青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

『SLOWMOTION』in渋谷WWW

渋谷WWWにて金曜日の夜からオールナイトで開催された『SLOWMOTION』というイベントに行ってきました。私はクラブ遊びには縁のない人間なのですが、片想いというバンドが、この場所に導いてくれました、ありがとうございます。この日の片想いは久しぶりにパーティバンド然とした演奏を披露していて、フレンドリーでパワフルで、とても気持ちよくなってしまった。WWWの音響で片想いの演奏を聞けるのはとても幸せな事です。ceroの橋本翼がギターで、高城晶平がコーラスで参加。真夜中に都会の真ん中の暗闇で人々が集まって、音に耳を傾けたり、談笑したり、踊ったりするクラブというのはとてもメロウでロマンティックな行為だな、と今更ながら想う。これがクラブという文化なのか。いつもライブハウスで見かける、顔やニックネームしか知らないあの人やあの人に、何故だか親密な気持ちを抱きました。社交性皆無の私でも、少し話がしてみたい、と思えた。音楽の話とか。なんせ彼らと私を繋ぐ共通項は音楽ただ1つだけなのだ。


DJメンバーは高城晶平(cero)、Sports- koide、DJ MINODA、MOODMAN。オープニングを務めた高城晶平の最初にスピンは、口ロロの「00:00:00」である。奇しくも、ちょうど”マヤ暦”終了の時間帯でございました。終わりと始まりの重なり合い。色々とクソみたいな世情ですが、何度でもリスタートを切っていけるのだ、という気持ちは無くしたくありません。各DJのプレイは緩やかにジワジワと接続していく感じで、とても心地ちいい。それはなんだかシラフさんの音楽活動のようだ。やはり明け方には眠くなる。

おやすみ まだ名前のない 無数の想い
おやすみ またこんな夜に歌になる日まで
みんなみんな 重なりあって
不思議な音楽が今聴こえた気がした


口口口「00:00:00」

明け方の5時半過ぎに会場を出て、家に帰ってグッスリ眠る。眠る前に先行販売でゲットした片想い「すべてを」の10インチに針を落とした。素晴らしい眠りのはじまりである。