青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2011/11/25~)

1週間が早過ぎて眩暈がする。そして、寒くなった。とうとう炬燵もコートも出してしまった。グラコロバーガーを今シーズンすでに2個食べた。昔は苦手だったのですが、中学の頃、友人のオカンがグラコロの大ファンでこの時期になると「ねぇ、今日の晩御飯はグラコロでいいわよね?」と頻繁に食卓に並ぶ、という話を聞いてからファンなのである。金曜日は家に帰って、録画を消化する。泥の97年デビュー組に向けた元カリカ林の手紙に号泣。『11人もいる!』はやはり色々なものを全部肯定していこうとしている。『怒り新党』はおもしろいのだけど、リニューアル後の1時間という枠は長すぎる。30分でいい。『ピカルの定理』を観続けるのがだんだんしんどくなってきた。前野健太がジャックスカードに提供した「夢なんて」のMVに内田慈が出演している。内田慈は大女優である。小沢健二が11/29の夜10時からUST生放送するそうな。これは楽しみである。しかし、この日はピットインに渋谷毅オーケストラの演奏を聞きに行きたい。



土曜日は暇だったので、自転車に乗った。中央線沿いを走って古本屋や中古レコード屋などを覗く。中野のディスクユニオンくるり『もしもし』と自主カセットテープ『くるりの一回転』が置いてあるのを見つけて興奮する。2万円と3万円。欲しい人にとっては意外と安いのでは。タコシェで『DIORAMA』を、円盤で『週刊オオハシ』のバックナンバーとジョンのサンのCD-Rを2枚購入。『週刊オオハシ』に収録されていた「伴くん」という話が素晴らしくて気持ちよくなる。ジョンのサンに今さらながら虜だ

過去の自主CD-Rを慌てて円盤で購入した。ジョンのサンの事を考えてばかりの毎日です。なんでこんなにPOPなのか。夜は桜台POOLにてmmmとNRQのライブを見る。桜台POOLは以前も書いたけど、地下の秘密基地みたいでワクワクする。なんたってロボまでいますからね。mmmのバンド編成は初めて見ましたが、とても素晴らしかった。声が活きています。そして何と言っても、このバンドがかっこいい。マルチプレイヤ―MC.sirafuが様々な音色で彩りを添えて、mmmの声を引き立てる。そして、存在感ありすぎのドラマ―下田温泉。失礼ながら存じ上げていなかったので、「このかっこいいおっさんは誰・・・」と驚いていたら、シラフさんが「インディーズ時代のゆらゆら帝国で叩いていた人だよ」と教えてくれた。『Are You Ra?』とかの頃。Mmmの「ケンちゃん」は名曲だ。

NRQ+MC.sirafuもかっこよかった。牧野さんのギターを引き立たせるスティールパン。いや、ほんとシラフさんは凄いです。参加すれば必ず何か残していく。家に帰って『マルさまぁ〜ず』のDVD1巻を観た。

マルさまぁ~ず Vol.1 [DVD]

マルさまぁ~ず Vol.1 [DVD]

あまりのおもしろさに深夜に大声を出して笑ってしまった。アンタッチャブル山崎の仰向けコカコーラ一気飲み加湿器方式、にやられた。



日曜日。マンガ喫茶かわぐちかいじ『僕はビートルズ』を7冊一気読みした。

僕はビートルズ(1) (モーニング KC)

僕はビートルズ(1) (モーニング KC)

おもしろいではないか。評論家の方が「ビートルズの楽曲を先にレコーディングしたからと言って、ビートルズにはなれない。芸術の窃盗にはどんな正当化もできない。これはビートルズや芸術への冒涜だ」と大批判していましたが、まさにそこの作品の窃盗をしたからと言ってビートルズになれるわけではない事に激しく葛藤する作品なのに、一体何を言っているのかと呆れた。めちゃイケにクレームをいれるPTAかよ。上野顕太郎さよならもいわずに』も読んだ。
さよならもいわずに (ビームコミックス)

さよならもいわずに (ビームコミックス)

重そうなので長らく敬遠していたのですが、噂にたがわぬ傑作。愛する人を失った悲しみ、って普遍的なものだと思うんですけど、それを漫画という表現で決着をつけるぞ、という作者の気概、魂の軋みに胸打たれました。漫画でなければなしえない、鎮魂だ。