最近のこと(2012/11/01~)
11月になった。寒い。そして、それ以上に乾燥がひどい。超高性能の加湿器が欲しい毎日です。こだわりのある人に憧れる。大学のクラスメイトに「あたしコートはAPCしか着ないからさ」と颯爽に放つ人がいて、なんだかえらくかっこよく聞こえたものだった。あと、「俺、おにぎりはローソンのしか食べないからさ」というやつもいた。これはあまりかっこよくはないが、グッとはくる。あと「フレッシュネスバーガーではフィッシュバーガーしか頼まない」という女の子に出会ったこともあって、その言い切りはクールに思えた。「○○ならこれ!」みたいのがしっかり決まっているのはかっこいい。そのブレなさ。美学みたいなものが垣間見られるではないですか。私は常に色々な物にフラフラと手を出してしまう。歯ブラシとかシャンプーですらいつも違うものを買ってしまうし、コーヒーやお茶も新製品が出れば手を出してしまう。このままでは資本主義の犬だ。うーん、何かないだろうかと一生懸命探してみた所、ガムならクロレッツ、風邪薬はジキニン、サーティーワンならチョコミントアイス、これくらいでした。あまりクールさはない。
江古田にございます武蔵大学にて11/2〜4に開催される学園祭がイカしていた。やぐらステージに片想い、T.V.not January、画家、キウイとパパイヤ、マンゴーズの4組。片想いとT.V.not Januaryをチョイスするだけでも充分に凄いんですけど、そこに画家とキウイとパパイヤ、マンゴーズを組み合わせる所がなんかしっかりとイベントの独自性がる。すぐ近くの日大のプチロックに負けてられないぜ!という感じがいいですね。更にマルチスタジオ企画のライブではザ・なつやすみバンド、スカート、倉内太、俺はこんなもんじゃない、KETTLES、更にズボンズ。やぐらとは運営が別のようで、たまたまMC.sirafuさんはダブルブッキングだったようです。武蔵大学はアットホームというかみんな仲良さそうな所に好感が持てます。学際のパンフレットのスペシャルサンクス欄に「天一のおばちゃん」と書いてあった。泣ける。江古田店のババア(愛を込めてこう呼びましょう)は江古田のシンボルだ。なんつーかSly & The Family Stoneみたいなんだな、あのババアは。*1
ザ・なつやすみバンドは入場規制が発動していたらしい。サウナのような灼熱ギュウギュウの悪環境。熱気、湿気と暗い照明の中で聞くザ・なつやすみバンドはちょっとアダルティな雰囲気を醸し出していて新鮮でした。1曲目のvideotapemusic「ポリネシアン観光センター」のカバーが大変セクシーだった。ラストの「お誕生日会」がよかったな。あの「もっと知りたいと思うんだよ ちょっとあきらめることもあるけど!」って歌詞がとても好きだ。最後にシラフさんがスティールパンで「Happy Birthday To You」のフレーズをさりげなく奏でる所も。謎のステップを長時間踏みながら曲名紹介をするベース高木氏。気が触れてしまった人みたいでした!しかし、ライブ後にお客さんが「ベースもかわいかったよねぇ」と言っていたので教えてあげると、「レイプされるんじゃないか心配で外歩けない!」ってワイワイしていて、ザ・なつやすみバンドはドープだなぁ、と思いました。
やぐらステージのキウイとパパイヤマンゴーズと画家は野外ならではの解放感溢れる楽しい演奏でよかった。特に画家はアッパーで煙たい感じが悪そうでいいですね。なんせあそこの母体は大学の中南米研究会(シャムキャッツのフロンマン夏目氏はここの会長だったらしいぞ)だ。画家には学生時代の友人が所属していて、しかも前方真ん中での堂々としたステージングでかっこいいなーと思いました。8年来の友達への義理と、灼熱のサウナに戻りたくないという理由でスカートを見逃してしまった。しかし、片想いのステージで華麗にステップを踏む澤部君が見られたので満足です。本当にぴょんぴょんしていた。その片想いは、サックスの遠藤さんが欠席で代わりにNRQの牧野さんがギターで参加。演奏がグッとシャープに。管が1本抜けたので、放射状に熱が凄い速やで飛んでいくいつものあの感じではなく、グルーヴがジワジワと熱を帯びていくような、渋いソウルファンクミュージックだった。NRQでは聞けないようなフレージングを弾きまくる牧野さんが新鮮でドキドキ。ギターヒーローだ。メタル界で言えばマイケル・シェンカーで、つまりは神である「踊る理由」でのお馴染の「モアサックスフォーン」が今回かぎりの「モアマキノー」に。貴重なものが観られました。
学祭終了後、天下一品に行ってもよかったのだけど、暖かい珈琲が飲みたくて練馬まで移動して喫茶アンデスへ。何回か書いている気がするけど、ここのナポリタンは絶品だから練馬に来たら是非食べて欲しい。駅の真ん前のビルの2階、広々とした店内。煙草臭いけれども、時が止まったような心地よさがあります。食べ終わったらマスターが2005年の『ビッグコミックオリジナル』を持ってきて、そこに掲載されていたあだち充の『冒険少年』7話「スケッチブック」
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