青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/05/05)

ときに、paraviのアイコンって『パーマン』のパーマンエンブレムに似ていますよね。青いからパーマン二号。長野県のコンビニでコム・デ・ギャルソン・プレイのハートのやつのノリで、ボーダーシャツの左胸に赤いパーマンエンブレムつけている人を見かけて、かっこよすぎると思った。うすた京介の『ピューと吹く!ジャガー』のふえ科のレッスンで「ピロリロリロリ・・・」というジャガーさんの吹く笛の音色が何を表現しているのかを当てるというのがあって、それに「パーマンバッジの着メロ(正確にはパーマンエンブレムの)」と答える高菜さんが好きでした。

睡眠サイクルが壊れてしまって5時くらいまで眠れない日々が続いている。この日もあまりに眠れないので薄明かりのリビングでソファーに寝転びながら「薄皮つぶあんぱん」に齧り付いて絶望していた。穂村弘じゃないんだから。絶望の中でもあんぱんは美味い。あれって食べてる時は何個でも食えるなと思うのだけど、食べ終わるとずっしりと胃袋が重くなりますね。このままでは社会復帰できなくなってしまう。いい加減、髭を剃らなくては。髭姿を見慣れてしまったので、ツルツルの自分の顔を見たらのっぺりし過ぎていて酔って吐いちゃうかもな。心配だな。Fountains Of Wayneを聞きながら、朝の散歩をした。先月、アダム・シュレシンジャーがコロナ感染で亡くなっていた。いかにも好きそうなWEEZERは実はそんなに思い入れがなくて、Fountains of Wayne派だった。かわいくていい曲ばかりなんだよな。ご冥福をお祈りします。

散歩から帰って少し眠り、昼過ぎに起きる。起き抜けに「端午の節句」になぜ柏餅を食べるのかについて調べた。「柏の木の葉の新芽が出るまで葉が落ちないという特性から、子孫繁栄と結びついた」ということだそうです。中国に香りの強い薬草を家先に干して邪気を祓うという風習があったのも関連しているらしい。邪気は払わねば、と和菓子屋に柏餅を買いに出掛ける。こし餡と味噌餡を1個ずつ買った。胃袋に餡子しか入っていない日なので、東海林さだお『どら焼きの丸かじり』(朝日新聞出版)を読みました。

どら焼き大好き。もうね、見ているだけで幸せ。しっとりと茶色い、あのビロードのような皮のふくらみ。しっとり湿っているのにツヤがあってテリがある不思議。茶色というより焦げ茶かな。ほんとに焦げてんですよ、茶色が焦げてる。“しっとり焦げてる”なんてこと、ふつうありえないんだけど、どら焼きにかぎってありうる。あの大きさも好き。和菓子は小ぶりなものが多いのに、あの立派なお体格。頼もしいんですよね、あの大柄、重量感が。”頼もしい菓子”なんてほかにあるでしょうか。そうそう、あの重さも好き。手にずっしりと重く、その重さが嬉しく、思わず持った手のヒラを優しく上下させて「ヨシヨシ」とあやしたくなる。おおらかな感じも好き・・・


「愛すべきどら焼き」より

と延々とどら焼きへの賞賛が続く。ハァ、文章うめー、うめすぎるー(©️ワニ)。タイプしていても抜群に気持ちいい。こんな文体が様になるような人間にわたしはなりたい。

天気も悪いので、家に引き篭もってドラクエをしていた。クリア後もやることが多くてヒイヒイ言いながらプレイしています。やっとレベル78まで来ました。もう劇中の音楽も聞き飽きたので消音にしてラジオを聴きながらひたすら作業としてプレイした。『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)に三遊亭円楽がゲスト出演していた。伊集院さんの神田伯山への憤慨が和らいだのは、円楽師匠のおかげだったらしい。良かったですね。