青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/05/10)

なんか変だな、と思ったら30℃を記録する夏日がチラホラ出てきているというのにコタツが出しっぱなしだった。慌てて片付ける。昼過ぎに少しだけ散歩してスーパーにより帰宅。休日はいつもより明るい時間に歩けるので、それだけがうれしい。暑いので、井村屋の「あずきバー」のBOXを買ってしまった。歳を重ねるとロングセラーというかクラシックな佇まいの商品にばかり手が伸びる。ポテトチップスなんかも湖池屋の「のり塩」があればいいや。湖池屋の「のり塩鉄道」のCM。松本大洋の『ピンポン』(小学館)でもペコが言いますね。

湖池屋好きよ、俺・・・個人的にね。CMセンスが群を抜いてる。
製菓同様、洗練されてる。

ジャガッツ、スコーン、ポリンキー、ドンタコス、チビの輪・・・ということで、『佐藤雅彦全仕事』(マドラ出版)をひさしぶりに読み直した。

広告会社時代の佐藤雅彦のワークスを網羅している上に、その思考回路が惜しげもなく披露されている。小沢健二のインタビューも収録されているしってんで高校時代に無理して買って(3000円もする本なんて信じられなかった)、夢中になって読み込んだというのに、1回も広告に関わる仕事がしたいとか思わなかったのが不思議。JR東日本ダイヤ改正のCM、全部いいけど小泉今日子の長めの学ランで黒スニーカーにリブソックスをチラ見せというスタイリングも最高ですね。

夜ご飯は昨日に続いてカレーを作った。サバ缶とトマト缶を使ったドライカレーに挑戦した。具材に舞茸と茄子。胃が痛いので、ニンニクと生姜は少なめに。簡単なのにとても美味しい。しかし、胃の痛みは止まらない。検察庁法改正案について調べて胃が痛い。新しいポロシャツが欲しくて胃が痛い。ウンウン言いながら寝そべり、高山なおみ『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』(ロッキングオン)を読んで過ごした。これも高校時代に買った本ですが、名著だ。ウォン・カーウァイ天使の涙』の恋人をなくした若い女がうつろな目で孤独を味わいながら夜中の食堂で焼きそばを食べるシーンを観て

ひとはなんで、悲しい時でもたべものを食べられるんだろう。

とはじまるエッセイは、坂元裕二的感性。エッセイの中で、フィッシュマンズの曲がよく登場する。あの頃、フィッシュマンズは今よりずっと特別だった。巻末には「文から生まれたレシピ」というのが付いていて、これなら作れそうだと作中に出ているホットシリアルヨーグルトというレシピを真似したのを思い出した。出来上がったそれはは高校生が食べて胃袋が満たされるものではなかったけども、とてもいい気分になったのだ。パラパラめくっていたら豆腐飯というレシピを見つけて、胃の痛みが続くようならこういうものを作っていこうかなと思った。

寝る前に『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)の河田陽菜さんの「マドレーマは食べれーぬ」ですごく元気が出ました。あと、佐々木のキャプテンがペットボトルの蓋でキャップかけをしようとして、オールナイトニッポンと連動させんな!って怒られているところが最高でした。