青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2020/04/13)

東京での在宅勤務の開始日。8時半から17時半までの勤務なので8時に起きて、フルーツグラノーラに牛乳をかけて食べる。外は雨降りで風が強い。気温も低く、牛乳で身体が冷えてしまったので紅茶を淹れて飲んだ。パソコンで資料作りに勤しむも、どうにも集中できない。「雨だしな」と、雨にまつわる曲をプレイリストで作成し、スピーカーで流した。最初に思いつくのはやっぱりRoger Nichols / Paul WilliamsのペンによるCarpentersの「雨の日と月曜日は」だ。ブルーな気分ってこういう音だよな、とはじめて思った曲。松たか子「桜の雨、いつか」なんかもとても気分だった。

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『お見合い結婚』(フジテレビ)という2000年のテレビドラマのED曲。ちなみにOP曲は野猿feat.CA「First impression」で、こちらも名曲。『お見合い結婚』は松たか子ユースケ・サンタマリアのラブコメで、とても好きなドラマなのだけどDVD化されていないので認知度がどうしても低いのが残念でならない。助演の窪塚洋介もいいのだけど、3枚目のユースケ・サンタマリアがいいのだ。今の日本のテレビドラマには若手の3枚目が足りない。ムロツヨシは肌に合わないし、星野源はもはやスーパースターだし、大泉洋は歳を重ねすぎた。武田鉄矢で『101回目のプロポーズ』(フジテレビ)のようなラブストーリーを撮るみたいな現象に立ち会いたい。話がすっかり逸れてしまったが、最近1番好きな雨の曲は秦基博の「Rain」(新海誠言の葉の庭』ED曲)です。大江千里の楽曲で、槇原敬之もカバーしているが、秦基博バージョンが至高だ。これをカラオケでいつか完璧に歌えるようになりたいと思っています。あと、雨というと、さまぁ〜ずの大好きなコント「バケーション」という退屈さを描いた傑作コントを思い出す。『さまぁ〜ずライブ3』に収録されています。

なんだかんだで就業時間中に5回も上司から電話がかかってきて、すっかり疲弊してしまった。心を整えるべく清水靖晃&サキソフォネッツ『北京の秋』を聞いた。

ラストナンバー「EVERYTHING HAPPENS TO ME」にいつも救われている。雨の中、買い物にでかけようと思ったら、家に傘がなかった。しかたがないので「マルちゃん焼きそば」を作って食べる。溶き卵を炒ってマイルドな味わいに仕上げた。『ちびまる子ちゃん』7巻収録の「まるちゃん学校でお腹いたくなる」の巻での「給食のヤキソバっておいしいよね 家じゃちょっとマネできないよ」「そうそう 卵はいっててさ やさしい味だよね」というまる子とたまちゃんのやりとりにインスパイアされました。さくらももこの皮膚感覚で切り取る日常の細部とその記憶の再生力にいつも憧れている。

公演が中止となってしまったロロがYouTube配信を利用して、ビデオ通話を題材にした会話劇の新作『窓辺』を発表するらしい。時流をいち早く取り込んでいて、すばらしい。4月19日(日)から!めちゃくちゃワクワクする。シャムキャッツの夏目知幸が監修した阿佐ヶ谷のジェラート屋「Gelateria SINCERITA」救済のためのコンピレーションをリリース。『A子さんの恋人』でも重要な舞台として登場するお店だ。全曲、素晴らしいが1番痺れたは、小池喬(シラオカ)の「あいす」かもしれない。メロディと歌詞が同時に頭に染み込んでくる感覚がたまらない。どこか細馬宏通かえる目を彷彿とさせる。江本祐介「Pistachi」や川辺素(ミツメ)「オアシス」といった稀代のメロディメイカーの新曲が収録されているのがうれしい。

家から一歩も出ず、身体が疲れていないのでなかなか寝付けない。もうなんだか眠ることも面倒くさい。どうにも寝れないので、『JUNK 伊集院光深夜の馬鹿力』をリアルタイムで聞いた。伊集院さんのラジオはたまに聞くのが疲れてしまう時があるのだけど、この巣篭もりの時勢になぜかとても心地よく聞けた。