青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2016/11/03~)

寒い。寒い時のつぶやきコレクション「寒ぃ・ソーサ」「寒シング・エルス」「寒ぃ・ヘイガ―」「寒ゅえる・L・ジャクソン」「モ―寒・トーンベンダー」「ゴッ寒・シティ」あたりが好き。他にいいのあったらください。「寒・スミス」とか「寒・クック」とか、寒をSamだけで処理してしまうと、いまいちなんだよな。しかし、サミー・ソーサ(コルクバットHRアーティスト)とサミー・ヘイガ―(元Van Halen)なんて若い子はもう知らない気がする。



先週の木曜日は「文化の日」で仕事が休みだった。カルチャー最高じゃないか。いつもより早起きして、近所のワッフル屋でモーニングとしゃれこむ。なんて休日でしょう。しかし、このワッフルの美味くないこと!何事も万事快調とはいかないみたいです。しっかし、紅茶のポットが冷めないようにキルティング素材とかのカバーをかける文化ってかわいすぎますよね。名称はティーコージ―っていうらしくて、これはモノマネ芸人みたいでいまいちかわいくない。紅茶を飲み干し、少し散歩してから帰宅した。11月の青空はとても感度が高いと思う。洗濯や掃除を済ませて、自転車で豊島園に出掛けて、「八」でインドカレーを食べた。
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チキン、マトンキ―マ、豆の3種のカレーを混ぜて食べるのだけど、スパイスの豊潤な味わいのミックスにノックダウン。うめー。「庭の湯」でのんびりしようかと思ったのだけど、あんまり時間がなかったので、「さやの湯処」へ移動。何故ならば「庭の湯」は2000円、「さやの湯処」は800円なのである。施設に大差はないのだけど、「庭の湯」は実に強気だ。プール利用なしの料金も設定して欲しい。この季節のサウナ→水風呂→外気浴は、ピリッと冷えて毛穴がキュッと締まる。それを温泉に浸かって再び開かせるのがもうサイコー。ととのっちゃう。まだ明るい内から、温泉に浸かるというのは真の贅沢だ。サウナのテレビでは『ミヤネ屋』が流れていて、隣の国の政治スキャンダルを嬉々として伝えていた。宮根の人の話を全然聞かない感じも含め、心底気持ち悪い番組だと思った。でも、サウナと水風呂は気持ちいい。湯上りに向かいのイオンスタイルに入ってみると、バイオリニストが『ドラえもん』のオープニング曲を優雅に弾き、子ども達を魅了していた。シャラララ、ってやつ。サウナでととのい過ぎて、無性にお腹がすいてしまったので、ほど近い「吉祥軒」という中華屋へ。いかにも”街中華”と呼ばれるような気さくな出で立ちだが、とてつもなく美味い炒めモノを出す名店なのだ。
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油の扱い方が洗練され尽くしている。この店の胡麻油とラー油をゴクゴクと飲み干して暮らしたいですね、わたしは。ちなみに炒飯(海老炒飯が1番人気!)や四川麻婆豆腐なんかもべらぼうに美味い。
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多分、マイキングオブ炒飯。私はわりと近所なので気にならないが、アクセスは非常に悪い。しかし、絶対に足を伸ばす価値あり中華ですよ。食事を済ませ、自転車で中野に移動。なかの芸能小劇場湘南デストラーデのライブ『湘南ベスト』を観ました。あー楽しかった。湘南デストラーデの漫才は最高。キャッチーでクレバーな上質。ゲストでMCを担当したマツモトクラブとギフト矢野の2人も凄くいいヴァイブスを出していました。ギフト矢野の舘ひろし「泣かないで」使いは最高。
youtu.be
くっそアーバン。「泣かないで」の7インチアナログ探さねば。早起きすると1日が長い。いい休日だった。



金曜日。1日だけだしがんばろう!と思うべきどころだが、やる気が出きらず、ダラダラと残業してしまった。帰宅して、無限ピーマンや牛肉の炒め物などを食べて、お風呂で阿部和重シンセミア』を読破した。

シンセミア〈4〉 (朝日文庫)

シンセミア〈4〉 (朝日文庫)

洪水が起きてからの面白さときたら。この本のページを捲っていく興奮は他に何にも例えがたい。
グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

『グランドフィナーレ』に収録されている短編などを読んでみても、この時期の阿部和重はひたすらに「見つめること」「見られること」、そしてその不確かさについて執拗にペンを走らせている。それでいて『シンセミア』はタランティーノだし、スフィアン・スティーブンスだし、怪書である。むっちゃ下世話な事ばかり歌うcero、みたいなバンドがもしも現れたら、ぜひとも『シンセミア』を1枚のアルバムとして録音して欲しい。近藤聡乃『A子さんの恋人』と『ニューヨークで考え中』を読み直して、熱が上がったので、『不思議というには地味な話』というイラストつきエッセイも買って読んでいる。おもしろい。
不思議というには地味な話

不思議というには地味な話

『いつものはなし』とか『はこにわ虫』とか初期の作品を読んでみたい。重版してくれー。Wikipediaを読んでみたら、東洋英和の出身(しかもテレ朝の大木アナと同級生!)と聞いて少しときめいた。同じ港区にある男子校に通っていたのですが、たまに電車で見かける東洋英和のお嬢様達はまさに高嶺の花、憧れの存在でした。読書の秋にかこつけて、立原道造の詩集と稲垣足穂一千一秒物語』なんかもペラペラとめくったりなんかして、明かりをつけたままベッドに俯いて寝てしまった。
立原道造詩集 (ハルキ文庫)

立原道造詩集 (ハルキ文庫)

一千一秒物語 (新潮文庫)

一千一秒物語 (新潮文庫)




土曜日。天気よし。昼前に神宮球場へ。神宮奉納試合、ヤクルトスワローズVS東京六大学選抜を楽しむ。六大学の先発ピッチャーは今年ヤクルトに2位指名された明治大学の星。山田や西浦から三振を奪う好投。140キロ後半の直球を強気に投げ込むスタイルは今のヤクルトに欠けたピース。期待大であります。他にも中日のドラフト1位投手である柳(明治)も拝めた。1イニングだったので何とも言えないが、雰囲気のあるピッチャーだった。広島のドラフト1位の加藤(慶応)は足腰が強靭なのに、手投げの感じを見受けた。ヤクルトの若武者である渡邊、奥村が見事に捉え、長打を連発。1番テンションが上がったのはここかも。廣岡と渡邊といった若手野手の成長が本当に楽しみだ。しかし、投手・・・石山、杉浦、原あたりがどうにかなってくれないと優勝なんて夢のまた夢だなぁ。10年前に開催された際は、3対2でヤクルトの辛勝という事だったので、ロースコアの試合を予想していたが、蓋を開けてみたら12対1でヤクルトが六大学にプロの壁を見せつける結果に。ヤクルト大引がスリーランを打ったのだが、なんと彼は10年前に六大学側(法政)の選手としてヤクルトからホームランを放っている。10年越の2試合連続ホームランだ。凄いぜ。11月の野外なので、毛布や水筒など防寒対策を練ってきたのだが、汗ばむほどの陽気で安心でした。夜に近所のシネコンで『ぼくのおじさん』を観た。
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期待していたわりにいまいちで残念だった。『ゴッドタン』の小池VS黒沢がおもしろかった。黒沢さんの病は全貌が見えなくて痺れる。あの人だけは巷にあ触れる”なんちゃって”コミュ障じゃない。ロロの「いつ高」シリーズがYouTubeにて限定公開されていたので、観まくっている。やっぱり超好き。



日曜日。渋谷でリチャード・リンクレイタ―の新作『エブリバディ・ウォンツ・サム!』を観る。
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あーおもしろい!登場人物のあまりのリア充っぷりに反発を抱く人も多いようだけども、あそこまで”もってる”人達ばかり出てきて、嫌味ったらしくなく、カラッとしているのは凄い。こういうのを邦画でやったら、本当に観てられないものになるだろう。終盤でスポーツ奨学生のプレッシャーへの吐露みたいなものが始まり、叫び合い出すに違いない。六本木へ移動して、ひらのりょう『ファンタスティックワールド』刊行記念イベントへ。ロロのミュージカル『ひらひらの』で描かれた青春に涙。
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ロロメンバーがバッと揃うと凄くかっこいい。板橋駿谷さんの歌声好きだ。篠崎大悟さんと駿谷さんの関係性って実際にあんな感じなんだろうか。だとしたら、死ぬほどグッと来てしまうじゃないか。そして、江本祐介のメロディメイカ―としての才能。ほとばしってる。トラックもよかった。「朝日を見に行こうよ」のイントロのシンセをループさせてキックかぶせたトラック、ずっと聞いていたいです。ひらのりょうさんもかわいらしかった。私はついこないだまでEMCのCさんがひらのりょうだと気付いておりませんでした。次の七尾旅人のライブのセッティングで30分待ち、と聞いて帰る。「5分前に来てくれ」という事前にアナウンスしておいて、寒空で開場20分待たされたり、サイトだのアプリだの色々登録させておいて取得された整理番号順なのに「どこまで呼んだかわからなくなっちゃったので、後はもう自由で」とかの平気でのたまうスタッフの感じに少し苛立ってしまった。そんな事で怒らなくても、と今なら思えるが、当日は寒さで情緒がいかれていたようです。西友で小さめのパックのお寿司買って帰る。乃木坂のライブDVDを観ながら食べた。松本人志が、乃木坂46橋本奈々未さんの卒業理由が弟の学費納入完了という報道に「美談すぎて嘘なんじゃないかと思う」というようなことを発言したらしい。松本人志とかさまぁ~ずの三村を観ていると、歳を重ねていくというのが本当に怖くなりませんか。あんなに面白かった人ですらこうなのだ。



月曜日。散髪した。『キングちゃん』が安定して面白い。都丸紗也華さん、好きだ。マンスリーと言わず、レギュラーアシスタントにして欲しい。全部いいけど、やっぱり名前がキャッチーなのってタレントとして強い気がする。トマルちゃん、って凄く言いたくなる。『NOGIBINGO』の生駒にグッときた。過度期だったルックスの停滞も抜け始めている。1回アンダ―でセンターやってぶちかまして欲しい。火曜日。『M-1グランプリ』の準々決勝でランジャタイと湘南でストラーデが脱落。残念だ。Aマッソと錦鯉に頑張って欲しいです。モグライダーヤーレンズインデペンデンスデイ、Drハインリッヒが3回戦落ちしたのが未だに解せない。動画も観たけど、すっごいおもしろかった。噂のまんじゅう大帝国もやっぱりすっごい好きでした。たった1つの漫才で大ファンになった。象さんのポッドを、大田光もしくは大泉洋おぎやはぎ矢作がやっている、と簡単にレジュメできてしまうわけだけど、なんというかあまりに正しい川の流れみたいなものが見える。耳心地が本当によくて何度も繰り返し聞いてしまった。チャイムの「ピンポーン」で全問正解の流れ、「矢作くーん、矢作くーん、矢作くーーん」から「3人の小木がいると思った?」っていうおぎおやはぎのコントのくだりを思い出した。ライブでたくさん観たいな。そして、ドリーマーズが解散。すっごく悲しい。ドリーマーズはむっちゃくちゃ面白い漫才師だった。もうほんとそれだけはいつか化石になるであろうインターネットに書き残しておきたいっす。



水曜日。寒波が吹き荒れる。コートを厚手のものに変えなくては、と思った。アメリカ大統領選挙でトランプが勝利して驚いた。仕事帰りに「タイムズスパレスタ」のショートタイムを決めた。ちょうどロウリュウの時間に間に合ったので得した気分。水風呂が15℃まで下がっていてキンキンでした。乃木坂46のニューシングル「サヨナラの意味」がバカ売れしている気配。

サヨナラの意味(Type-A)(DVD付)

サヨナラの意味(Type-A)(DVD付)

発売日にタワレコ行っても、ほぼ売り切れでした。このシングル、表題曲は杉山勝彦ワークで、まぁ悪くない、という感じなのですが、何と言っても橋本奈々未さんのソロ楽曲「ないものねだり」である。橋本奈々未の声の良さが堪能できるニューミュージック調の名曲だ。歌詞の響きがすっごく良くて、なんだかんだ言って、秋元康は凄腕だ。堀ちゃんの逃げ恥ダンス観たら、あまりにかわいくて卒倒した。