青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2016/04/07~)

最近のこと。花粉症はそろそろおさまりそうです。今年はマスクをする事を覚えたのと、クラチリンとの相性が良くて比較的楽だったなー。目のかゆみも少なかった。やっと仕事も落ち着いてきた感じもあり、春を楽しむ事ができそうです。またしてもすっかり「最近のこと」を書きそびれてしまっているので、適当に2週間前の週末あたりから振り返っていきたい。


4/7(木)。早稲田松竹岩井俊二特集で、『四月物語』を観る。懐かしさで胸が一杯になった。20歳の松たか子、大変かわいい。この時期の高田馬場は大学の新歓飲みで路上も大騒ぎだ。新歓飲みで張り切ってリーダーシップを発揮しようとする男の子はだいたい息切れして夏終わると学校に来なくなるので、気をつけて下さい。Gジャンとベージュのトレンチを纏った初々しい感じの女の子も溢れかえっていました。みんな勉強頑張ったのだな、と思うと少しくらい邪魔でも許そうではないか。過ぎ去りし美しき日々よ。『四月物語』のフィーリングと相まって堪らなくなったので、GOMES THE HITMAN『Weekend』を聞きながら帰りました。

weekend

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8(金)。元祖コッペパンと謳われている「丸十」の板橋コッペパンを食べながら板橋駅周辺を散策した。最近、自分はコッペパンが大好きという事に気づきました。皮は皺っぽいのより艶があるやつが特に好きです。中身はピーナッツバターかジャリジャリした砂糖がいいな。板橋の区の施設(?)で、『ランジャタイのやるなら今しかねぇ』という彼らの半生を振り返るというマニア向けトークライブを楽しんだ。
hiko1985.hatenablog.com
ランジャタイ、想像以上にトークも面白いぞ。ルーザー感溢れるエピソードの数々に応援したい気持ちが更に高まりまくりました。アンケート回収時間などの合間に漫才も3本ほど披露して頂き大満足のライブ。スワローズもエース小川で快勝。気分よく帰路につきました。



9(土)。乃木坂46欅坂46のミニライブをお目当てに『GIRLS AWARD』というファッションイベントに参加。会場は代々木体育館です。久しぶりに原宿駅に降り立った。わかってはいましたが、明らかに場違いな客層のイベントで戸惑う。ランウェイをモデル(たまに有名人)が歩くたびに若い女の子達が絶叫するという謎の催しでした。女の子ってファッション誌に出ているモデルさんの事をあんなに熱心に応援しているものなのですね。マギーとか藤田ニコルとか筧美和とか菜々緒とか、とにかくそういった感じの芸能人がたくさん出ていたのですが、「華やかなオーラがとびきり凄いな」と感じたのは中村アンさんでした。他にも整形美人グランプリだの、エイベックス男子オーディションだのウンコみたいな企画が盛りだくさんで心がすり減る。南海キャンディースの山里さん(と元AKBたかみな)が司会をされていたのですが、なんか嫌だったなー。5進行したら1自虐みたいな雑なルーティンでこ慣れていて。お目当ての乃木坂46欅坂46ライブは小規模でしたが、とりあえずみんなかわいくて泣きそうになりました。全員かわいいので誰を観ればいいのかわからなくて、困りました。ときに桜井キャプテンのむっちゃ細そうな顔なのに、意外とむっちりしている手足が好きなのですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。欅坂は平出ちゃん、まじジャンヌダルクという感じで視線を独占されました。西野七瀬さんのNON-NOモデルとしてのランウェイを見届けて、我慢の限界に達したので途中離脱。お土産に鶏だしフォーとかヨーグルトとかパックとか石鹸とかたくさんもらえました。とにかく疲れたので、疲労回復食=ニンニクの理論に基づき、「餃子の満州」で餃子や野菜炒めを買って帰りました。マインドとしてはほとんど埼玉県人なので「餃子の王将」より「餃子の満州」の方が好きです。なんせ「餃子の満州」は3割美味いだ。「餃子の王将」の油には胃袋が勝てないのです。ちょうど今週の『いろはに千鳥』が餃子の満州での調理回で、大吾がオススメしていた酢胡椒に挑戦してみたのだけども、家にある酢が酢飯用のものしかなくて甘くてダメでした。



10(日)。電車で大宮へ。時間がなくて大宮ルミネで適当に入ったタイ料理屋が不味くて高くて憤慨した。あんなものをありがたがって食べていては文化が衰退する。パッタイカオマンガイも置いてないタイ料理屋なんて!POSION GIRL BANDとランジャタイのトークライブだったのですが、会場を間違えて右往左往した。汗だくになって何とか正しい会場に辿り着いたら自販機の前にPOISON阿部さんがいたので、チケットにサインをしてもらいました。大切にしたいと思います。ライブはゆるゆるでしたが、ラスト10分のランジャタイ持ち込み企画が破格の面白さで腹がよじれた。大宮駅の駅ナカに併設されていた「メルヘン」のカフェで、フルーツサンドを食べて帰る。夜はDVDで『横道世之介』を観た。

何度観てもたまらない気持になる。35mmフィルムの質感愛おしい。我々は高良健吾という生き物の美しさについて語り合うべきだ。



11(月)。帰宅して新しい月9ドラマ『ラヴソング』を観る。西谷弘(『任侠ヘルパー』『真夏の方程式』)の演出。執拗にカット割らない志に痺れるも、テレビドラマでそのこだわり誰が喜ぶんだ、という気持ちもあり。西谷弘には早くまた映画を撮って欲しい。しかし、アパートへ帰るさくらのバイク疾走をロングのワンカットで撮って処理したのには驚いた。主人公が建物群で一旦消えて、また現れるという。贅沢な時間の流れ。何故だか福山雅治がちっとも良くない。衣装の問題だろうか。皮ジャンとTシャツの間にグレーのカーディガン挟んでいるのがたまらなく嫌だ。デニムも靴下もダサい。脚本に関しては誰もが指摘している事だが『はじまりのうた』+『心が叫びたがっているんだ』という印象が強すぎる。吃音ってメタファーとして機能させるにはストレート過ぎると思うのだよなぁ。また、万人を魅了する歌声なんてものはどうしたって映像には撮れないのだから本当は絶対にやってはいけないはず。外では無口な主人公の部屋の本棚に『ゴリラーマン』が揃っているのは、良かったです。『ゴリラーマン』が藤原さくらもので『新宿スワン』はきっと同居しているキャバ嬢役の夏帆のもの。そんで、棚の1番上には『まんが道』の愛蔵版があるのだ。この美術が1番いい演出では。



12(火)。巷で話題の『ちはやふる 上の句』を観た。
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個人的にはなんで絶賛されているかわからないというか65点くらいの映画という印象。もちろん、それなりに面白いのだけど、これが大手を振って歩くほどに、青春映画というジャンルは枯渇しているのか。『幕が上がる』程度でも絶賛されていたしなぁ。ちょっと前は『がんばっていきまっしょい』『ウォーターボーイズ』という2本の金字塔があったのにな。

がんばっていきまっしょい [DVD]

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そういえば、「映画泥棒」のCMが20周くらい回って、もはや好きになってきている。自分の頭をつまみ食いしているポップコーン男とか、驚くとポップコーンが飛び散っちゃったりする所が好きですね。
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ドリンク男は自分の頭に刺さるストローを咥える事が決してできないわけで、誰かに飲んでもらう為に生れてきたんだな。いや、ポップコーン男もそうであれ、と思うのだけど、自分でしか食べないんだよなぁ。



13(水)。新宿K’sシネマで『ジョギング渡り鳥』を観る。
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鈴木卓爾という監督を敬愛していて、その想いはどうにも言葉になっていかないのだけど、今作もまた本当に素晴らしく感動してしまった。「こんなもの観たことない!」という気持ちと同時に「これこそが映画なのだ!」と叫びたい衝動に駆られる。映画館を出ると雨が降っていた。雨に濡れながらオランジーナの自販機限定商品という贅沢ビターオレンジを飲んだ。サイズ(缶コーヒーと一緒)がちょうど良い。スピッツ『名前をつけてやる』を聞きながら帰る。

名前をつけてやる

名前をつけてやる

久しぶりの新曲「みなと」好き。




14(木)~15(金)の記憶がほとんどなし。覚えているのは松屋の「ゴロゴロチキンカレー」を食べた事で、今年も良い出来で安心しました。『うちのクラスの女子がヤバイ』1巻と『僕のヒーローアカデミア』の8巻を購入した。



16(土)。お昼前まで眠りこける。起きたら地震が想像以上に大変な事になっていた。募金くらいしかできそうにないのだけども、復興を祈ります。洗濯物を干して、部屋の掃除、お風呂の掃除、ゴミ出し、日用品の買い出しと、家事をまとめてこなした。一息ついて、1週間分の『とと姉ちゃん』をまとめて観ていたら、ボロボロ泣いてしまった。脚本も映像も役者もいい。「富士山」と連呼しながら走るシーンとか、ほんと泣けます。お昼にミスドで飲茶を食べ、自転車で隣町のTSUTAYAに行き、『3年B組金八先生』のシリーズ1作目を2本借りた。

3年B組金八先生 DVD?BOX 第1シリーズ [DVD]

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第1シリーズは高校生の頃に再放送で観て以来だ。改めて、1作目からそのフォーマットはしっかり固まっており、うなるほどに面白い。序盤で「15歳の母」シリーズがぶっ込まれるのにも痺れました。マッチはダサいがトシちゃんはオーラビンビン物語。よっちゃんはただただかわいい。若い頃の武田鉄矢はつくづく最高。名取裕子もかわいい。顔も声も誰かにそっくりなのだけど、思い出せなくてモヤモヤ。誰か教えてください。美しき吉行和子が当時40代らしいのだけど、どう観ても20代後半の肌艶で驚きを隠せません。YUKIとか永作博美どころのレベルじゃない美魔女ぶり。そもそも今も80歳とは信じられないものなー。武田鉄矢がそんな名取裕子吉行和子と一つ屋根の下で暮らし始めるのですから、エロゲーのようなものです。スワローズは石川投手がベイスターズに先週のリベンジ。ルーキ、ペレス、オンドルセクでの完封リレーで快勝でした。魚屋さん買った明太子や練り物をつまみ、窓の外では強い風、春の嵐である。



17(日)。起きたら暴風雨。大雨の中、お昼に近所に新しくできたお好み焼食べ放題のお店へ。お好み焼、好きだ。食べ終わったら暴風雨が止み晴れ間がさしたので、セブンイレブンでアイスコーヒーを買って少し散歩した。帰宅してスワローズ対ベイスターズをネット上で追い掛ける。原樹理がこの日もピリっとせず。1点ビハインドの9回裏ツーアウト、相手は絶対的守護神の山崎で、もうダメだと画面を閉じようとし矢先に、相手のエラーを起点に同点、逆転サヨナラと、信じられない展開が巻き起こる。はー興奮した。野球は2アウトから、を久しぶりに肌で感じました。すっかりご機嫌になり、中野におでかけ。ブロードウェイを観て回った。「タコシェ」で山川直人『日常の椅子 菅原克己の風景』とスケラッコ先生の自主漫画を購入。青春の思い出の地である「レコミンツ」が閉店していた。何年か前の規模縮小から足が向かなくなったが、学生時代は本当に通った。たくさん買ったし、売りもした。旅行前日に、どうしてもお金が足りないので大量のCDを売り払って旅費に当てた事もありました。「まんだらけ」のマニア館に売っていたSONY坊やのフィギュアが幼くてかわいかった頃の自分みたいでかわいいので欲しくなりました。
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しかし、お値段2,5000円也歩き疲れたので、喫茶店で休憩し、渋谷コントセンターへ。『倉本美津留の太鼓判vol.2』を観た。笑い過ぎて大汗をかきました。



18(月)。仕事を終えて帰宅。雨で頭は痛いし、ジメっとするし、絶不調。録画してあった『乃木坂工事中』『欅って書けない?』を観ながらご飯を食べて癒されました。クドカン最新作ドラマ『ゆとりですがなにか』1話観る。さすがにそれなりにおもしろい。ゆとり世代ド真ん中の後輩のむかつく演技うめーなぁ、と思ったら中野英雄の息子だったので、おそらく今作にはほんの少しだけ『愛という名のもとに』がスパイスとして入っているのでは。ならばフジテレビで本格的に社会派青春ドラマをやって欲しかったのだけども、『ロケット・ボーイ』でのしこり以降、クドカンはフジとは仕事していない。お風呂に入って5lack×Olive Oilのアルバムを1周かけて寝た。



19(火)。退社後、タワレコでスカートの3rdアルバムを購入。

CALL

CALL

最高傑作に違いないので聴くのが楽しみだ。ときにスカートはもうカクバリズム所属アーティストという事でいいのだろうか。今さらですが、2月にリリースされたこぶしファクトリーの2ndシングルが最高だ。
youtu.be
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KANのペンの「桜ナイトフィーバー」(編曲はダンス☆マン!)、前山田健一のファンク「チョット愚直に!猪突猛進」、星部ショウによる「押忍!こぶし魂」と3曲共に感動的な出来栄え。三者三様につんく♂魂が息づいている。アンジュルム「臥薪嘗胆」、Juice=Juice「生まれたてのBaby Love」などなど、星部ショウの2015年以降のハロープロジェクトへの貢献は涙ぐましいものがある。適当にご飯すませて、隙だらけの格好でレイトショーで沖田修一『モヒカン故郷に帰る』を観た。
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予告編の段階から不安を覚えていたわけですが、悪印象は覆らなかった。メジャーなサブカルというやつで、それなりにウケるのだろうけど、沖田監督がこんなクドカンみたいな映画撮らなくても、と思う。タイトルとかキャスティングとか凡庸過ぎるほどにステレオタイプな邦画。赤を常に画面設計に忍ばせていて、それらは勿論広島カープカラーであり、また血の繫がりであって、だからこそ、嫁が義母にネイルを塗るシーンなんかが映える。いいっちゃいいのだけど、ありきたりと言えばありきたりだ。あ、でも菊地のサヨナラ安打で、サヨナラしたはずの息子夫婦が戻ってくる所とか良かったなー。前田敦子松田龍平も勿論凄く良い。映画を観終えて、スーパーで珈琲、あんぱん、卵、海苔、堅揚げポテトチップス(黒蜜きなこ味!!)を買って帰宅。時計を失くした!とうろたえて映画館に電話までしてしまったのだけど、よく見たらいつもの場所に置いてある。脳みそがやられている。スワローズの期待の星である谷内がタイガース藤浪からのデッドボールで骨折。打率5割を超える活躍でレギュラーまっしぐらだったので本当に残念。故意ではないとわかっていても、まったくコントロールができていない試合で、危険なインコースに投げるのは不愉快だ。藤浪1人で何人怪我させていると思っているのか。豊玉高校かよ!とイライラおさまらず。何故かメッセンジャーが変わりに謝罪をしていた、素晴らしい助っ人だなと感心した。



20(水)。昨日遅く寝たわりに目覚めがよかった。仕事も快調に終わらせ、渋谷へ。The Sign Magazine主催の『ロックンロールサーカス』へ。SaToAのライブをついに目撃。なんかもう全てがよかった。ぎこちない演奏も下を向いたパフォーマンスも。新曲(?)もむちゃ歌がたっていて最高だったな。Boys Ageのギター1本で鳴らしているとは思えぬサウンドも度肝を抜かれた。歌はあれはハナモゲラ語か何かなのでしょうか。シャムキャッツは1年ぶりくらいに観るのですが、ちょっと前までの端正なグルーヴとは打ってかわり、とてもラフに鳴らされたロックンロールで驚く。これはこの日だけなのか、最近のモードなのか。セットリストは「渚」「Models」「PM 5:00」「Get Back」「GIRL AT BUS STOP 」「AFTER HOURS」と余所行きなベスト選曲で最高でした。 Hindsのたるいロックンロールも最高。全部がルーズだったけども許されてしまう陽性の何かがある。ギュウギュウの会場で身体はカチコチに固まり、気絶寸前。しかし、そんな事をあらかじめわかっていたので、明日は休みに設定しておりました。うおー。お腹が空いたので、いつも止まっているケバブの販売車からおつまみケバブを買って帰る。最後だからおまけ、と超大盛りにしてくれました。



21(木)。平日だけどお休み。幸せを噛み締めながら10時くらいに起きて、『重版出来』2話を観ながら準備を済ませる。黒木華、最高にかわいい。衣装もかわいい。それだけでもう観ていられます。原作を読んだ事ないのですけど、あの元気で素直なキャラクターをどう嫌味なく描いているのか気になります。黒木華の実存抜きに成立するものなのでしょうか。自転車で戸田球場へ出掛けた。途中のコンビニでサンドウィッチなどを買い込み、スワローズとジャイアンツの2軍の試合を観戦。打線湿り中。先発の八木もピリっとせず。見所のない試合でした。190cm、100kgの原泉は何とかモノになって欲しい浪漫がある。新人の高橋クンとジュリアス君が球拾いしていた。かわいい。早く身体を完成させて投げて欲しいなー。風があまりに強くて、自転車が漕げないほどでした。一旦、帰宅して家族とご飯を食べた。パンを貰ったので、ベーコンエッグサンドでも作ろう、スーパーで半額になっていた吊るしベーコンを買って帰宅。