青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと

備忘録。先週の木曜日は新宿でマセキユース芸人の月例ライブ『ライジングオレンジ』を観る。そんなに面白くなかったというのが正直な所だ。しいて言えば良かったのは、浜口浜村、モグライダーの漫才か。すぐ近くのロフトではカクバリズムのイベントが行われており、YOUR SONG IS GOODや(((さらうんど)))やceroのライブを観る事ができたのに、何故かお笑いライブを選んでしまった自分を悔やむ。怖かったんや、カクバリズムの和気藹々としたパーティー感が怖かったんや。でもロフトでceroを観る事はもうなかなかなさそうなので、もったいない事をしたなぁ。会場を出て、味気のない安い蕎麦を食べ、むしゃくしゃしたので、タワレコで住所不定無職のアルバムを購入して帰る。住所不定無職のニューアルバムには実はあまり期待していなくて、直前まで買うかどうかも悩んでいたような感じなのですが、これが驚くほどによいのでこれでもかと驚いている。ゾンビーズ子ちゃんは本当に素晴らしい才能を持った女性だ。3人のボーカリストの按配も最高。ココナッツディスクとJET SETの両雄に絶賛されているので間違いない感じですよね。音楽メディアでの扱いは、ナタリー以外は悪い。もったいない。住所不定無職は今回のアルバムで急にサウンドを変えてきたわけでなく、2011年にリリースされた7曲入りのフルボリュームシングル『トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!』

トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!

トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!

からカラフルで最高なのだ。こちらはヒダカトオルカジヒデキイルリメという豪華プロデューサー陣を迎えている。



金曜日。家に帰って録画したテレビ番組を観ていた気がする。今期のアニメは『キラルキル』『境界の彼方』『ガリレイドンナ』を観ている。どれも今の所、そこまでピンと来てはいない。洲崎綾が『たまこまーけっと』の「たまこ」に続いて、「マコ」という当たり役を『キラルキラ』で獲得していて凄いです。後、『おどおどオードリー』のDVDを寝ながら観た。

若林が自由にMCするやつ。オードリーは中高一貫の私立の男子校だから好きなのだ、と改めて思う。



土曜日。晴れ。30℃を超えていたらしい。10月らしさを感じさせてくれない日差しだ。洗濯を干してから、自転車に乗っていて、まだ汗だくになるとは。お昼に水道橋のとんかつ屋「かつ吉」でロースを頂く。

店舗の広さ、店員の数、メニュー表、呼び鈴などチェーン店然としているが、れっきとした老舗。渋谷や丸ビルにも店舗を構えるが、水道橋が本店だ。肉質がよい。非常に柔らかく、臭みがない。脂がとても甘い。

とは言え、ロースはちょっと脂がキツく感じる瞬間もあり、ここはヒレで楽しんでもいい店かもしれない。しかし、私もいよいよロースが辛くなってくる歳か。漬物3種、キャベツ、ご飯、みそ汁がお替り自由なのもうれしい。しなかったけど。


そのまま神保町の『きっさこ』で珈琲を飲む。とても美味しい。こちらは大きなスピーカーとレコードに囲まれたお店。席につくと、Jackie Gleason『MOVIE THEMES』というレコードがかかって、そのあまりの素晴らしさに蕩けてしまった。

音楽愛好家の間では有名な1枚なのでしょうか。CDは出ているのかしら。とググってみたらあった。正式タイトルは『MOVIE THEMES FOR LOVERS ONLY』というらしい。どうりで甘く蕩けるコンチェルトだよ。しかし、アナログのノイズ音と相まって素晴らしい響きだったのよね。欲しいなー。山下達郎もラジオでかけた事があるらしい。Jackie Gleasonの本業は俳優らしい。ムード音楽みたいなもんだと思うのだけども、今ああいう音楽をニューアルバムとして出すアーティストっていないのかしら。中野へ移動し、ブロードウェイを物色した。雑貨屋にハンガーフォード製のスヌーピーが置いてあったが、さほど状態がよくないのに3万近い値段が。これは手が出ないぞ。『スヌーピー展』が始まり、値段が高騰してしまうのではないか心配。夜、お腹があまり減っていないので、数皿だけ試しに行ってこようと、近所にできた「くら寿司」へ。初くら寿司だったわけですが、クソ不味いですね。新店舗というのに不衛生な感じを受けたし、二度と行きたくないと思いました。5皿でできるガチャガチャはどうしてもやりたかったので無理して食べ、無事にシークレットである「あぶり海老チーズ」というゲロ不味そうなネタを模したオモチャをゲットしました。安いからか大混雑していたのだけども、悪い事は云わないから都内の人であれば、もう20円だけ上乗せして「天下寿司」へ行くべきだ。あそこは本当に美味しい。ちゃんと職人さんが握っているしね。なのに破格の1皿120円。〆サバが美味くてお気に入り。

ちなみに吉祥寺店には『孤独のグルメ』で吾朗さんが訪れております。



日曜日。9時台といういいタイムに起きる事ができたので、自転車で飛び出したのだけども想像以上にやる事がない。石神井公園や大泉などを経由してなるべく遠回りしながら吉祥寺へ。どこかでカレーを食べたいと思っていたのだけども、休日の吉祥寺のランチはどこも店の外まで行列だ。いさぎよく諦める。ココ吉で音楽前夜社のこれまでの活動をまとめた『音楽前夜社Archives Vol.1』を購入。最高。

色々考えたけどもやはりやる事がないので、TUTAYAで『世にも奇妙な物語』のDVDを借りて、家で観る。途中で眠くなりうたた寝していたら、夜だったので落ち込み、『R100』でも観に行くか、と外に出るも『安堂ロイド』を録画し忘れていた事に気づき、帰宅した。『R100』を観るのはかなり怖い。『さや侍』がいまだにトラウマだ。録画してあった『めちゃ×2イケてる』を観る。「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」というタイトルに度肝を抜かれた。しかし、やはりタイトル大喜利で言えばX JAPANのTOSHIのソロ楽曲「自分〜抱いてやりたい〜」は至高。これに敵う楽曲タイトルは10年代には登場しないだろう。しかし、オカタカリーダーは私のようなサブカルこじらせ文系オタクからヤンキー気質のEXILEファンまで幅広く支持を得ていて凄い。



月曜日は連休最終日なので鬱。遠方のおもちゃ屋さんに行こうとしたら営業していないとの事だったので、急遽池袋サンシャインでプラネタリウムを観た。ちょうどやっていたプログラムが大宮エリーが作・演出、語りと音楽を原田郁子が務める、というもので、まるでサブカルこじらせ文系オタクみたいではないか!と自意識過剰に恥ずかしがる。とても眠くなったが星は綺麗だった。原田郁子のソロアルバム『銀河』

銀河

銀河

からたくさん流れていたので、まさか!?と思っていたら清志郎が降臨し、少しグッときてしまった。池袋のような汚い都会の真ん中の上の方に、水族館やプラネタリウムがあるというのは不思議でサンシャインはテンションが上がってしまいます。



火曜日は連休明けで参ってしまう。台風が近づいているせいか気圧の変化で頭痛が止まらなかった。そういった類の事って本当にあるのですね。何だかとてもデリケートな人間になったようでうれしい。録画しておいた『終電ごはん』を観ながらおでんを食べる。『終電ごはん』は決してつまらなくないが、岩井秀人が脚本というのが信じられないほどにうすら寒い。演出があってないようなものだからだろうか。お風呂に入り、ティム・バートンの『ビッグ・フィッシュ

をDVDで少し観てとっとと寝た。ここ10年で最強という台風は夜中だったので、その強さにおののく事はなかった。翌日の電車も少し遅れたくらいでした。何故かいつもより空いていて快適だった。台風で会社や学校が休みになるという憧れのやつはほとんど体験した事がない。平気で休みになるのは大学くらいのものだ。