青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/04/1〜)

珍しく仕事が忙しくて疲れが抜けない。帰ったらわりとすぐ寝るようにしているんですけど、寝つきが悪い。どうでもいいけど蒸気でアイマスクってもう少しだけ目へのフィット感が欲しい。そんな中、清涼剤となったのが『HUNTER×HUNTER』30巻

HUNTER X HUNTER30 (ジャンプコミックス)

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のおもしろさと、私立恵比寿中学仮契約のシンデレラ」PV24時間限定公開でした。「キメラ蟻編」凄かった。選挙編も無茶苦茶おもしろそう。エビ中MXテレビで深夜に冠番組が開始。MXというのは昔の都内でいうと9チャンネルだろうか。中学生の頃、夕方に放送していた9チャンネルの音楽番組好きだった。売れる前の平井堅などがパーソナリティをしていた。水曜日担当のPOPくんが好きだった。WINOとかがゲストに出るマニアックな番組でした。今どきの若い子はWINOとか知っているのかしら。別に知らなくてもいいと思うけど。

女優として羽ばたく前の満島ひかりがパーソナリティをやっていた番組もMXだったろうか。



口ロロの『マンパワー』がなかなかよいのだけど、どうしてもマンパワーというと2005年に発売されたモーニング娘。の25枚のシングル「THE マンパワー!!!」に想いを馳せてしまう

ジャーマンテクノ(?)でものごっつい!これが楽天イーグルスの公式応援ソングだったのだから驚く。爽やかな青春ポップチューンを期待していたであろう楽天側の気持ちを想うと泣けます。ちなみにこの年楽天は、エース岩隈がまさかの15敗、5位に25ゲーム差をつけられてのぶっちぎりの最下位でした。ものごっつい!野球といいますと、今年も我がヤクルトスワローズはオープン戦優勝に、開幕巨人戦を2勝1敗で終えると、なかなかの好調。石川の史上初という開幕ノーヒットノーランのかかった投球は会社でyahoo1球速報にて固唾を飲んで見守りました。結果は残念でしたが、ナイスピッチング。そういえば嵐が来ましたね。台風と嵐の違いって何なんだろうか。調べてみたところは、台風は自然災害で、嵐はかわいい男の子5人組とのことでした。


渋谷o-nestにてceroのライブを見る。身体がヘトヘトで眠すぎて来た事を後悔し出していたのだけど、演奏が始まるやいなやそんな思いはすぐに吹き飛ぶ。ライブを見るのはクリスマスのワンマンライブ以来、全国各地を回っていたようなので、いいライブするんだろなーと思っていたのだけど、本当にいいライブをかましてくれるからうれしくなってしまう。ライブ後高城さんが「色々あるけど毎日楽しく生きていいきましょー」と軽い感じで言っていたのだけど、こういう音楽をやっている人がいると説得力あるよなぁ。生活と地続きのトリップ感にすっかり気持ちよくなってしまって、毎日つまんねー!と、くさくさしていたのが、毎日楽しく!に軌道修正できました。



クリスマスのワンマンライブのタイトルであり、来場者特典CD-Rにも収録されていた(こちらは元ドラムの柳さんのラップバージョン)「Contemporary Tokyo Cruise」が東京初披露。これがもうバッチリで、次のアルバムのタイトル曲なんじゃないかしら、という感じです。この曲があって「さん!」(あのシンセフレーズが鳴っている間だけは無敵になれる気がする)があるだけでもう超最高。しかも、「大航海時代」「船上パーティー」「クラウドナイン」「マウンテンマウンテン」あたりが入ると考えるともうワクワクが止まりません。「目覚めてすぐ」「スマイル」「ディアハンター」なんかも改めて音源化して欲しいなぁ。そういえば、この日はMC.sitafu参加のceroでこれまた更に久しぶりだった。片想いのアナログシングル『踊る理由』が売れ行き好調でもうほとんど店舗では手に入らない、との事で追加プレスを少しだけするとの発表が。シラフさんが「10枚くらい追加しまーす」と呟くと、「パン屋さんみたいだな」とつっこむ高城さん。



ハワード・ホークスの『暗黒街の顔役』がとてもおもしろかった。

暗黒街の顔役 [DVD]

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北野武の『アウトレイジ』の雛型はこれだったのか、という。殺しのレパートリー。ボーリングを投げてピンが倒れると撃たれて死ぬ、なんてのはやりたかったでしょうね。『アウトレイジ2』でやったりしないだろうか。武がフェリーニでなくホークスを志向していったら面白いな。そういえば、4/12発売の『クイックジャパン』が101号からリニューアルする。編集長変更以降の『クイックジャパン』は向井理やら仲里依沙を表紙特集に迎えるなど完全なるカルチャー敗北宣言の様相だったのだけど(売上は伸びていたそう)、「For Your Next Action」の名のもと、生まれ変わるそうだ。昨年末に編集部の方と会ってお話しする機会があって、その際「どうせ消えるならやりたい事やって消えたい」とおっしゃっていました。かっこいい。一気に!というのは難しいのだろうけど本当に載せたいものをガシガシ載せていくようです。「本当はスカートを表紙にしたりしたいんですよ!」って言っていました。片想い、DIORAMA、藤田貴大(マームとジプシー)なんて面子も掲載されるらしい。片想いはカラーグラビアもあるそうですよ。高校生の頃にバックナンバーを古本屋巡って全部集めたこの雑誌が私の思想地図に大いに影響を与えたのは間違いありません。その雑誌の復活の狼煙が素直にうれしい。



金曜日。帰宅後、録画していた『アメトーーク』と『めちゃイケ』を消化。「女の子苦手芸人」はタイトル負けしない名作だった。オードリー若林の、キャラクター設定しないと女の子と話せないので、合コンには「日ハムが大好き」という設定で向かっていた、というのが秀逸だった。ケンコバの「僕は部屋で丸まりましたからね」も本年度MVPだ。めちゃイケ3時間スペシャル、15年ぶりに岡村探検隊が復活。ちょうどその15年前の最後に放送された岡村探検隊ビックフット編(和田アキ子)が私の初めて見た「めちゃイケ」だったので感涙。オードリーのANNにナイナイ岡村乱入回を聞きながら眠る。オードリーが高揚している感じが伝わってきた。



先月末から溜まっていた疲れを癒そうと目覚ましをかけずに寝たら14時間眠ってしまった。土曜日が溶けた。とりあえず自転車で中野通りの桜のアーチを観に行く。この日は陽が出ていなくて寒かった。中野でディスクユニオンレコミンツを眺める。なんとレコミンツが店舗規模縮小するようで、とうとう1フロアでの営業となるようだ。かつては3フロアだった所を1フロアでJ-POP、J-INDEI、ROCK・POPS、SOUL、HIPHOP、JAZZ、HR/HM、CLUB・HOUSE、CLASSIC等がギリギリの在庫でギュウギュウに詰まっている。今まであった在庫はどこへ?と思ったらかつて使用していたフロアで30%OFFセールが行われていた。これは切ない。セール会場では何故かゆーきゃんが流れていてこれまた切なかった。レコミンツは中学生の頃からとてもお世話になった。KAMELOT『Karma』、DARK MOOR『THE HALL OF THE OLDEN DREAMS』といったメタルの名盤は全部ここで買った。

Karma

Karma

Hall of the Olden Dreams

Hall of the Olden Dreams

中野は再開発が進んで広い道ができてキャンパスや病院が新しくできていた。中野が変わっていく。荻窪まで移動して、春木屋で中華そばを食べた。チャーシュー麵1300円とかまじで高い。そして、荻窪ベルベットサンにてoono yuukiのライブを見る。MC.sirafuにmmmにAlfred Beach Sandalなどを含む大所帯バンドで、とにかくエネルギッシュだった。ベルベットサンは青梅街道沿いにあって車の光がちょいちょい店内に差し込むのだけど、あの演奏を体感していたら、お店の屋根も壁も吹き飛んで、演奏陣を乗せた床がそのまま青梅街道を走っていってしまうような、そんなイメージを抱きました。夜、ダチョウ倶楽部出川哲郎『リアクションの殿堂』のDVDを見る。
リアクションの殿堂 [DVD]

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リアクションの殿堂 ~遺作~ [DVD]

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腹抱えて笑いました。地上波でおよそ放送できないであろう浣腸陸上、浣腸プロレスというあまりに最低な企画が最高。



日曜日。先月行ったばかりの農家の台所に再び赴き野菜を喰らいまくる。この身体にいい感じはちょっと病みつきになります。キャベツとマッシュルームとカブと菜の花が美味しかった。そして、阿佐ヶ谷住宅地〜善福寺川沿いでプチ花見。セブンイレブンの和菓子のクオリティの高さにうなる。その後、漫画喫茶で手塚治虫の『鉄腕アトム』の別巻(1)を読む。

鉄腕アトム別巻(1) (手塚治虫漫画全集)

鉄腕アトム別巻(1) (手塚治虫漫画全集)

こちらにはアトムの亜流作品が収録されている。中でも面白いのは、今度こそ完璧な人間アトムを作れ、という政府の指令の元、人間らしさを強化したアトム2世を制作するも、原子爆弾を分解して諸外国に売りつけ、性欲が強すぎるあまり、のお金で100人の女を囲い隠遁してしまうという「アトム2世」。オチは「よっ!性戯の味方!」だ。1番の目玉は「アトムの最後」であろう。手塚本人も「いつ読み返しても陰惨でいや〜な気持ちになる」と記している、強烈な虚無感に満ちた悲劇作。更に志村貴子放浪息子』を12巻一気読み。
放浪息子 (1) (BEAM COMIX)

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あまりに面白くて素晴らしいので購入も考えています。あきれるほどに細部が豊かだ。シークエンスの繋ぎの省略がカッコよすぎて痺れる。とにかくこの世界観に入り込んでしまって、自分がこの世界の住人でない事にショックを受けた。