青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと

月曜日。9月のはじまり。相変わらず涼しい。去年のこの時期は36℃とか記録していた気がする。まだクールビズ期間だけども、寒いくらいだったのでカーディガンを着た。通勤時間はLampの『ゆめ』をずっと聞いている。関連盤として購入したToninho Hortaの2ndも良過ぎてびっくりしている。ふとした空き時間にも2曲くらい聞いては感動している。

脳が目覚める感じがある。退社後、ココナッツディスク池袋店に寄り、ロンリーの7インチ『楽しいVoid』とスカート『COMITIA109』(278円!)を購入。帰宅して、おでんを食べて、浴槽を掃除してお風呂に入った。身体が温まった所で、ロンリー『楽しいVoid』に針を落としてひたすら聞く。ゲットバックサマータイム!本当に素晴らしいので、去年リリースされた自主制作ファーストアルバムをネット上で血眼になって探す。ほとんどソールドアウトでしたが、1枚だけ残っている店があったので即効で注文した。早く届きますように。平賀さち枝とHomecomingsの「白い光の朝に」のMVを延々と観てしまう。眩しい。女の子達の「大学のサークルにいたような気がするな」感が絶妙過ぎて眩しい。この間、ザ・なつやすみバンドのワンマンライブでカバーされているのを聞いて以来、無性に「(They Long To Be)Close To You」聞きたい病にかかってしまい、CarpentersとかBurt Bacharach の4枚目

バート・バカラック+1(紙ジャケット仕様)

バート・バカラック+1(紙ジャケット仕様)

とかを引っ張り出している。ここ数カ月MXか何かで再放送している『機動戦士ガンダム』を観ている。昨今のアニメのスピード感に慣れていると、物語も演出も動きも遅々として進まないのだけど、ランバラルやマ・クベが登場あたりから急に面白くなってきて、毎週待ち遠しい。10年前くらいに一気見したのだけど、あまり覚えていないので新鮮に楽しめている。『アメトーーク』のの東野幸治持ち込み企画「帰ろか千鳥」が楽しみ過ぎてやばい。



火曜日。おでんの残りを朝に食べる。出汁を吸った大根と卵の旨さが加速していく。退社して、ディスクユニオンへ。うつくしきひかりと惣田紗希による7インチシングル『木漏れ日のうた』を購入。中古で、Lampの染谷氏やキリンジがレコメンドしていたMichael Franks『The Art of Tea』

Art of Tea

Art of Tea

を購入。雨は毛布のように。ジャケットが良過ぎるので、アナログでも欲しい。ホクホク顔で家に帰り、レコードに針を落としたり、CDをインポートしたりにいそしむ。「カシスウーロンなら何杯でも飲める」説が本当なのか検証する為に、カシスリキュールとウーロン茶を買ってきて、音楽を聞きながら割って飲んだ。1杯で頭を痛み出し、途方もない眠気に襲われた。全然飲めないじゃないか。ふと「そういえば、最近とんかつ食ってないな」という考えが頭に浮かび、私はそのまま眠りについた。



水曜日。朝から身体がだるい。ほどほどに残業して帰宅。おでんがまだ少し残っていたので、食べきる。夏場の3日目だが、涼しかったし、こまめに火を入れていたので平気でしょう。10月からオードリー、南海キャンディース山里、ナイツ、流れ星、ウーマンラッシュアワーという同世代でのフジテレビバラエティ番組が始まるらしい。楽しみ過ぎる。2000年結成コンビらなので『ミレニアムズ』という番組名はなかなかフックがないような気もするけども。そう考えると、『めちゃ×2イケてる』とか『はねるのトびら』とか『ピカルの定理』とか片岡飛鳥組のネーミングの掴み方って秀逸だ。先週の『若者たち2014』を観ていたら、荷物が届く。何とですね、Twitterのフォローワーの方が入手困難になっているLampの2ndアルバム『恋人へ』

恋人へ

恋人へ

を譲ってくれたのです。ありがたやー。何かお礼をせねば。『若者たち2014』はとりあえず瑛太満島ひかりが同じ画面に収まっているありがたさを噛みしめようと思っている。この間の「リサ・ローブ」というアイテムの使い方。このご時世にリサ・ローブを聞いている若者があの狭い範囲にたくさんいるなんて!家の前で土下座、雨が降っても土下座、という展開のステレオタイプなチープさも凄い。『おやじの背中』の6話と7話を観る。6話「父の再婚、娘の離婚」は橋部敦子脚本回。尾野真千子の発話が良くて、なかなかだった。父の短所を挙げていくシーンでの愛情の漏れ方とか。父と母のあったかもしれない旅行を語るシーンもむちゃよかった。実家に戻って父の為に焼きそばを作ってる所よかったな。山田太一先生脚本の7話「よろしくな。息子」は圧倒的。異様な空気感で文句なしのベスト1。ご存命の内に坂元裕二と対談して欲しい。



木曜日。昨日の夜に覚えたての肩のストレッチ運動をしてみたら、ビックリするほど目覚めがいい。ヨーグルトを買いそびれていたので、賞味期限の切れたベーコンと卵2つでベーコンエッグを作って食べた。野菜ジュースを飲み、家を出て、駅に着いてみると、いつもより早い時間で、とことん気持ちのいい朝である。Lampの『恋人へ』を聞きながら通勤。今よりだいぶシンプルだが、普遍的ないい曲のオンパレードに涎。通勤電車に学生が戻ってきたけれども、電車にいる中高生って男の子より女の子の方が圧倒的に多い気がするのだけど、そんな事はないのだろうか。私が単純に女の子にばかり目がいっているだけなのか。そういえば、最近、友人に生まれる子どもがことごとく女の子ばかりで、「大奥」の世界誕生の予兆を感じている。調子がよかったので、残業して仕事をモリモリして、帰宅した。先週の『スペース☆ダンディ』がなかなか狂ってた。エンディングがDORIAN作曲のZEN-LA-ROCK feat.嫁入りランド!!嫁入りランドのサクセスぶり。


金曜日。『ふぞろいの林檎たち』パート2を観た。パート2は社会人編で、1以上に身につまされるものがある時任三郎の素晴らしさからするに、現在の彼の役者としての立ち位置は微妙過ぎないだろうか。勿論、決して扱いが悪いわけではないのだけど、例えば、中井貴一と比べてみると低い。洒落にならないスキャンダラスでも起こしてしまったのだろうと思っていたのだけど、Twitterで宇野さんが教えてくれました。

非常に子煩悩であることで知られる。1999年、3児の父である時任は、子供をのびのび育てたいと家族でニュージーランドに移住。その間、役者の仕事はほとんど入れずに、全ての時間を家族とのふれあいに使った。子供が大きくなり、子育てが一段落したことから2003年に帰国。 (Wikipediaより)

好感度しかない。時任三郎の声も好きだ。彼がリリースした「白い絵の具とオーケストラ」という曲はASKAのプロデュースらしい。『アメトーーク』の東野幸治持ち込み企画「帰ろか...千鳥」面白かった。大吾が東京での道路沿いの部屋で、一晩中信号機の色を浴びて寝ている話が味わい深過ぎた。『昼顔-平日午後三時の恋人たち-』がいよいよ修羅場で面白い。来週、当たり前のように「この泥棒猫!」という台詞が飛び出すらしい。視聴率15%超えも納得。このヒットで西谷弘の地位が更に向上し、映画の量産体制に向かう事を願います。



土曜日。起きて洗濯。あまり天気はよくない。Moodymanを聞いて朝からテンションを挙げた。昼過ぎに自転車屋へ行き、ブレーキワイヤーなどを修理してもらう。待ち時間に板橋のソウルフードという両面焼きそばを食べた。

あくまでジャンクだが、なかなか美味しい。十条方面に自転車を飛ばし、商店街をプラプラした。「だるま屋餅菓子店」で今年もかき氷を食べた。とても美味しいが、高価なので年に一度の贅沢としておきたい。今回は抹茶ではなくイチゴ。”あまおう”である。

果肉たっぷりで、繊細に削られた鋭利なビジュアルの氷と混じると、それはもうパラダイスでございました。十条の商店街は楽しい。野菜や総菜が安くたくさん売っている。鰻が安く売っていたので、買って帰った。京都のレコード屋さんからロンリーの『ファーストオブ終わり』が届いていたので、聞く。名曲ばかり入っている。19分で終わってしまうのもいい。「ブラックサバスのパラノイド聞いてるのさっ♪」って曲が良すぎる。『アオイホノオ』と『エビ中グローバル化計画』を観ながら鰻を食べた。濱田岳岡田斗司夫むちゃいい。食後に、スティーブン・スピルバーグ『フック』をDVDで観る。

久しぶりに観たけど、不思議な映画だ。面白い。抑え目のロビン・ウィリアムススピルバーグの新作ファンタジーをそろそろ観たいな。突如、急激な眠気に襲われて、電気をつけたまま寝てしまう。



日曜日。起きても眠い。11時くらいに外に出て、ショッピングモールで昼食。またしても急激に眠くなり、起きたら夕方だった。ここ2週間、旅行が続いていたので、疲れが溜まっていたのかもしれないので、今日はゆっくりしようと決めた。Lamp『ゆめ』をスピーカーで一周聞いてから、暗くなる前に散歩に出かける。TSUTAYAで『M-1グランプリ』のDVDを2年分(2005と2007)借り、安くなっていたお寿司を買って帰った。2005年のM-1は面白い。ブラックマヨネーズ笑い飯の歴史に残る対決。ブラマヨの漫才は今観ても一切色褪せず素晴らしい。技術は勿論、吉田の人生が滲み出ているように見えるから面白いのだろうな。2005年でその他印象的なのはチュートリアルの「バーベキュー」の完璧さとタイムマシーン3号への不当な低評価。2007年のサンドウィッチマントータルテンボスも名勝負。そして、最高の漫才師ダイアンとPOISON GIRL BAND



月曜日。『HERO』が面白い。なんというかもう松重豊が啖呵切る度に涙腺が緩んでいます。来週は江上検事(勝村政信)の回!視聴率も20%を安定して越えてきているので、映画化頼む。事件が核心に迫る時に流れる服部隆之の音楽がRPGゲームのスコアみたいで超好き。しかし、北川景子がつくづく美人だ。彼女が主演の『抱きしめたい』

がいつの間にかDVD化されていたので、未見の方はぜひ。傑作です。今週の『噺家が闇夜にコソコソ』、藤子F先生についてというので期待していたけど、談笑さんが「さよならドラえもん」をそのままなぞるという謎の回だった。『STAND BY MEドラえもん』のステマとしか思えぬ。



火曜日。退社して、平賀さち枝とホームカミングス『白い光の朝に』を買いに、タワレコへ。ポイントが溜まっていたので、「ブラジル1000」から数枚購入。期間限定なのでまたすぐに廃番になってしまうかもしれない!と慌てて買い漁っている。中でも1番痺れてしまったのはLo Borges『A Via-Lactea』かもしれない。

ア・ヴィア・ラクテア

ア・ヴィア・ラクテア

鳥肌が止まらなかった。(表記がめんどくさいのでカタカナに変えます)ロー・ボルジェストニーニョ・オルタは「ブラジル1000」に選ばれていないアルバムも全部聞きたい。音楽を聞いていたら、あっという間に夜が更けていった。山田稔明さんのブログ(http://toshiakiyamada.blog.jp/)で展開されている「初秋の猫騒動」とそれに伴ったインスタグラムが必見だ。長年連れ添った猫を今年の夏亡くし、消沈していた山田さんの家の庭に、子猫が現れる。その子猫はその亡くなった猫の幼い頃にそっくりなのだという。まるで出来の悪い大島弓子の世界。こんな話が本当にあるんだな。グッと来過ぎて、少し泣いた。