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青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2016/02/10~)

最近のこと。暖かくなってきている。花粉症もしっかり始まってきていて、億劫だ。2週間分くらい書いていないのだけど、記憶も薄れているので、先週の10日の水曜日くらいからなんとか思い出していきたい。翌日が祝日だったので、少し浮かれて会社を飛び出すも、電車が止まっていた。運転再開の見込みがまだ先のようだったのでいつもと違う電車を乗り継ぎ、数駅分歩いて帰った。風がとてつもなく冷たかったけども、岡村靖幸『家庭教師』『幸福』をじっくり聞けたので、心はホットである。ダンス、チャンス、ロマンス。それにいつもは通らない道を歩いたので、近所に新しくファミリーマートがオープンしていた事にも気付けました。ファミマには全然、思い入れはないけど。サブウェイのサンドウィッチを食べて、シネコンで『さらばあぶない刑事』を観る。
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この作品、控え目に言っても最高である。青みがかった柴田恭平がセクシーにステップを刻み、横浜の夜景の俯瞰のショットに移りOPが流れるというはじまりの一連で、「やばっ」と涙腺が緩んだ。今の私には柴田恭兵「RUNNING SHOT」さえあればいい。
youtu.be
クライマックスのあの貨物倉庫のシーン、ヤバ過ぎる。こんなにも有無を言わせぬパワフルさがある邦画を2016年に観る事が出来てうれしい。タカ派かユージ派か、ずっと考えてしまったが、とてもじゃないが決めかねる。仲村トオルも最高です。



木曜日は建国記念日。眠りほうけずに早起きして出掛け、11時には渋谷に到着。イメージフォーラムで念願の濱口竜介『ハッピーアワー』鑑賞に挑戦したのだ。この映画を観るのに、約6時間は必要なわけで土日の休みが1本の映画で潰れてしまう事にどうしても躊躇してしまい、結局越年してしまった。この日のような平日にポンと送り込まれた休日というのは、いわばボーナスステージみたいなものなので、ついに踏ん切りがついたわけです。何度も書いている気がするが、未だにイメージフォーラムユーロスペースが頭の中でごっちゃになっていて混乱する。『ハッピーアワー』はいかにもユーロスペースで上映していそうな作品なのでさらにややこしいではないか。間違えてユーロスペースなどに行ってしまうと、イメージフォーラムは渋谷という街の中でも端と端のようなものなのである。チケット確保後、近くの「もうやんカレー」でお昼ご飯。昼時は有無を言わさずバイキング形式、と知らなかったので、入るやいなや店員にお皿を渡され慌ててしまった。もうやんカレーやチキンにサラダを食べ放題で1000円ポッキリというのは圧倒的にお得でありました。貧乏性なので、バイキングだとどうしても食べ過ぎてしまって、腹痛に悩まされながらの6時間の映画鑑賞スタートとなる。
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さてさて、『ハッピーアワー』ですが、これが実に刺激的で特別な体験。鑑賞後もずっと身体にあの作品が残っている事がはっきりと感じられた。とてもじゃないけども感想は書けそうにないので諦め、ネットでレビューを漁ってみたのだけど、読みたいテキストは見つからなかった。誰もあの映画を真に語り得ていないのではないかという気もする。ときに、余談中の余談ですが、主人公の1人桜子さんが乃木坂46西野七瀬さんに見えてしかたないではりませんか。喋り方やイントネーション、美人なのだけど器用じゃなさそうな所が似ている。あと、フミさんは松たか子だ。長時間なので三部編成に分かれていて休憩が入るのだけど、その都度に劇場を退出し、整理番号順に改めて席を取りなおすというシステムが実に億劫でした。整理番号順だから結局座る席はほとんどの人が席を変えない(変えられない)のに。



金曜日。仕事後、霞ヶ関駅内のドトールでミラノサンドAセットにて軽く夕食を済まし、六本木へ。新世界で三浦直之×山本直樹『この町にはあまり行くところがない』を観た。1番後ろの席だったので、舞台上が良く見えなくて、何が行われていたのか把握しづらかったので、どうとも言えないのだけど、三浦直之性のエロスを語ろうとすると、海とか母に辿り着くのがとても真摯に感じた。やっぱり三浦直之はどこか岡村ちゃん的だな、と思った。大場みなみさん、エロかったです。生足にニューバランスな所とか。帰宅して『いろはに千鳥』と『アメトーーク』を観ながら、明日からの旅行の荷づくりをする。ときに、旅行には新しく買ったお気に入りの服で行きたい、と思うのが当然!と思っていたのですが、学生時代の友人に「旅先で汚れるのが嫌だからどうでもいい服を着て行く」と言うやつがいて、考え方は人それぞれだな、と感じた事を思い出す。



土曜から月曜までの下関旅行に関しては別エントリーに譲ります。ここにはあそこに書かなかったどうでもいい話を書き散らそう。午前8時発の飛行機にしたらなんやかんやで5時前に起きなくていけなくなってしまった。空港には出発の1時間以上前に到着するべし、という風潮は実に傲慢だ。高い値段をとるわけだし、家まで迎えに来てくれたっていい。乗客1人1人の為に着陸しては時間がかかって仕方ないので、飛んだまま機体から梯子などを垂らしてくれれば、一生懸命インポッシンブルする事でしょう。浜松町から羽田に向かうモノレールからの見える風景を観ると、飽きる事なく「黒沢清みたい」「押井守みたい」と思ってしまう。久しぶりに眺めると再開発が進んでいる印象だ。東京オリンピックに向けてなのだろうか。2日目に牡蠣小屋に行ったんですけど、そこで隣になったいかにもアパレルのプレスといった感じのかっこいいカップルが上着もマフラーも帽子も脱がずに炭火で海産物を焼いていて驚いた。自分は服が汚れたり臭くなるのにわりと過敏に反応してしまうのだけど(クソ寒いのにコートをホテルの部屋に置いてきました)、実は一般的にはあまり気にならないものなのだろうか。旅先で少しだけ観られた『ENGEIグランドスラム』、東京03、ロバート、ジャルジャルのコントがそれぞれに唯一無二という感じで痺れまくりました。司会のマッツ(松岡茉優さん)が本当にかわいい。ベッキーの空けた穴は、全部マッツで埋めてしまえばいい。それくらいに爽やかでキュートでクレバーだ。



月曜日。旅を終えて、空港からリムジンバスに乗ったのだけど、事故渋滞に巻き込まれ帰宅までに2時間以上かかってしまった。社内で赤ちゃんがグズり出しずっと泣いていて、何やら苦言を呈したらしいおじさんに母親が謝っていた。『いつ恋』の世界というのは誇張でもないのかもしれない。帰宅して、空港で買ってきた崎陽軒のシュウマイ弁当を食べながら『いつ恋』5話をリアルタイムで観た。「ひえー」と声に出てしまうほどに怒涛の展開。こんな風に心のやわらかい場所を突いてくるドラマは、やはり坂元脚本しか味わえない。しかし、この先の展開に勝算はあるのだろうか。6話のミッツ(満島ひかり)登場が楽しみ過ぎる。こうなったら音ちゃんのお父さんとして瑛太に一瞬でいいから出演して欲しいものです。1話からずっとですが、高橋一生の演技が素晴らしい。なんていう顔をするんだろう。坂口健太郎は若い頃の香取慎吾草なぎ剛の成分を少しだけ振りかけたような、すなわち友情そのものみたいな顔をしている。



火曜日。休み明けだったので忙しかった。帰りに本屋さんで買い物。『プリンセスメゾン』2巻と『変身!』2巻、児童書文庫の『トムは真夜中の庭で』を購入。

プリンセスメゾン 2 (ビッグコミックス)

プリンセスメゾン 2 (ビッグコミックス)

変身! 2巻 (ビームコミックス)

変身! 2巻 (ビームコミックス)

トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))

トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))

池袋ジュンク堂前の信号は今日も薄い。映画を観に行きたかったのだけど、『いつ恋』5話の感想をまとめておきたくて帰宅した。ブログを書きたいという気持ちが映画を観たいという気持ちに勝るというのは非常に稀な事であります。適当に切り上げて、お風呂で買ってきた本を読む。ちなみにバブのお気に入りは「ひのきの香り」です。届いていたハイハワ原田晃行のバレンタインカセット『MY PLATONIC VALENTINE』を聞きまくる。
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ガチャガチャした音像、最高。パッケージも最高。「アーモンドクラッシュ」名曲なり。Wikipediaを読んでいて、追加で調べたい項目で出てきたら、検索をし直さず、リンクを飛び継いで辿り着く、というポップカルチャー脳を鍛えるトレーニングを考案しました。実例を挙げてみると、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』のキャストについて調べていて、ついでに是枝監督の下の名前の漢字が知りたくなったのですが、ここで再検索せずに、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』→有村架純→『アイアムアヒーロー』→長澤まさみ→『海街Diary』→是枝裕和という風に辿り着いてみるわけです。どうかお試し下さい。特に何の役にも立ちません。



水曜日。仕事後に友人たちと過剰にフレンドリーな事でお馴染の居酒屋「塚田農場」でご飯を食べた。「満島ひかりの手紙がさぁ~」とか語り合っていたら、店員さんが「いつ恋ですか?観てます!1、2、3、5話って泣きました!」と話に加わってきた。どうやら視聴率を1ポイント下げた4話は泣かなかったらしいので、あながち視聴率もあてにならないものではないのかもしれません。曰く「木穂子ちゃんのメールがヤバかった」との事で、やっぱり月9として成立させる為に木穂子のような存在は大きいのかもしれない。坂元裕二是枝裕和の対談を読んでみたら、『問題のあるレストラン』での女の子が恋愛について語るシーンなどは、本人としては「わかりやすすぎるかも」と思いながらもスタッフにウケがよくて、入れていったと語っていて、とても腑に落ちた。書籍には是枝裕和山田太一との対談も収録されていて、端的に言って”買い”です。帰りに何気なく再生したスピッツインディゴ地平線』が凄く良くて、家に帰ってもずっと聞いていた。

インディゴ地平線

インディゴ地平線



木曜日。小沢健二のライブチケット抽選結果の出る日で、TL上がザワついていた。それを目にして初めて、申し込んでない事に気付きました。まじ魔法的。あんまりにもみなが一喜一憂しているので、急に観たくなってきた。いみじくも魔法的だ。本当になんか色々魔法的だし、あの子もあいつも魔法的だなー。仕事帰りに、トッド・ヘインズ『キャロル』を観る。
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あらゆる要素がハイレベルで幸福な映画体験。とにかく”視る人”なルーニー・マーラーが最高。絶対そう終わって欲しい、と思う形で映画が幕を閉じるので、涙。『家族ノカタチ』を最新話まで消化する。だんだん良くなってきていて、かなり安心して観られる。Base Ball Bearのアルバムを2枚レンタルした。

二十九歳

二十九歳

C2

C2

『29歳』はそこまでだったのですが、最新作の『C2』は結構気に入って、何度も繰り返し聞いている。「青春ゾンビ」というと、今は穂村弘というよりも小出祐介らしい。ブログを始めた時は20代前半だったのでまだしも、いい加減にこのブログ名への後悔の念が強い。金曜日。花の金曜日だが、やる事なし。タワレコももクロのニューアルバムでも買おうかと試聴しに行ったのだけど、イヤフォンが壊れていて、判断しかねたので保留。でも、楽曲が粒ぞろいで良さそうだった。堂本剛の曲とか。きたくして『未来少年コナン』をDVDで最後まで観終える。おもしろかったなー。『トムは真夜中の庭で』をお風呂で読んで、眠る。



土曜日。雨なのでどこにも出掛ける気がしない。『乃木坂46時間TV』が開始されていたので、観始めたら止まらなくなってずーっと観ていた。お昼はナポリタンを食べる。夕方にさいたま芸術劇場にマームとジプシーの公演を観に行く。
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cocoon』(2013)以降、は完全に離れていたのだけど、5年ぶりに『Kと真夜中のほとりで』を再演するというので、なつかしくなってチケットを購入してしまったのだ。私が観てきたマームとジプシーの作品の中では断トツで最高傑作だと思っているので、当然素晴らしかったのだけども、駒場のアゴラ劇場で観た5年前の衝撃に比べるとやはりかなり薄まっていて、それが何故だかはよくわからない。初演と比べるとだいぶ見やすくなっていたけども、零れ落ちたものも多い気がする。台詞も結構変わっている印象。5年前の私にはあの作品の切実さがもっとリアルに迫ってきて、終演後立ち上がるのもやっとなくらいだったのだけど、今回サラっとこの作品を受け取れてしまったのは私が5年分の齢を重ねたせいかもしれないし、マームとジプシーに5年の月日が流れたせいかもしれないし、その両方かもしれないし、多分その両方なのだろう。アフタートークがあるのを知らなかったのだけど、主催者が放つ強烈なナルシズムに頭痛を覚える。しばらく1人でご飯を食べていなかったので、試しに1人で牛丼屋に入り注文してみたものの、食べられなくてそのまま残して帰った、なんてエピソードをひたすらに酔いしれながら語っていて、無理すぎました。尾野島慎太朗、成田亜佑美吉田聡子の3人の俳優は変わらず素晴らしかった。成田亜佑美さんは私の中で、ももクロ百田夏菜子。沼田実子が出ていなかったのが寂しい。帰り道に聞いた

James Blake

James Blake

が「あれ、こんなに良かったっけ」と驚くほどに良かった。家に帰って、またしてもひたすら『乃木坂46時間TV』を観る。白石麻衣さん考案の「鼻息リレー」の良さに泣く。深夜に放送していた「人狼ゲーム」の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。占い師のなーちゃんがゲームマスターの呼びかけで起きるシーンは多分この日世界で1番かわいかった。桜井さん、橋本さん、高山さんの聡明さにドキリとさせられた。「人狼ゲーム」のルールをこの日初めて把握したのですが、面白さに驚きました。もっと石野真子的なゲームなんだと思っていました。「人狼ゲーム」終了後に流れた昨年の神宮ライブも素晴らしくて(生駒ちゃんの「神宮~~~」という雄たけび!)、いつ眠ればいいかわからん!と叫びながら寝落ちしました。



日曜日。昨日深夜に寝たのに7時過ぎに起きて、『乃木坂46時間TV』を。真夏のカラオケがどうしても聞きたいんじゃ!と早起きしたけども、結局彼女が歌うのは夕方過ぎだった。放送の合間に『HERO』の第1シーズンの残りを観終える。

素晴らしかった。ラストの雨宮(松たか子)がサッカーのカメルーン代表の選手の名前を読み上げながら久利生(木村拓哉)への想いが零れ出すシーンの素晴らしさ。カメルーン語(?)の音の面白さとエモーションのズレ。この”照れ”の感性が月9で貫かれ、視聴率30%超えを記録していたというのだから、凄まじい事だ。お昼は近所のイタリアンへ。家から1番近い飯屋にも関わらず、何故か足を運んでいなかったのですが、チキンのコンフィプレートがとてつもなく美味しい事に気付いて、ちょいちょい通うようになった。
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帰宅して再び『乃木坂46時間TV』だ。18時からのまいまい選曲ライブもよかった。「他の星から」「生まれたままで」最高。2期の鈴木絢音さん、むちゃ気になる。ポスト堀北感を覚えます。生田絵梨花さんの全てが面白くて虜なんですけど、放送終盤の「フィンランド民謡」には大笑いしてしまった。
https://youtu.be/7jrv2DUpaVYyoutu.be
天才中の天才。次のシングルのタイトル「ハルジオンが咲く頃」に痺れる。早く聴きてー。『オデッセイ』『スティーヴ・ジョブス』を観たい。近所のシネコンでついに『恋人たち』の上映が始まったので、これも観たい。サニーデイ・サービス『東京』のアナログ再発の報に「わぁ、素敵」となって、ROSE RECORDSのツイートをRTしようとしたら、できなくてなんでだろう、と思ったら、ブロックされていました。身に覚えがなさすぎ太郎。フォローもしてないのに。何かROSE RECORDSの悪口なんて言ったかなー。言ってるのかもなー。日曜日の憂鬱を『乃木坂工事中』で乗り越えた。