青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

北海道新幹線広告 サンドウィッチマンの”2人”

東京メトロの広告大好きだった。”だった”と過去形になってしまっている。いや、今年度の12月版なんかも凄くいい、ハッとするような堀北なのだけど、彼女の視線の向こうにあるスダレ前髪も一緒に浮かんできてしまう。毎日を堀北で爽やかに通り過ぎていく日々はもう戻らないのだ。東京という巨大で孤独な都市を、メトロの堀北を目印に歩いてきたようなところがあるので、これから一体何を目印に、このコンクリートジャングルを彷徨えばいいというのか。そんな貴方に朗報です。
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画像にありますように、この度2016年3月の開通が決定したJR北海道新幹線の広告ポスターがいい。とてつもなくいい。エメラルドグリーンとパープルのパステルカラーのコートをサンドウィッチマンに着せる感性がまず素晴らしい。この難しい色を見事に着こなす2人も素敵だ。『エンタの神様』でこのコンビを初めて観た時は、なんて画面の汚いコンビなのだろう、と驚いたものだが、すっかりポピュラリティを獲得したルックスに変容している。エメラルドグリーンとパープルというのは北海道新幹線の車体のカラーリング。北海道新幹線はまず東北と北海道を繋ぐと言う事で、東北代表の有名人の筆頭に昇り詰めたサンドウィッチマンがその色を身に落し込んでいるわけだ。「ガタイといい、着こなしのカラーリングセンスといいそっちの方面に媚びているようにしか見えない」とか「いや、不思議と熟年夫婦にも見える」だとか色々と意見はあるでしょうが、それはまぁ置いておきましょう。もう写真がどれも凄くいいじゃないですか。
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それなりの苦労を伴った人生を送ってきました、という風体の男2人の旅情。何と言うか、サンドウィッチマンが”2人”である瞬間の捉え方が、「あぁ人生というのは孤独なものじゃないのかもしれない」と束の間でも想わせてくれる。とかく恋愛さえも困難になってきた病んだ現代においてはなおさらでは。それくらいに強い作品なんじゃないかと思っています。JRが走っていない駅にも貼って欲しい。案外、人身事故が減ったりするのでは、なんて考えたりもするのです。