青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/10/20~)

秋になってからみんながみんな永遠に風邪気味な感じがする。GORO GOLOとジャポニカソングサンバンチのライブが最高だった。とんちれこーどと音楽前夜社という類まれなる音楽集団が同時に存在していた時代があったのだ、と10年後の誰かがここを観て驚いて欲しい。


riddim saunterの2人が結成したKONCOSの1stアルバムが楽しみだ。ギターの佐藤君の歌声はネオアコド真ん中らしい。カところでKONCOSのTA-1のルックスが変化していて、ジョン・レノン眼鏡をかけて髭を生やしていた頃のラーメンズ小林賢太郎な感じなので、好物!という方はブログを覗いてみるとよいでしょう。ブログがまた、写真がヴィヴィッドでイカしているのだ。ほとんど食べ物の写真なのだけど、とにかくそれが最高なのだ。麺類への異常な愛情。パーキングエリアで食べた物なんかも全部綺麗に写真撮ってある。レコード収集家だけあって記録マニアのようだ。


北野武見直しブームが継続中。

Dolls [ドールズ] [DVD]

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Dolls』は初めてスクリーンで観た北野映画で、「こんな表現があるのか」と度肝を抜かれた上に、鬱気味になったトラウマ映画の1つ。優しくて残酷で静かに凶暴だ。



ナルケマレバンガカピカッピ。ナルケマレバンガカピカッピ。なんでこの呪文の事を忘れていたのだろう。こないだ急に思い出して、ハッとしましたよ。

元気がわき出るおまじない。作詞は我らが藤子F不二雄先生だ。がんばれ、まけるな、ぴっかぴか!小さい時ビデオで繰り返し観ていた。でも、この映像が結構怖いのだ。ドラえもん達のニセモノ感がそれに拍車をかける。



週末は久しぶりに上野へ足を運んだ。たぬき小路にある「とん八亭」でロースかつ定食を喰らう。通常よりも低温で揚げるため、衣はベトついているが肉が美味い。初めて食べるタイプのとんかつでした。

上野には更に低温で長時間かけて揚げる有名なとんかつ屋があるらしいのだが、そこは「当店以外のとんかつ屋は傷害罪です」という看板が掲げられたなかなかにヤバい店らしい。その後、動物園を観て回った。想像していた以上に広くて驚く。都会の真ん中でライオンとか虎とか像とかが我々と同じ時間軸で生活しているというのは冷静に考えると異常な事で、と同時にちょっとウットリもしてしまう。夜の動物園の事を想うとロマンチックな気持ちになる。久しぶりに見た動物の中で圧倒的に心惹かれたのはカバでした。

大きさ、醜さ、水に濡れたボディのヌメリ。得体の知れない禍々しさと切なさを漂わせる佇まいだった。村上春樹の短編「緑色の獣」で描かれている不条理のような。それでいて、どこか神々しさもあって、動物園の閉園後、甘味処へ寄る。

これはもう間違いなく2期が始まった『孤独のグルメ』の影響です。あの「俺は所帯染みたお新香のおかげで、逆に小豆に何度でもときめく。何度でも恋が出来る」という台詞は脚本家ちょっとやり過ぎではないか!?と思いつつもやっぱりジワジワ効いてきます。



ceroの『MY LOST CITY』がリリースされて、頭の中はそれでいっぱい。「クラウドナイン」でのMC.sirafuの仕事っぷりに痺れる。「スマイル」でのいかした「スマァァァイル」ってコーラスもシラフさんだろう。「マウンテンマウンテン」「Contemporary Tokyo Cruise」「さん!」の3曲が荒内さんの作曲というのには驚いた。前作の「あののか」のイメージからもっと渋い曲を作るタイプの人だと思っていたのだけど、めちゃくちゃポップなキラーチューンが作れる人なんだな。橋本さんはceroでは曲作らないのだろうか。ジオラマシーンの楽曲、凄く好きだし、ceroでやっても違和感なさそうなのだ。タワーレコード初回入荷分特典音源「あとがきにそえて」は特典なのがもったいないくらいに名曲。絶対にゲットすべきだ。



魔法少女まどか☆マギカ』の劇場版前篇後編2本観た。

ものすごく感動してしまった。まるで宇多田ヒカルの名曲「誰かの願いが叶うころ」への返答のようだ。とにかく膨大なカルチャーや事象の死骸の上に成り立っている作品で、あらゆる深読みが可能。しかし、ほんと面白かった。後半あまりの情報量とスケールに置いてかれそうになったけど、勢いとエモーションで乗っかれた。あんな凄いもの作ったら、作り手自身が作品を神聖化しちゃいそうなものなのに、劇場版だ、続編だ、スピンオフだ、とコンテンツとして骨までしゃぶりつくそうとしているのが、清々しい。鬼ヶ島『地獄への通学路』が面白かった。

「呪いのビデオ」と「スタディボーイ」が特に好き。やっぱり音が面白いトリオだ。コントとか演劇とかのフレームをいじくり倒すクレヴァーさもあって、狂った感じっていうのもかなり計算されたものなのだろうな、と思います。第1回公演も特典で入っているお得さ。1回目の公演から驚くほどに面白い。あらゐけいいち『日常』8巻も最高だ。 特に好きだったのは「奨励賞 夢 幻の如くなり」ってやつですね。

ニューウェーブギャグ漫画。最近無性におおひたごうの『おやつ』を読み直したい気持ち。
おやつ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

おやつ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

中学時代のバイブルだ。おやつパパがティッシュ箱に吸い込まれて四次元の世界に飛び込んじゃうって話が好きで、友達に読ませまくった。四次元の世界の住人はみんな道化師のようで、好感度ナンバーワンタレントは柳沢慎吾なのだ。



ロロの『いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛され第三小学校』の再演が決定したそうで、とても楽しみ。最低でも2回は観に行きたいなぁ。『父母姉僕弟君』でのキッドによるポエムにシンガーソングライター倉内太がメロディーをつけたそうな。更に倉内太のワンマンライブにロロが出演。これは楽しみ。



サブウェイが美味しい。なんだかんだで「ベジーデライト」かそこにアボガドを入れた「アボガドベジ」が1番。「ベジーデライト」だとオススメの調味料はオイル&ビネガーに塩胡椒なのですが、アボガドが入るやいなやワサビ醤油というのをオススメしてきます。しかし、アボガドが入ろうがオイル&ビネガーに塩胡椒のが絶対美味しい。なので、「アボガドベジ」を頼んでワサビ醤油を薦められても「いえ、オイル&ビネガーで!」と断固たる態度で挑みましょう。野菜多め」と頼むとかなりこんもり入れてくれるのですが、店によって量はかなりまちまちです。「上限で」と頼むといいのかもしれませんが、それは恥ずかしくてできません。