2013 BEST MOVIES 20
3.新房昭之『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』
4.森崎東『ペコロスの母に会いに行く』
7.西谷弘『真夏の方程式』
11.三宅唱『Playback』
12.ダン・スキャンロン『モンスターズ・ユニバーシティ』
13.レオス・カラックス『ホーリー・モーターズ』
14.リッチー・ムーア『シュガー・ラッシュ』
15.鈴木卓爾『楽隊のうさぎ』
16.クエンティン・タランティーノ『ジャンゴ 繋がれざる者』
17.ホン・サンス『3人のアンヌ』
18.サム・ライミ『オズ はじまりの戦い』
19.ジェームズ・マンゴールド『ウルヴァリン:SAMURAI』
20.青山真治『共食い』
2013年はどこまでも邦画の年でありました。上位10本中8本が邦画だ。沖田修一、西谷弘、是枝裕和、三宅唱、鈴木卓爾といった監督らはフィールドや興行に差はあれど、今後も日本映画界のキーパーソンとなっていく事でしょう。高畑勲、宮崎駿の両名が同年に作品を公開したアニメーションの年としても記憶されるに違いない。ディズニー、ピクサーの2本も共に良質でした。ユーロスペースでの特集「森崎東と十人の女たち」、そして圧倒的な(おそらく)引退作品『ペコロスの母に会いに行く』と、2013年は森崎東の年であったとも言えます。また、『そして父になる』『真夏の方程式』と福山雅治主演作品の素晴らしさも印象的だ。偶然だろうが『ペコロスの母に会いに行く』『横道世之介』『ウルヴァリン:SAMURAI』と長崎を舞台にした作品の躍動も目立った。『ホーリー・モーターズ』や『オズ はじまりの戦い』など撮る事、映画愛に溢れた傑作も多かったですが、決定的なのはやはり『横道世之介』だ。個人的には全てが完璧な魔法のような作品。文句なしの1位でございます。
『ザ・マスター』『リアル-完全なる首長竜の日-』『夢と狂気の王国』 『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』『R100』『2ガンズ』あたりが次点でしょうか。
ちなみに劇場で観た旧作ベスト5本。
1.相米慎二『東京上空いらっしゃいませ』
2.ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』
3.森崎東『喜劇 女は度胸』
4.ロバート・アルドリッチ『カリフォルニアドールズ』
5.芝山努『ドラえもんのび太の魔界大冒険』
森崎東は観過ぎたのでデビュー作のみ挙げておきました。過去のマスターピースを劇場で観る事ができる喜びは何物にも代えがたい。来年もたくさん映画をスクリーンで観られますように。