青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/06/30~07/03)

仕事が忙しくて日記に時間を割けないので、火~金を雑に、ダイジェストで書き残す。火曜日。朝起きるとPUNPEEの新しいEP『The Sofakingdom』がリリースされていたので聞きながら通勤する。とても良くて、朝から元気になれた。「夢追人」のKREVA「瞬間speechless」(『心臓』からもう11年・・・)のサンプリングにやられた。PUNPEEは背の高い人の隣にいるのがよく似合う。車で外回りをして、お昼に「天下一品」の枚方店に立ち寄って、こってりラーメンを食べた。大阪でも随一の濃さを誇る名店で、ひさしぶりに食べ終えて「ウップ」となる天下一品に出会えた。店を出ると強い雨粒。慌てて車へと走り、濡れた身体を拭きながらiPhoneTwitterを眺めていると、「シャムキャッツ解散」の文字が。「嘘でしょ」と車内で独り言を漏らし、しばし呆然としてしまう。インタビューを読んでいるとなんかバンドとしてあんまりいい感じじゃなさそうだなとは思ってはいたのだけど、シャムキャッツだけは解散しない道を選んだのだと勝手に思い込んでいた。

Virgin Graffiti

Virgin Graffiti

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最後のアルバムとなってしまった『Virgin Graffiti』(2018)にも、はぐれた仲間の声を乗せて歌うのだ、という決意が迸っていたし。しばらく運転する気になれなくて、かといってシャムキャッツを流して感傷に浸るにも嫌で、NiziU「Make you happy」のMVを観て、現実逃避。30%オフになった刺身のパックと豆腐をスーパーで買って帰る。家に帰り過去10年間に自分が書いたシャムキャッツについての文章を読み直してみたけども、名文は見つからなかった。「マイガール」をSMAPの「胸騒ぎを頼むよ」と強引に結びつけるエントリーは文体が謎で、たった4年前なのに自分が書いたものとは思えない。エントリーの最後に「いやいや再結成してるから、SMAPシャムキャッツも」という書いてあるのには、ドキリとさせられた。トーチwebで公開された町田洋のひさしぶりの漫画が、船場センタービルについてのエッセイだった。つい先日訪れたばかりなので驚く。これがまた素晴らしい作品で、少し泣いてしまった。たしかにあそこには不思議な磁場がある。


水曜日。7月のはじまり。シャムキャッツの解散を引きずっている。「GET BACK」という気持ち。この日も枚方市の周辺を回った。あまりにここらへんを走っているので、目新しかった「ひらかたパーク」の観覧車もすっかり見慣れてしまった。「ひらかたパーク」というのは、東京でいうと「としまえん」くらいの位置なのか、はたまた「後楽園ゆうえんち」か。ひらパー兄さん、というフレーズは関東にも届いていて、ブラックマヨネーズ小杉とV6の岡田准一が歴任しているのだけど、岡田准一枚方市の出身であるらしい(小杉は京都)。岡田君って関西弁のイメージがないというか、あんまり素で喋っているところの印象があまりない。家に帰ると注文していた掛け時計が届いていた。グレー地で針が綺麗な水色。小ぶりでかわいくて、とても気に入りました。あとはサイトーウッドのティッシュケースとマガジンラックと傘立てが欲しい。しかし、どう考えてなくても暮らせるものなので諦める。この日はスーパーでカツオのお刺身と出汁巻き卵を買って食べた。疲れていたので早々に寝てしまったのだけど、この夜インターネット上に橋本奈々未(ex乃木坂46)が舞い降りていた。数枚の写真がSNSに上がったというだけなのだけど、リアルタイムで体感したかったような、別にそうでもないような。


木曜日。名前は忘れたけど白身魚の刺身のパックと「明治エッセルスーパーカップ超バニラ」のミニ6個入りの箱を買う。スーパーから家まで少し距離があるので、6個一気に溶けてしまう恐怖と闘いながら家路に急いだ。刺身をノンアルコールビールで流し込みながら野球中継を眺める。ヤクルトスワローズ村上がサヨナラ満塁ホームラン。ホームラン確信歩きの風格がとても20歳には思えない。筒香の代わりに日本の4番を担って欲しい。『勇者ああああ』(テレビ東京)が抜群におもしろかった。しずる、はんにゃ、フルーツポンチが2010年からリモート中継という体で、タイムパラドックス大喜利。金曜日ロードショーを3週間彩ったバックトゥザフューチャーへのオマージュ。リモート収録じゃないと出せないグルーヴ感の最良の形でした。


金曜日。RYUTistはいつでも最高。仕事でこれでもかというほどに限りある社交性を消費したので、帰る頃にはヘトヘトに。まともな食事を摂る気がしないけども甘いものが食べたくてセブンイレブン今川焼きの冷凍食品を買う。電子レンジで2個チンして食べ、餡子の甘さの恍惚と共に眠りに就く。慣れない土地での暮らしにわたしは疲れている。