マック・デマルコの歌うラブソングが好きだ。ヘロヘロになりながら、恰好つけている感じが泣ける。またしても「最近のこと」を1週間分くらい書きそびれてしまった。あんまり覚えていない。神宮球場に行って、スワローズ館山が西武打線にボコボコに打たれるのを観て悲しかったのはすごく覚えている。先週はヤクルトの泥沼の連敗が続き、とにかく不機嫌でありました。ジェームズ・マンゴールド『LOGAN/ローガン』と吉田大八『美しい星』をスクリーンで観た。どちらも凄くよかったです。ジェームズ・マンゴールドは大好きな監督で、思わず強化月間として『ニューヨークの恋人』と『ナイト&デイ』をNetflixで。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2014/02/05
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)
- 発売日: 2012/07/18
- メディア: DVD
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/11/22
- メディア: コミック
- 購入: 26人 クリック: 1,034回
- この商品を含むブログ (254件) を見る
土曜日。梅雨入りしたという話だが、よく晴れていたので、ここぞとばかりに洗濯機を回す。急に濃い緑が恋しくなってしまい、つげ義春の愛した奥多摩あたりに久しぶりに遠出してみようか、などと考えていたのだけども、溜まっていた録画を消化しているうちに、すっかり昼を迎えてしまった。『アメトーーク』に久しぶりにブラックマヨネーズがコンビで出ていて、やはり至高。テレビ画面の中で小杉さんだけ3Dというか、浮き出てくるような厚みがある。そして、金曜日ドラマ『リバース』がおもしろいのです。1話で痺れまくったキス←蜂蜜という構図が、蜂蜜→死という真相に振動するとは。抑え目の藤原竜也はそれでもやり過ぎのように思うのだけども、役者陣がみな素晴らしい。戸田恵梨香と門脇麦の生活感溢れるエロさがナイス。そして、何回でも書くけども、小池徹平のカレーの食い方は最高だ。輩寄りの市原隼人、エリート一家の三浦貴大という役者のパーソナリティに肉薄した役どころもいいです。三浦貴大は声がセクシーだし、本当に素晴らしい役者さんだと思う。しかも、アイドルオタクでモーニング娘。の小田さくらのファンだとか。「綺麗な女優さんは恥ずかしくて目が合わせられない」というくだりから「小田さくらさんのファンです」という流れ。三浦貴大さんのこの感じ、星野源案件ではないかを慎重に見極め、応援していきたい所存です。遠出は諦め、のんびり近所のイタリアンでランチをとる。
鶏もも肉のコンフィのプレート。骨付きなのだけど、身がホロホロに調理されていて、手を汚すことなく食べられる。いまだに店の名前すら知らないのだけども(近所の店ほど名前を覚えないものだ)、ここは本当に名店だと思う。場所が場所だけに、華やかな世界で話題になることはないけども、ご近所からは強く愛されている。値段もリーズナブルで、このプレートに珈琲と本格的なデザートがついて、1200円くらい。満足度の高い食事だ。珈琲をすすりながら「2000円は払いたいものだね」と髭をさするのが、私のお気に入り時間である。ヤクルトの敗北を見届け、自転車に乗って、池袋へ。ジュンク堂で、坂元裕二のロングインタビューが掲載されているという『熱風』(ジブリが発行している冊子)をゲット。ボリュームも多く、読み応えあり。ちなみに、インタビュアーはジブリの方ではなくジブリにまつわる話もしていません。ついでに、タツミムックから出ている『東京カレーナビ』という本を購入した。
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2017/05/31
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
池袋から椎名町に移動し、「妙法湯」という銭湯へ。あの『湯守日記』にて、東京の「しきじ」と評されていて、ずっと気になっていたのだが、ついに訪問できた。サウナは湿布のような匂いの漢方仕様で、初めて入るタイプ。室内は狭くテレビも音楽もなし、12分計も壊れていて止まっている。考え事にはうってつけの空間だ。110℃近いストロングなセッティングで汗をドバドバかいた。地下水を使っているらしい水風呂がとても気持ちよかった。20℃を超えていて、若干温めなのだけども、水質が柔らかくて、温度も相まってずっと浸かっていたくなる。サウナ、水風呂を4セットほどこなして、完全に昇天。ペットボトルの水を持ち込んでサウナを出る度に飲むと、身体中の水分が全部入れ替わったような気分になるのでオススメですよ。湯上り、自転車で切る夜風がたまらなく気持ちいい。立ち寄った八百屋で梅を購入。磨り潰して梅味噌にするのだ。椎名町の商店街は魅力的なお店がたくさんある。池袋が徒歩圏内ながら、閑静であるし、これから1人暮らしを考えている方にオススメしたい街です。あの手塚治虫・寺田ヒロオ・藤子不二雄・赤塚不二夫・石ノ森章太郎らが青春を過ごした”ときわ荘”も椎名町にあったのだ。懐かしい青春の匂いのする街。要町を抜けて川越街道へ。「愚直」の前を通ってみたら、ちょうどお店が開店するところに遭遇。並ばずに食べられるぞ!とたまらず入店。
美味しい。上品で上質なとんこつラーメンだ。紅生姜ではなく磯海苔なのが新鮮。サウナ後の身体に塩分が染みた。
日曜日。この日も晴れていた。散歩して、日用品の買い物をして、セブンイレブンのアイスカフェラテを飲んだ。新しく導入され始めているノンスウィートのアイスカフェラテ、美味いです。早く全店で飲めるようになってほしい。帰宅して、しょうこりもなく10連敗中のヤクルト戦を応援。ブキャナンの熱投で交流戦初勝利!勝つってこんなにうれしいことだったのか。すっかり気分がよくなり、自転車でときわ台の「バブリバ八光」という銭湯へ。ここもむちゃくちゃナイスなセッティングのサウナを有する銭湯で、密かなお気にいり。マイルドな蒸気が超気持ちいいのです。
hiko1985.hatenablog.com
近所のシネコンのレイトショーで西谷弘『昼顔』を観た。すさまじかった…演出力というものをまじまじと見せつけられてしまったな。2017年は黒沢清、是枝裕和、西谷弘という国内最重要作家の映画が同時に観られる年になってしまった。『昼顔』は上戸彩×斎藤工のダブル不倫ものということで、食指が動かぬという方も多いかと思いますが、オススメだなぁ。3年前のドラマもよかったけども、映画版はその何倍もいい。少しやつれた感じの上戸彩がよい。ついに『3年B組金八先生』の鶴本直と並ぶ代表作が誕生したのだ。私は『テルマエ・ロマエ』で魅せる弾けんばかりの健康的な肢体も好きですけども。平山浩行という役者さんも良かった。名前に覚えはないが、どこかで絶対に観たことがあって、Wikipediaで出演作を眺めてみるも、どれもピンと来ず。しかし、「CM花王ハミングファイン 吉田羊と共演」という表記を見かけて、ハタと膝を打った。そうだそうだ、吉田羊と「よっ!」と待ち合せる夫じゃないか。そりゃそーだ、蕎麦ソーダ。
月曜日。珍しく週初めなのに体調良し。土日に連続でサウナに入ったおかげだろうか。仕事後に、松屋で「ごろごろチキン煮込みカレー」を食べた。「チキングリル」とこの「ごろごろチキン煮込みカレー」だけは毎年必ず食べる。ルーとライスが別皿になっているのですけど、私はもう一気にライスに流しこんじゃいますね。そもそも、別になっているメリットって何なのだろう。ペース配分の難しさとか零しちゃうとか、デメリットしか浮かばない。中村屋みたいな店でグレービーボートに入っていて雰囲気を楽しむというのなら、まだわかるのだけど。あと、松屋はセットでついてくるサラダをメインと同じタイミングで持ってくるのをどうかやめて欲しい。どうせ作り置きしてあるのだから、すぐ出せばいい。サラダというのは口直しではないのだから、待っている間に野菜を先に食べてしまいたい。そっちのほうが健康にいいと、夏木マリも言っていた。同時では、野菜を食べている間に丼やカレーが冷めるのです。セットの野菜は注文されたらすぐに運ぶ、このマニュアルが全店に徹底された時、松屋は牛丼チェーンの頂点に登りつめることでしょう。吉野家のサラダとか、昔はカウンター備え付けの冷蔵庫から勝手に取るスタイルでしたよね。あれ気兼ねなくて好きだったな。カレーを食べ終え、シネコンでマイク・ミルズの新作『20センチュリー・ウーマン』を観た。
とても好きな映画だった。とにもかくにも、エル・ファニングに尽きる。Homecomingsってエル・ファニングみたいな良さがある。家に帰って、録画してあった『欅って、書けない?』を観る。ほんとずっとおもしろいな。渡辺梨加さんの怪獣がかわいすぎて、うなされました。
火曜日。仕事を終えたらもうヤクルト敗北濃厚でうんざり。雨が降っていたけども、少し歩いて帰った。サウナが登場する映画をコレクトしていきたい。探せば、結構あるような気がするのだけども、今のところ思いつくのは北野武『アウトレイジ』くらいだ。この間観た吉田大八『美しい星』では、亀梨和也がサウナに入っていた。その内、テレビ東京がタナカカツキ『サウナ道』を深夜ドラマ化することだろう。絶対におもしろいに違いない。しかし、ドラマで紹介された施設に客が押し寄せ、マナーの質が下がり、常連たちが悲しむ。そういう負の連鎖までもが思い浮かぶ。であるから、ロケは実際のサウナ施設を使用するも、店名や地名は伏せるのがいいだろう。わかる人にだけわかればいい。そして、注力すべきは”ととのった”時におけるサイケデリック表現ではないでしょうか。そう考えると、タナカカツキ本人に監督して頂きたい。『ひよっこ』の新章、乙女ロス。漫画家志望の人がアパートに住んでいるのはよかったな(目指せ藤子不二雄!!の張り紙)。先週の『土曜スタジオパーク』に乙女3人が主演していて、「また集まります」と言っていたので、待ち焦がれよう。藤野涼子さん、満島ひかり、松岡茉優に続く逸材なので、すくすく育ってほしい。佐久間由衣さんは乃木坂46の西野七瀬のような声と喋り方だった。つまり、素晴らしいということだ。澄子役の松本穂果さんは非常にクレバーな印象で、いい意味であざとい。つまり、売れる予感に満ちている。
水曜日。仕事後、東京駅へ。八重洲地下街にある南インド料理屋「エリックサウス」でミールスを食べた。
ここは激ウマの大根のウールガイが食べ放題なのがうれしい。バスマティライス(おかわり自由!)をベースに、カレーもヨーグルトもパパド(煎餅みたいなやつ)もサンバル(インドの味噌汁的存在のスパイススープ)も何もかも混ぜ混ぜにして、スパイスの海を泳いだ。2つ選べるカレーはチキンとマトンにしました。至福。しかし、私のお腹とお尻は香辛料にとても弱い。でも、やめられない。
まぁいいか
でも すごく 辛くなるんだろうな
というくるりの「東京」の歌詞を諳んじながら、食の喜びに没頭する。”つらい”と“からい”に同じ漢字があてがわれたのは、この辛い物の美味さと尻の痛みに起因するに違いない。帰宅して、風呂上りにチョコミントアイス食べながら『水曜日のダウンタウン』を観て、寝ました。
木曜日。仕事後、まだ明るかったので歩いて帰った。この時間、考え事がはかどるので結構好きだ。帰宅してサウナに行こうと思ったのだけども、スワローズの未来のエース原樹理が、則本相手に対等に投げ合っていたので、プロ野球中継にかじりつき応援。これまで8試合連続で2桁奪三振という子君子記録を更新していた則本から、弱小スワローズ打線がまさの6得点。交流戦初の2連勝ということで、久しぶりに機嫌よく過ごせた。お風呂で本を読み、『ひよっこ』『やすらぎの郷』などを消化。
youtu.be
スピッツのシングルコレクションに収録されるという新曲「ヘビーメロウ」が素晴らしい。スピッツのグルーヴは永遠にみずみずしい。
anan (アンアン)2017/06/21[どきどきするきもち。]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2017/06/14
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る