青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

昆虫キッズ3rdアルバム発売決定!!


昆虫キッズの3rdアルバム『こおったゆめをとかすように』の9/19(水)発売決定。しかもCDとアナログが同時発売だ。なんと後、1ヶ月くらいで聞けてしまうのだ!発表から1ヶ月後に発売というのは店舗などへのプロモーション活動の面ではどうかわからないのだけど、リスナーからすれば非常にテンションが上がる。

1.街は水飴 
2.Little Boy 
3.桜吹雪だよ 
4.ASTRA(Album Mix) 
5.主人公
6.メモリーズ 
7.CHANCE 
8.若者のすべて 
9.クレイマー、クレイマー 
10.非常灯に照らされて 
11.裸足の兵隊(Album Version) 
12.BIRDS

いや、しかしタイトルを眺めているだけで名盤の香りがしてくるのは、これ何故か。夢のようなファンタジーとその裏側にある現実を同時に見せてくれるのが昆虫キッズであったわけだけど、現実がちょっとシリアスになり過ぎた今、もしかたら次の音源はだいぶ重苦しいものが出来上がるんじゃないかしら、と思っていたのだけど、なんだかこれは(あくまで想像ですが)どうにも軽やかで、かつ強い意志の込められたアルバムなのではないかしら。凍った夢を溶かすのだもの。そんでもってやっぱりドリーミーでサイケデリックでセンチメンタルでアナーキーなんだろうな。ビター・スウィート・シンフォニーって昆虫キッズの音楽の事を言うんだぜ!100%ORANGEのイラストに全て詰まっているような感じだ。


ときに「若者のすべて」という曲が収録されている。3年くらい前のクリスマスだったか、高橋翔はTwitterで「いつか『若者のすべて』って曲書くわ」と呟いていたのだ。もちろんフジファブリック志村正彦の死を受けての事なのだけど、その誰に向けたでもない約束がついに果たされた。

世界の約束を知って それなりになって また戻って
フジファブリック若者のすべて

何もブルーにこんがらがっているのは10代だけじゃないって話なわけで、昆虫キッズにはまた存分に大暴れして頂きたいのだ。