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青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

サウナ旅行記2016夏

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先日、静岡~長野を横断してのサウナ巡りを行いました。そこで出会った3つのサウナを紹介させて欲しい。まず静岡駅に到着後、すぐさま向かったのはもちろん「サウナしきじ」だ。サウナーにとっての聖地中の聖地。その佇まい、2種のサウナ(特に薬草サウナ大好き)、水風呂、客層、そのどれもがオーラからしてレベルが違う気がするのです。実際、こちらのサウナは別格の良さがあって、1セット目でととのってしまいます。100℃越えのフィンランドサウナで甲子園を眺めて、攻防のチェンジの合図と共に、ダラッダラの汗を流してサウナを出る。掛け湯で汗を流し、ご自慢の天然水による水風呂へ。はー、これぞ至福。「かつてわたくしはここにいた」と思わせてくれる肌への馴染み。その柔らかく包み込まれる感覚。これは何としてでも皆さまに体験して欲しい。静岡ってなかなか旅先には選ばないかと思うのですが、「しきじ」に行く為に、静岡旅行を画策するというのは何ら愚かな事ではありませんよ。サウナを堪能したら、巷で話題のレストランチェーン「炭火焼きレストランさわやか」でげんこつハンバーグを食べればいいのだ。
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これだけなら都内からなら日帰りでだって可能。「サウナしきじ」→「炭火焼きレストランさわやか」のトレンディな流れ。これ、もうこの夏1番のやり口なのでは。『POPEYE』で特集されるレベルです。



静岡駅から清水駅(『ちびまる子ちゃん』の世界だ)に移動して、バスに揺られて辿りつきますは「駿河健康ランド」である。こちらはクア・アンド・ホテルという会社が経営する老舗スーパー銭湯&ホテル。いやはや衝撃を受けましたね。20種類を超えるお風呂に5種のサウナ、岩盤浴。大食堂、宴会場、カラオケ、ゲームセンタ―、マッサージ&エステ。その巨大施設にたくさんの家族や恋人達。世の中にはこんな文化があって、それを享受する人々がこんなにもたくさんいるのか、という新鮮な驚きだ。CMでお馴染の「ホテル三日月」とか「ハトヤホテル」とかもこんな感じなのだろうか。
youtu.be
いや、ほんと充実しまくりの施設なんですけど、そのどれが絶妙にしょぼいのがまたいいんですよね。アウフグースとか一応もあるんですけど、アロマがマスカットの香りだったりね。「いや、そういうんじゃねーだろ」っていう。ガムかよ、と。駿河湾を一望できる絶好のロケーション!と謳っているんですけども、いざ露天から眺めてみると海は巨大駐車場ともろかぶりだったりね。でも、そういうの含めて、愛くるしいし、楽しい。とにかく広くて種類が豊富なので、1回浴場に入ったら2時間は必要です。1泊2日ならば、「サウナしきじ」→「炭火焼きレストランさわやか」→「駿河健康ランド」のコースがオススメ。一気に『POPEYE』では特集されない感じになります。



長野では軽井沢の「トンボの湯」へ。「駿河健康ランド」とは打って変わっての、星野リゾートが経営する高級感溢れる温泉施設だ。繁忙期は入館料1500円、とかなり高額だが、建築や備品のミニマルかつスタイリッシュなデザインはそれを納得させてくれる気品高さがある。過去にも訪れた事があるだが、当時はサウナに関心を抱いていなかった為、サウナと水風呂の存在にすら気づいていなかった。そのなんたる損失であったか。ここはもう文句なしに素晴らしい。サウナ内では静かな音で古今東西のジャズミュージックが流れている。勿論、テレビはなし。雨のパラつく軽井沢で、露天の温泉の水面に跳ね返る雨音と鍵盤が混ざり合う。そんな音色に耳をすませながら、目をつむり、ジッと身体を温め汗を流すというその行為は、私の考えうる最高の贅沢である。ねぇ、みんな!これが生きてるってことなんだよ?(Ⓒケストナー)って感じ。90℃に満たない低温高湿のボナサウナには、やや物足りなさも覚えるが、このタイプは長時間入っていられるのがいい。初心者にはうってつけだろう。素晴らしいのがこのサウナ室の設置場所。何と露天場なのだ。つまりサウナを出たら、すぐに外気浴(しかも軽井沢のナイスな気候だ)というわけです。これはたまらない。更に驚くなかれ、この露天には洗い場、水風呂までもが用意されているのだ。外気を浴びながら汗を流し、そのまま水風呂へ。このスムースさ。そして、この水風呂がまた格別なのだ。温度計がないので定かではないが、15℃はゆうに切っているであろうキンキンの冷たさ。水質も抜群で、薬品臭さも皆無。ものの数秒で手足が痺れてしまうわけだが、もっと入っていたいので、手足だけ無理矢理水の外に出したりして、楽しんじゃったり。サウナ→水風呂→外気浴というセットを楽しむのがセオリーだが、水風呂で冷え切った身体を温泉で温めるのも格別。軽井沢へご遊行の際は、ぜひとも訪れて頂きたいサウナだ。