最近のこと(2017/08/24~)
まずい、このままでは8月の記事数がブログ開設以来初の一桁になってしまう!と、慌てて「最近のこと」を書き飛ばすことにする。あんまり書くことないのだけども。今月は10本しか更新できなかった・・・なんて思っていたけど、冷静に考えれば3日に1本ペースというのは充分過ぎるのでは。野球なら3割バッターは褒め称えられるわけだし、私が福田吉兆*1ならフルフルと震えているレベルだ。とは言え、8月のことは8月の内に。
今年の夏休みは神戸と京都に行った。私の両親は、かつて神戸に住んでいた時期があって、妊娠が発覚したのも神戸であったらしい。それゆえ、どこか神戸という土地は水が合うのかもしれない。小学生の頃、あまり意味もわからず得意気に「製造地は神戸だからさ」と話していたら、「いや、製造て!」と、高齢の祖母に現代的にツッコまれたのを強く覚えている。旅行の前には伯母の葬儀があった。どちからと言うと疎遠だったので、思い出は多いほうではないが、優しい人だったような気がする。喪主であった叔父が通夜の後に「こいつが逝っちまって、これで俺の人生もしまいだな」と零していたのが胸に響いた。かつての叔父は怒鳴り癖のある亭主関白な男であった。会うなり「おう、坊主!」と言ってくるようなタイプの人間で、幼い頃からシャイボーイの私は彼に挨拶をしに行くのをいつもビクビクしていた記憶がある。当時の私としては、人のことを”坊主”だなんて呼ぶ人間は『キテレツ大百科』の熊田熊八その人だけなのだ。
放送当時、熊田熊八がコロ助のことを「ネギ坊主」と呼ぶ理由がわかってなかったのだけど、多分、コロ助の”ちょんまげ”がネギ坊主(ネギ科の植物の聚繖花序)に似ているからなのだろう。『ハロー張りネズミ』の7話のラストでも、このネギ坊主を花束に見立てるという演出が登場した。溜まっていた『ハロー張りネズミ』を先日一気に消化したのだけども、人の実存みたいなものを巡る正統派探偵ドラマが展開されていて、おもしろく観られた。瑛太も心なしかシャープになってきている気がする。テレビの話を続けると、『水曜日のダウンタウン』のクロちゃんのサイコスリラーと『ドキュメンタル』シーズン3の春日のカレーに興奮しました。ケンコバと秋山の回春マッサージコントも最高だった。あと、『フリースタイルダンジョン』の新モンスターFORKのフリースタイルにもいたく感動した。ラッパーのヴァイブスみたいなものはまだよくわからないのですが、FORKのラップは日本語表現としてシンプルに痺れてしまう。声も素敵だし、顔がどことなくヤクルトスワローズの小さなエース石川投手に似ている(年齢も近い)ところも好きです。あとはもうとにかく台風クラブに夢中だ。
youtu.be
若いバンドかと思っていたら、ほぼ同年代であったことにも勇気づけられた。『初期の台風クラブ』はとにかく曲が良くて、泣けちゃう素晴らしいアルバムだ。
- アーティスト: 台風クラブ
- 出版社/メーカー: Mastard Records
- 発売日: 2017/08/23
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さて、とりあえず先週の木曜日くらいから振り返りたい。仕事後に三鷹の劇場でままごと『わたしの星』を観る。会場に若い人が多い。キャストもスタッフも高校生。目に見える蒼さが迸っていて、素晴らしい公演でした。劇中でキャストが口ロロの「COSMIC DANCE」(HALCALIをボーカルに迎えた楽曲)を歌い踊るのだけども、こんなにいい曲だったのか・・・と新鮮な気持ちになりました。キャストはみんな魅力的でしたが、中でもヒビナラの不思議な声質と、サヤハの演技の巧さが、特別印象に残っています。ご飯を食べる時間がないので、開演前に最寄りのローソンでからあげクンを買って食べた。”からあげクン”というネーミングは、やはり植田まさしの『かりあげクン』に由来するのだろうか。
そのキャッチ―なネーミングと発売から30年というロングセラーっぷりに比べて、からあげクンというキャラクターはまったく確立されていない。なんせ、その姿も揚がってもいないただのニワトリだ。公式HPをチェックしてみたら、「からあげクンは鶏ではなく妖精なのです」とか書いてあって、「ダメだこりゃ」と声が出ました。最近、さくらももこのエッセイを読み直している。
- 作者: さくらももこ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/03/01
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金曜日。職場の送別会だった。神宮球場のチケットを買ってあったのだけども、送別会を欠席するのはさすがに心苦しかったので、諦めた。そもそも今シーズンのヤクルトの試合を観ていてもちっともおもしろくはないのだけども、どこかで最後に1試合駆け付け、3年間の任期を務めた真中監督の雄姿を見届けたいと思っている。次の監督は高津が有力なのだろうけども、2軍監督として若手をいい感じに育てている最中であるからして、高津までの繋ぎといっては失礼だが、古田、宮本、岩村あたりにお願いするわけにはいかぬものか。理想は宮本にビシビシと鍛えてもらうことだろう。もしくは、青木宣親にアメリカから帰ってきてもらって、チームの雰囲気を変えて欲しい。それくらいに今のヤクルトは堕落している。帰宅してNetflixで『マスター・オブ・ゼロ』のシーズン2を最後まで観終える。うぅ・・・むちゃくちゃハートにきた。これは2017年度のNo.1だ。まじであの素晴らしきシーズン1より良いではないか。
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すっかりアジズ・アンサリの大ファンになってしまい、トークライブなども食い入るように観漁った。かの星野源もファンらしい。ここ最近の星野源のマイノリティに向ける眼差しは、確かにアジズの放つメッセージと共鳴している。早くシーズン2の感想をまとめたいが、絶賛スランプ中である。
土曜日。起きるやいなや、今週の『ひよっこ』をまとめて観た。完全に物語が停滞している。そのことには岡田恵和も自覚的であるようで、やたらとそのことを劇中のキャラクターにメタ的に自己言及させている。ここにきて、ツイッギーコンテストとかのめり込めないぞ。どうやって物語が結ばれていくのか想像もつかないので、とても楽しみだ。昼過ぎに知人の赤ちゃんに会いに出かけた。この前会った時は生後1ヵ月で、現在は3ヵ月。ムッチリと赤子の匂いを発していて、かわいくて仕方がないことだった。日テレの『24時間テレビ』のランナーがブルゾンちえみだ、と盛り上がっていた。この時期になると必ず「なんで、24時間テレビでマラソンするの?」みたいな意見をよく見かけるのだけども、疑問の意味がよくわからない。理由がなければ、頑張っている人の頑張りはなかったことになるのか。むしろ、そういった想像力のない人達の為に、マラソンというわかりやすい形で、”がんばり”を可視化しているのでは。別に24時間テレビが好きなわけではないのだけども。むしろ裏のテレビ東京でやっていた『ゴッドタン』のゴールデン3時間スペシャル、楽しかったな。実質、『ゴッドタン』×『キングちゃん』だった。事前に公開された佐久間プロデューサーのインタビューも勇気づけられる内容だった。
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僕、Googleカレンダーに2ヶ月先ぐらいまで「テレビを見る時間」とか入れてるんです。本を読むのは「B」って書いて予定を抑えたり、映画の公開時期も全部調べて予定に入れてます。予定がかぶると、調整くんみたいなやつでふるいにかけて、いける日を決めて(笑)。
という発言!ポップカルチャーラヴァーの先輩の飽くなき姿勢に痺れまくりました。
日曜日。お昼に貰い物の稲庭うどんを茹でて食べた。掃除と洗濯をして、『KEYABINGO』を観ていたら、あっという間に夕方。自転車に乗って、大泉学園のOZスタジオまで赴き、エドガー・ライトの『ベイビー・ドライバー』を観た。
ようわからんとこも多かったが、カーチェイスシーンに興奮したので、ゲームセンターでマリオカートをプレイしました。『ベイビー・ドライバー』はケビン・スペイシーにジェイミー・フォックスとやたら豪華だったが、主演の2人のかわいさに尽きる。大泉学園には、ドレッシングでお馴染みのピエトロのレストランがあり、前から気になっていたので入ってみた。
発祥の地である福岡にはたくさん店舗があるようだが、都内には4店舗しかないらしい。ピザやパスタをメインとしたイタリアンで、美味くも不味くもないが、サラダバーはピエトロドレッシング9種が使い放題。別にピエトロドレッシングもむちゃくちゃ美味いわけではないのだけども、何かこうテンションの上がるものがあります。小さい頃から、イラストのピエトロおじさんのストイックに陽気な感じが好きなのだ。クリーミーという名前のマヨネーズベースのドレッシングが1番美味しかった。帰りにブックオフで古本を数冊買う。『乃木坂工事中』も『欅って、書けない?』(1時間スペシャル!!)も夏休みっぽい企画で最高でした。長濱ねるさんの歌声、ほんと好きだ。なーこちゃんの「恋」もグッときたぞ。
月曜日。最後の夏休みである。カーネーションの『Multimodal Sentiment』をじっくり聞いた。「いつかここで会いましょう」ってすごくラジオで聞きたいナンバーだ。
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グダグダしている内に気づいたらお昼で、慌てて出かける。鶯谷の「サウナセンター大泉」へ。いやー最高。平日の昼は空いていて、サウナも水風呂も基本貸し切り。そして、そのどちらもが都内最高レベルのセッティングなのですから。特にあそこの水風呂の良さは何ものにも代えがたい。攪拌していないのにキリっと14℃である。サウナで熱をまとった状態で水風呂にジッと浮いていると、どこか違う場所に導かれてしまう。外気浴スペースはないのだけども、開け放たれドアから入って来るそよ風が心地よいのだよな。3セットこなして、食堂で生姜焼き定食。あまり美味くないけど、サウナ後なので、充分満足できる。休憩室で備え付け本棚から『BECK』を抜き取って読み耽った。
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火曜日。仕事が溜まっていて忙しい。帰り道に先週の『オードリーのオールナイトニッポン』を聞いた。スペシャルウィークでゲストは松本明子。むちゃくちゃ楽しそうで、幸せな気持ちになった。1番むちゃくちゃやっていた頃の『電波少年』って受験勉強をしていたあまり観られていないので、松本明子の武勇伝には新鮮に驚いてしまう。9月にオードリーがケイダッシュステージの若手とライブをするらしい。むちゃくちゃ行きたいのだけども、坂元裕二の朗読劇の公演日程とかぶっている。ケイダッシュの若手というと、ヤ―レンズ、サツマカワRPG、ねじ、ますおチョップあたりしか観たことがないけども、それだけでも充分なメンツじゃないか。帰宅して、Netflixで『ボージャック・ホースマン』を観始めた。おもしろいなぁ。観ている内にどんどんボージャックのことが好きになってくる。ブックオフで購入した『うたう槇原敬之』というインタビュー本がなかなかおもしろかった。
- 作者: 小貫信昭
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- 発売日: 2002/01
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