ発ワンマンライブ。7時スタートには間に合わず、少し遅れて入場。弦楽四重奏を含む総勢11人編成によるプラネタリウムコンサートという甘美な響きからは、ややギャップのあるライブだった、というのが正直な所である。楽曲の精緻さとの対比のせいかもしれないが演奏が硬かった。そんな中でもカメラ=万年筆の2人の佐藤はベース、ピアノ、ボーカルと恐るべき才能を見せつけてくれました。佐藤優介が細野/松本のペンによる中原香織「銀河鉄道の夜」のカバーで披露した歌声にはひどく惹きつけられた。不安定で決して上手くはないのだが、そのボーカルは歌い人のそれ。レイ・ハラカミのボーカルが素晴らしかった事を想わせ、細野晴臣のような響きも感じました。アンコールでは佐藤望が超絶ボーカルソングを披露。あれは笑った。
木曜日は横浜KAATでチェルフィッチュ『現在地』を観劇。
絶対間に合わないと思っていたので見られてうれしい。現実の写し鏡のような世界が描かれるのだけど、「〜わ」という海外文学の翻訳もしくは小津や成瀬の映画を彷彿とさせる旧時代的発話が、これがフィクションである事を強烈に印象づける。舞台上と現実との差異を感じる事で、私たちは初めて自分達の現実を見つめる。現実に目を向けさせる装置としての演劇。これがリアルタイムで体感するチェルフィッチュか、という感じで本当にドキドキした。岡田利規は、演劇を疑う事をやめ、今度は真っ向から信じてみるつもりらしい。青柳いづみの声は本当に不思議で魅力的だ。観劇後、ジョナサンで稲庭うどんのジェノベーゼ和えという不思議な食べ物を食べた。
金曜日は池袋オルグでミツメとSolid Afroのライブを観た。3ピースミツメは、やはり音色のセンスが抜群。「fly me to the mars!!!」と「煙突」がとてもよかった。この2曲が収録された200本限定カセット(安心のMP3コード付き)はマストアイテムです。Solid Afroはテンションの高い演奏で楽しい。特に「comedian」という曲はバンドのアンサンブルが完璧で最高だった。のもとさんのベースが男前だった。確実にバンドをひっぱっておりました。フロントマンの方のDJも楽しくて、山下達郎の「蒼氓」から松たか子「明日、春がきたら」の流れに涙腺が緩む。