青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

岡村ちゃんとかまってちゃん

岡村靖幸神聖かまってちゃん「ちゃんちゃん2マンライブ」を新木場スタジオコーストで観てきた。岡村ちゃんを生で観るのは初めて。復活後の評判がとにかく凄まじくて物凄い期待を寄せていたのだけど、そこまでのれなかったのが正直な所。映像でだけど僕がずっと観てきた岡村ちゃんのライブのこういうのだから。

20年以上前の、しかも1番脂が乗っていた頃のパフォーマンスと比べるのは酷だけども、今の岡村ちゃん手の動きはキレキレだけど下半身があまり動いてなくて凄い重力を感じてしまったなぁ。「カルアミルク」と「あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう」とか声出てなかったなぁ。けど、やっぱりおもしろいですよね。唯一無二。サウンドの腰に来るバキバキ具合もかっこよかった。

東京ベイべ、なんかヤバい事や地震が起きたらどうするんだよ、俺に何が言えるんだよ?(中略)そんなだったらさ、たくさんイチャイチャしたい!

もよかったし、

本当のデンジャラスロマンスは自分たち次第なんだよ、わかってんでしょ?具体的に説明すると・・・

と言ってなんとも言えない中途半端なダンスを披露するのを台詞を含めて2回やったのが意味わかんなくて非常に笑えました。やっぱり岡村ちゃんダイスキ!あー後、「ステップUP」「友人のふり」「真夜中のサイクリング」(最近は断トツでこれが好き)が聞きたかったな。







まぁ、しかしこの日は神聖かまってちゃんだった。最近何本か観たライブが全くよくなかったので斜めに見ていたらブッ飛ばされた。とにかくあんなにご機嫌な、の子を観た事がない。本当にこのバンドは彼の精神ライブ次第なんだな。初披露という、これぞオルタナティブポップチューンな名曲「2年」くらいから一気に引きこまれた。過剰だったり、ルーズだったりする演奏も素晴らしい「自分らしく」「いかれたNEET」、そして圧巻は「ぺんてる」の演奏。更に間に挟まれた即興の語り。

僕は大人になりました。今も現在進行形で大人になってしまっているのです。だけど、俺は、あのときこの曲を作った頃の俺を思い出すために(この曲を演奏する。そうすると)あのときに帰れる気がするのです

これにはすっかり感動してしまった。だって、甲本ヒロト

あの日の僕のレコードプレーヤーは 少しだけいばって こう言ったんだ
いつでもどんな時でもスイッチを入れろよ
そん時は必ずおまえ 14才にしてやるぜ

へのアンサーじゃんか。ポップミュージックにはこういう時の流れの一方通行な不可逆性に抗う力を持っているのだ。そう考えると46歳岡村ちゃんのあの滑稽なダンスも抵抗であって、やっぱり強力なポップミュージックなんだなぁ。