年間ベストの季節ですね。年々モチベーションは下がってきているのですが、そもそもブログを始めたのはこういうことがしたかったからのはず、という原点回帰で楽しんでいきたいですね。ブクロ最高!はて、ときに何故これまでかたくなに1位からドーンと表示していたのだろうか。そこには何かしらの意思や美学があったような気がしないでもないが、すっかり忘れてしまったので、今年からもったいぶる形での表示に変えてみました(もったいぶるのが恥ずかしかったのかも)。読む人の気持ちを考えれば、徐々にスクロールして順位が上がっていくが方が断然読み甲斐があるってものですよね。普通に選ぶとありきたりなラインナップになってしまいそうな所を、なんとか個人の色みたいなものを出そうと苦心しているのがバレバレなやらしいランキングになっておりますが、こういうのってそういうものだろ!と啖呵を切って発表します。ご覧あれ。
30.Cass Mccombs『Mangy Love』
29.Onett『大人になれば』
28.ゲントウキ『誕生日』
27.スピッツ『醒めない』
26.Yumbo『鬼火』
25.Jamila Woods『HEAVEN』
24.岡村靖幸『幸福』
23.Anderson .Pakk『Malibu』
22.宇多田ヒカル『Fantôme』
21.cero『街の報せ』
20.Homecomings『SALE OF BROKEN DREAMS』
19.Joey Dosic『Game Winner』
18.Camilla Meza『Traces』
17.欅坂46『二人セゾン』
16.Bon Iver『22』
15.Magic,Drums&Love『Love De Lux』
14.星野源『恋』
13.Marker Starling『Rosy Maze』
12.Whitney『Light Upon the Lake』
11.フジロッ久(仮)『超ライブ』
10.Kaytranada『99.9%』
9.Enjoy Music Club feat.三浦直之(ロロ)『100%未来』
8.Noname『Telefone』
7.蓮沼執太『メロディーズ』
6.どついたるねん『緊張の糸/本気で好きな人』
5.ザ・なつやすみバンド『PHANTASIA』
4.Chance The Rapper『Coloring Book』
3.サニーデイ・サービス『Dance To You』
2.Frank Ocean『Blonde』
1.ayU tokiO『新たなる解』
1位は文句なしにayU tokiOの傑作ファーストアルバムが輝きました!メロディーやリズムは勿論、リリックや録音までも含めて、2016年の叡智がここにある、と思えます。そして、"青春ゾンビ"なんていう言葉をブログ名に冠す人間にとって、”ノスタルジー”に取り憑かれながらも、真っすぐと”未来”を志向したayU tokiOの音楽は、ポップミュージックの理想形なのだ。このランキングに補足するならば、小沢健二が『魔法的』で披露した新曲群だろうか。音源としては1回も再生されていないけども、2016年ずっと身体に残っている感じがありました。稀に見る豊作の年でありまして、本来確実にラインナップされるであろうアルバムが30枚から色々と漏れているわけですが、どうしても乃木坂46と欅坂46にドップリな年であったという事を記録しておきたくて、無理矢理ねじ込みました。いや、欅坂46の『サイレントマジョリティー』『世界には愛しかない』『二人セゾン』という3枚のシングルはそういった感傷抜きにしてもランクインするに値する強度の音楽だ。何が抜け落ちたか、あれもこれもと書き記したいのですが、それはグッと我慢しよう。旧譜ではThe ZombiesのコンプリートBOXとMichael Jackson『Off The Wall』のスペシャルエディションをよく聞きました。 そして、あぁSMAP。こんな形でランクインさせなくてはいけないなんて。私のポップカルチャーに関する全ては貴方達から始まったのだ。その素晴らしき大衆音楽に、溢れんばかりの愛と感謝を込めて。
<永遠のBEST>
SMAP『25 YEARS』