2.ジャン・ゴンジェ『ひと夏のファンタジア』
4.黒沢清『クリーピー 偽りの隣人』
6.ロン・ハワード『ザ・ビートルズ ~Eight Days A Week』
7.岩井俊二『リップヴァンウィンクルの花嫁』
9.鈴木卓爾『ジョギング渡り鳥』
10.リチャード・リンクレイタ―『エビバディ・ウォンツ・サム!』
12.黒沢清『ダゲレオタイプの女』
14.是枝裕和『海よりもまだ深く』
16.ジョン・ワッツ『COP CAR コップ・カー』
17.トッド・ヘインズ『キャロル』
19.ダン・トラクテンバーグ『10 クローバーフィールド・レーン』
20.デヴィッド・ロバート・ミッチェル『イット・フォローズ』
ドーン。これがマイベスト20本。今年はあれも観なきゃ、これも観なきゃ、というのから解放された気がする。このラインナップに共通するフィーリングなり技法のようなもの、をウンウンと唸りながら探してみたのだけど、巧く見つからず。しかし、「固有であること」と「大衆であること」、「明瞭であること」と「不穏であること」、「勇敢であること」と「無謀であること」、など相反するフィーリングが共存したラインナップになったように思う。20本の内、半分くらいは個別エントリーで感想が書いてあると思うので、探して読んでみて下さい。いつか観た映画全てに納得にいく言葉を書き記せるような技量を身につけたいものです。また今年の最後に観た、濱口竜介『天国にはまだ遠い』も30分台の短編ながらベスト級の鮮烈さがありました。
また、すいませんでした!「この作品を鑑賞しておきながら、「テレビドラマだから」という理由でこの作品を“2016 BEST MOVIE”に選出しない批評家などがいるものなら、まったくその勇気には感服してしまうだろうな。少年がカメラを掲げ、暗闇の寄る辺なさの中で光や音の交感が描かれる、今作が映画でないならば、何が映画というのか。」というような大変生意気なことを書いておきながら、『ストレンジャー・シングス』を選出しないという愚行をお許し下さい。2016年の文句なしのベストワンはダファー兄弟の『ストレンジャー・シングス』なのですが、テレビドラマという文化を再興させるという意味で、ドラマ枠に入れさせて頂きます。こちら、2016年のテレビドラマベストです。『ちかえもん』『ゆとりですがないか』『徳山大五郎を誰が殺したのか』あたりもグッド。『ハウスオブカード』や『ゲーム・オブ・スローン』『高い城の男』などの海外ドラマはまだ観ている途中なので、ランク外です。いやはや、時間がない。Netflix、Hulu、amazonプライムなどの充実はポップカルチャーラヴァーとしてはうれしい悲鳴なのであります。
『ストレンジャー・シングス』
『火花』
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
『ゲットダウン』
『LOVE』
『トットてれび』
『富士ファミリー』