青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

武蔵大学学園祭LIVE(ザ・なつやすみバンドetc)

週末のこと。武蔵大学の学園祭に足を運んでみました。江古田はいい街。練馬区側の江古田は「えこだ」で中野区側の江古田は「えごた」と読むというのは本当なのだろうか。学生さんの街(大学が3つ!)安くて上手い食べ物屋さんがたくさんあるとは聞いていたのですが、武蔵の学園祭のブログのリンクにあった『Tabeco』という江古田グルメブログ(http://ameblo.jp/510oops/)に興奮いたしました。想像していた以上にたくさんある!食べ歩きできる串に刺さった玉子焼きが1番気になりました。近所なのでじっくり散策したいと思います。



で、学祭なのですが、楽しかったです。こじんまりとしていて、アットホームというかみんな仲良さそうな所に好感が持てます。後、パンフレットのスペシャルサンクス欄に「天一のおばちゃん」と書いてあって泣きますね。江古田店のババア(愛を込めてこう呼びましょう)は江古田のシンボルであります。なんつーかSly & The Family Stoneみたいなんだな、あのババアは。*1



お目当ては魅力的なラインナップのライブなわけです。倉内太から見たかったのですが、間に合わず。11/25のワンマンライブ(ロロも出る!)の楽しみにとっておこう。とりあえずブラブラして「お金を落としてあげなくては」、とホットクやチュリトスなどを食べつつ、少し早めにザ・なつやすみバンドのライブ会場マルチスタジオへ。何と、後で聞いた所まさかの入場規制が発動していたそうで、危ない所でした。感想としては「とにかく暑い!」というのが最初に出てきてしまうほど、サウナのような灼熱ギュウギュウの悪環境だったわけですが、熱気、湿気と暗い照明の中で聞くザ・なつやすみバンドはちょっとアダルティな雰囲気を醸し出していて新鮮でした。1曲目のvideotapemusic「ポリネシアン観光センター」のカバー(もはやオリジナル曲)なんてセクシーでしたよ。とにかく、PAも決してよくなかったのだけど、あの劣悪な地下室で輝くメロディーが乱反射しているのが痛快なライブでした。ラストの「お誕生日会」よかったな。あの「もっと知りたいと思うんだよ ちょっとあきらめることもあるけど!」って歌がとても好きだ。最後にシラフさんがスティールパンで「Happy Birthday To You」のフレーズをさりげなく奏でる所も。そうそう、11/23にワンコインシングルとして発売される「めくらまし!」はやばい。バンドのネクストレベルがしっかりと刻まれているので、必ず手にして聞いてみて欲しいです。純度の高い良質ポップスを維持したまま、いよいよJ-POPフィールドに殴り込みをかけれる楽曲です。演奏もむちゃくちゃかっこいい。シラフさんの鍵盤プレイは無茶エモい、黒い。MC.sirafuがザ・なつやすみバンドに在籍している凄味を改めて認識します。謎のステップを長時間踏みながら曲名紹介をしていたベース高木氏もかなりやばいわけですが(気が触れてしまった人みたいでした!)、ライブ後にお客さんが「ベースもかわいかったよねぇ」と言っていたので教えてあげました。そうしたら、「レイプされるんじゃないか心配で外歩けない!」ってワイワイしていて、ザ・なつやすみバンドはドープだなぁ、と思いました。



やぐらステージのキウイとパパイヤマンゴーズと画家は野外ならではの解放感溢れる楽しい演奏でよかった。特に画家はアッパーで煙たい感じが悪そうでいいですね。なんせあそこの母体は大学の中南米研究会(シャムキャッツのフロンマン夏目氏はここの会長だったらしいぞ)ですからね。画家には学生時代の友人が所属していて、しかも前方真ん中での堂々としたステージングでかっこいいなーと思いました。8年来の友達への義理と灼熱のサウナに戻りたくない、という理由でスカートを見逃してしまった。しかし、片想いのステージで華麗にステップを踏む澤部君が見られたので満足です。本当にぴょんぴょんしてた。その片想いは、サックスの遠藤さんが欠席で代わりにNRQの牧野さんがギターで参加。演奏がグッとシャープに。管が1本抜けたので、放射状に熱が凄い速やで飛んでいくいつものあの感じではなく、グルーヴがジワジワと熱を帯びていくような、渋いソウルファンクミュージック。NRQでは聞けないようなフレージングを弾きまくる牧野さんが新鮮でドキドキ。やっぱりギターヒーローでした。メタル界で言えばマイケル・シェンカーで、つまりは「神」でした。「踊る理由」でのお馴染の「モアサックスフォーン」、今回は「モアマキノー」に。貴重なものが観られました。




学祭終了後、天下一品に行ってもよかったのだけど、暖かい珈琲が飲みたくて練馬まで移動して喫茶アンデスへ。何回か書いている気がするけど、ここのナポリタンは絶品だから練馬に来たら是非食べて欲しい。駅の真ん前のビルの2階、広々とした店内。煙草臭いけれども、時が止まったような心地よさがあります。食べ終わったらマスターが2005年の『ビッグコミックオリジナル』を持ってきて、そこに掲載されていたあだち充の『冒険少年』7話「スケッチブック」

冒険少年 (ビッグコミックススペシャル)

冒険少年 (ビッグコミックススペシャル)

を見せてくれました。舞台はここ喫茶アンデス。店内も練馬の駅前も詳細に描写されています。あだち充先生は西武線沿いに住んでいるそうで、今までの作品にも練馬や富士見台の景色をそのまま背景に使っていたりするのを目にしてきたわけですが、ここまで全篇に渡って練馬が描かれている作品があるのは知らなかった。今までも何度か足を運んでいたのだけど、何で急にこれを見せてくれたのかな、と思ったら作中で主人公が座る席に座っていたからなのでした。粋だぜ、マスター。『タッチ』の南ちゃんの家が経営する「南風」のナポリタンのモデルもここ喫茶アンデスだとか。マスター曰く、あだち先生は今でも週に1回は店内に訪れるそうです。会いたいぜ。

*1:残念ながら、このパンチラインがこのエントリーのハイライトとなります