青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2017/09/27~)

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SaToAの新曲「Light」のMVである。天才だ...メロディも歌唱もパーフェクトだけど、演奏の音色とフィーリングが最高×100。さて、10月になってしまった。ありきたりなことをペラペラと並び立てると、何をするにもちょうどいい素敵な季節が訪れた一方で、今年もあと3ヶ月だとかと焦ります。しかし、本当に時の流れが早い。『カルテット』観てたのなんて、ついこの間な気がするのだけど、あれは年初の出来事らしい。珍しくこの「最近のこと」を書き漏らさず、更新できそうである。月末・月初はブログ更新へのモチベーションが高い傾向にある気がする。



水曜日。帰りにスーパーでハムと卵を買って、丁寧にハムエッグを作ったら、丁寧な分しっかり美味しかった。思い切って卵を3個も使ってやった。「卵はコレステロールが多いので、1日1個まで」という古からの教えはもう定説ではないようだ。板東英二眞鍋かをりの人体実験のおかげである(彼らは1日10個くらいゆで卵を食べるらしい)。

藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない

藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない

めでたく発売となった藤岡拓太郎の漫画作品集『夏がとまらない』がどうにもこうにもおもしろい。何度も噴き出して笑った。好きなページに付箋をたくさん貼りました。この間、さっそく人に貸してみたのだけど、「付箋、何これ?」と聞かれて恥かしかったので、「いや、あの、出版元のナナロク社は斬新なデザインの出版物を出すことで有名なのだよ・・・川島小鳥の『明星』とかさ」とか適当なこと言ってごまかしていたら、「凄い!だってこれ、付箋貼るとか手作業でしょ!?凄いよ!」と素直に受け入れられてしまった上にナナロク社の株まで上昇したので、まだ嘘だと言えていない。それとも、向こうも騙された体を続けているのか。騙すか騙されるかの世の中、気が抜けない。
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ドラマの『わにとかげぎす』を最終回まで観続けることができた。終盤、散りばめられまくった”悪い予感”がサラっと表出することなく過ぎ去っていく感じが実に古谷実だった。主人公カップル2人が最後まで敬語を使い続けていたのが最高じゃないか。本田翼がとにかく良くて、全身全霊で好きでした。本田翼の「富岡さん」と呼ぶ響きが凄くいい。「じゃ、私が富岡さんを幸せにします!」と、ジェンダー観の逆転もサラっと描いてくれた。これはぜひとも『逃げ恥』『カルテット』の枠で放送して欲しいドラマだった。



木曜日。桂正和『I"s』実写化の報に胸が熱くなった。

I

I"s (15) (ジャンプ・コミックス)

瀬戸一貴役が岡山天音らしい。バッチリでは。ついでに、寺谷役を浅香航大にして、『ひよっこ』ファンに媚びて欲しい。『I"s』派か『いちご100%』派で、歳がバレますが、私はどっぷり『I"s』世代。桂正和だと、『電影少女』は通ってないけど、『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』に小学生時代、ものすごいドキドキしていた思い出がある。
D・N・A2 1 (ジャンプコミックス)

D・N・A2 1 (ジャンプコミックス)

『I"s』は修学旅行で伊織ちゃんと同じ布団に入るくだりが好き過ぎて、連載当時100回くらい読みました。Wikipediaを読んでいたら「雑誌掲載時は掲載誌が少年雑誌であるためにヒロインの乳首等は描かれなかったが、単行本では追加されている」という記述を読んで、すぐにでも本屋に行かねばらなるまい、と使命のようなものを感じた。するってぇと、『ドラゴンボール』のブルマの乳首とかも単行本時の加筆だったったのだろうか。連載掲載時の記憶があるという方、情報を求む。仕事後、東京国際フォーラム野性爆弾野性爆弾大博覧会 鬼歩歩(きぽぽ)ちゃん~やりたいネタの集い~』に駆け付けた。平日に1500席のホールがしっかり埋まっている。東京のどこにそんなたくさんの野性爆弾ファンがいたのだ。オープニングのベンジャミン・ボーナス楽団の大ホールでのパフォーマンス、痺れました。
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野生爆弾のコントは変な笑い方をしてしまうものばかりだ。どう笑っていいかのよくわからなくなってしまう。圧倒的な感性と器用さ、そして幅広いカルチャーからの引用で成り立っているのだけども、まったく洗練されていなくて、とても観づらい。しかし、そこがたまらなくかっこいいと思えてしまうからやっかいだ。妙な恍惚感に包まれながら、帰宅。けやき坂46の井口真緒が「長濱ねる兼任解除」について綴ったブログが感動的だった。成人した人間が書いたとは思えない拙い文章力なのだけど、確かなエモーションが宿っている。特に好きだったのは「尊敬と感動でねるちゃんは凄く偉大でした」という一節。言葉は本当はこういう使い方が正しいのでは、という気になる。



金曜日。予定がちょうど合ったので、竹馬の友3人で集まる。荻窪の「ツバキ亭」という洋食屋でハンバーグを食べた。ハンバーグもそれなりに美味しかったが、それよりも、シェア用に注文した”季節の一品料理”が絶品。とりわけ、ラム肉のしょうが焼きと白子のフリットが抜群に美味しかった。店内にエンドレスでオアシスのベスト盤が流れていて、ついつい気分が高揚していましますが、いいお店だと思います。食事後に「邪宗門」で珈琲を飲んでから、解散。「邪宗門」は店内も店主も抜群の雰囲気だし、珈琲も特別な味で美味しい。レジ前に『サザエさん』の茶の間のセル画が貼ってあるところに凄くグッと来てしまった。しかも家族が勢ぞろいして”ない”カットなのだ。『オードリーのオールナイトニッポン』を聞きながら帰っていたら、たまたまオードリー2人の母校の前を通りかかった。この場所にあの2人の軌跡が熱として残って・・・みたいなことは一切思いませんでした。なんせ日大二中の前は昔からよく通る道だったのだ。中村橋駅から荻窪駅までバスの通り道。中学の頃、荻窪までバスで向かって、友達とタウンセブン荻窪駅直結の古い商業施設)で待ち合わせて、モーニング娘。の生写真を買って、「ニューコミヤ」でソフトクリーム食べて解散する、というような死ぬほどつまらない土曜日の過ごし方をしていた。バスの中で、ゆずの『ゆずえん』をMDで聞いていたのを凄くよく覚えているし、「ニューコミヤ」のモカソフトはとても美味しかった気がする。BOSSの缶コーヒーを自販機で買ったら、”当たり”との表記が。BOSSタオルが当たっていた。サイトにアクセスしないで、その場で当たりがわかるのは嬉しい。この期間に何とかBOSSジャン当てて、この秋の主役を独り占めしたい。家に帰って、cellophane『Balloon Songs』を聞いた。元カーネーション棚谷さんプロデュース。とても好きな感じのサウンドで、なんで今まで聞いてこなかったのだろう・・・となっています



土曜日。どうにも風邪をひいてしまった気がする。季節の変わり目、とりわけ夏から秋に移行時はいつも誇り高く風邪をひく。神宮球場にスワローズ寺島の一軍初登板を観に行こうと思っていたのだけど、家で安静にしていることにした。寺島のピッチングはテレビで観た。5失点とホロ苦デビューとなってしまったが、ストレートの球質やマウンドでの佇まいに大器の片鱗は覗かせてくれた。来季が楽しみである。もう今日は一歩も出ないぞ、と決めてお昼も袋ラーメンで済ました。東洋水産の「マルちゃん正麺」の醤油味に、キャベツ炒めを添えて。「サッポロ一番」至上主義の気持ちもわからないでもないが、やはり進化の果ての「マルちゃん正麺」が1番旨い。これは未来の袋ラーメンだ。そして、ひたすらに『ドラクエV』に勤しむ。律儀にも「ゲームは土日しかやらない」というルールを自分に課している。幼い頃のように「ゲームは1日1時間まで」のような制限を設けたほうがゲームは俄然魅力を増しやしないか。1週間ブランクが空くので、冒険のモチベーションを保つのが大変だが、どうにかなりそうなほどドラクエは楽しいので、問題なし。
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とうとう前回のプレイでは果たせなかった主人公の結婚イベントもこなした。あそこでフローラを選ぶなんて鬼畜っぷりは発揮できないが、結婚前のビアンカ

これでフローラさんと結婚できるね・・・
ヒコ・・・・あのね
ううん、なんでもない

私は大丈夫
一人で生きていくのには慣れてるから・・・

みたいな(台詞はうろ覚え)ステレオタイプな”女”感にもウッとなってしまい、マリッジブルーになった。ピエール(スライムナイト)と結婚してぇよ。堀井雄二さん、もうちょい魅力的に女を書けないものか。『ひよっこ』の最終回、ボロボロ泣いてしまった。15分とは思えぬ濃密さ。最後の最後で、津田寛治が出てきたのが凄くよかった。谷田部家の歌う涙声の「涙くんさよなら」、最高だったな。浜口庫之助のコンピレーション盤欲しくなる。『ドキュメント72時間』の再放送で、有楽町駅にいる靴磨き屋さんの回を観た。靴に金をかけていることを鼻にかけた嫌な感じのやつばかり出てきたが(嫁に買ってもらった皮靴を持ってきた人とかは超よかった)、職人による靴の回復ぶりには目を見張るものがあった。ぜひ磨いてもらいたい!と思うも、職人の高圧的な接客の感じが「・・・絶対無理」と思った。風邪をひいている土曜日なので、ブログの筆致も毒強めでお送りしています。



日曜日。昨日よりはいくぶんかましだが、やはり少し風邪気味。スーパーで食材を買い込み、再び家に引き籠る。サウナに行きたいけど我慢である。この日は『キングオブコント2017』の放送日であった。今年のキングオブコントは雰囲気がよかった。相変わらず審査委員の後ろにはタレント崩れという感じの人達が並んでいたけども。あんなことしてまで客席を映す必要あるのだろうか。大会をまんまとさらっていった”にゃんこスター”にすっかりやられてしまった。
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しかし、賛否両論のようである。自分がつまらないと思ったものを誰かがおもしろいと褒めているのがどうしても気に食わない、という人がとても多い。他のジャンルでもあることだとは思うのだけど、この国のお笑いという文化には特に顕著だ。敷居が低いからだろうか。「シンプルに笑えるのが1番だろ」みたいな言葉で片付けられがちだが、お笑いも成熟した文化なのだ、ということは声を大にしておきたい。「あれがおもしろいとされるなんて気に食わない!」という気持ちはわからないでもないのだけど、歳を重ねてきて「そういう感情は不毛だな」と感じるようになった。にゃんこスターを”おもしろい”と感じる為のコードというのがあるし、逆もまた然り。にゃんこスターを”つまらない”と感じる為のコードをまだ身につけていなかっただけかもしれない。移ろいゆく自分の感性に絶対的な自信は持てない。しかし、今現在「おもしろい!」と感じた感情を記すのは楽しいし、それは誰にも阻害されたくないものです。『欅って、書けない?』で織田奈那が「みんな違ってみんないい」「私は今の自分が好き」と言っていて、ものすごく平凡な言葉なのにグッときてしまった。この日の『欅って、書けない?』は秀逸な回で、「小林化という罠」といったキラーワードが登場。尾関姉の育ちのいい感じと、妹への「私にとって1番かわいいアイドルだよ」という言葉に不覚にも涙ぐんだ。土生ちゃんのカースト融和(守屋、志田、渡邊、織田、斎藤の強烈な”一軍”感!!)の為のモッツァレラチーズゲームもよかった。そして、何より2017年に入って初めてなんじゃないかというくらい平手の表情が柔らかかった。髪を切ったことと、次のシングルのフィーリングが明るかったことが、彼女の精神をいい方向に導いたのでしょうか。




月曜日。風邪が長引き、絶不調。追い打ちをかけるように、乃木坂46から年内で伊藤万理華が卒業との報。あまりにも急で、ショックである。確かに卒業していてもやっていける人材だけども。個人PV「伊藤まりかっと。」が二次使用された「リクポでポ♪」のCMよかったもんな。
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妙に脇がかわいい。11月の東京ドーム公演、ダメ元で2日連続で申し込んだら両日当選してしまったので、見納めこようと思う。くるりの新曲「How Can I Do?」をiTunesで購入した。凄くリッチな音楽でとてもよかった。今の気分で聞きたいくるりの15曲を選出したプレイリストを作った。「ふたつの世界」「さよならリグレット」「京都の大学生」「ロックンロールハネムーン」「奇跡」「赤い電車」「リバー」「Birthday」「五月の海」「ハイウェイ」などが入っている。帰宅して、昨夜のにゃんこスターの「リズム縄跳び」を何回も観直してしまった。スーパー三助のピンネタとアンゴラ村長が元組んでいた暇アフタヌーンの漫才をYouTubeで観漁る。どれもおもしろかったが、とりわけ暇アフタヌーンの漫才のおもしろさ。ツッコミの人、むちゃくちゃセンスある。
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Aマッソと暇アフタヌーンがいたナベプロ、凄い。ゾフィーのコント、好きだったなぁ。あのネタが炎上しかけたいうのは絶望しかないエピソードだ。敷居が低い分、リテラシーも低すぎる。あと、にゃんこスターが入っていたライブ予定をほぼ全キャンセルした事を、なんか叩かれてるみたいなんですが、多分同調しているのはライブに行ったことない人達だと思う。賞レースで結果出した芸人がテレビなどの仕事で出演予定のライブキャンセルするというのは"あるある"だ。ライブのお客さんは「がんばれよー」という感じでポジティブに受け入れてる。そして、売れた後もたまに出てきたりすると「いいんですか!?」とありがたい気持ちになった。三四郎とかメイプル超合金とか。そもそも、行ったことない人が想像しているのの5倍くらいお笑いライブというのは開催されている。



火曜日。真中監督のラストゲームを観に行く予定だったが、体調が芳しくないので家で観た。ルーキとの契約がもつれ、最終戦なのに姿なし。そして、秋吉が山本に満塁ホームランをくらい大敗。いやーつらい。バレンティンも去年と違ってスワローズ愛を強調せずに帰った。バレンティンもルーキもサヨナラかな。セレモニーでの真中の涙にもらい泣き。あと、顔を真っ赤にしている西田がかわいかった。今年の最大の誤算と言える西田、西浦、谷内の3人がまた打てるようになってくれないと困る。廣岡と奥村のタイムリーは数少ない希望だった。そして、引退と退団の選手が発表された。中でも衝撃は今浪だろう。病気の為、今季限りで引退。大好きな選手だったので残念でならない。代打で登場した時のあの勝負強さ、忘れられない。どこでも守れるし、バンドも巧いし、本当に素晴らしいプレイヤーだった。ベテラン飯原も退団らしい。田中浩康と飯原がヤクルトスワローズからいなくなる日が来ようとは。原泉、中島、徳山あたりの戦力外通告はあまり納得がいかない。確かに褒められた成績ではないが、あそこをクビにして来シーズンのファームは回っていくのだろうか。いよいよ寒くなってきたので、おでんを鍋で暖めて食べたら、口を大火傷してしまった。何年か前に、かき揚げの熱さでできた口内の傷からウィルスが入って大熱を出したことがあるので用心したい。先週の『オードリーのオールナイトニッポン』が妙におもしろかったので、オードリーラジオの仲間のLINEに「いい回だったね」と送信した。最近やたらと『キン肉マン』の話題が出てくるので、中学時代の部活にジェロニモというあだ名の先輩がいたことを思い出した。



水曜日。ここ最近のマイカーネーションブームからの流れで、トッド・ラングレンをずっと聞いている。

ラントザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン

ラントザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン

ハロー・イッツ・ミー(サムシング/エニシング?)

ハロー・イッツ・ミー(サムシング/エニシング?)

ご多分に漏れず、愛聴しているのは『Runt. The Ballad of Todd Rundgren』『Something/Anything?』『魔法使いは真実のスター』の3枚だけなんだけども、この3枚だけで充分過ぎるほど、一生分愛せてしまう。『わろてんか』3話分まとめて観たけど、ちょっとノリきれない。しかし、高橋一生濱田岳が出てくるらしいので、何とか付いていきたいものです。『トットちゃん』はおもしろそうだけども、観るのが面倒くさいので手を出さないでおこう。前枠の『やすらぎの郷』はなんだかんだ最後まで観てしまった。ラストの妻を失ったことを再認識する石坂浩二の孤独にゾッとした。やすらぎの郷みたいな場所に入ることができない我々はどうすればいいのだ。帰宅して『おじゃMAP』観て感動した。SMAPが2人以上いると、グッと画がもつ。スカートのメジャーデビューアルバムからのリード曲「視界良好」、めちゃいい曲だ。
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