青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/06/20~)


スカートのアナログアルバムという響きだけでもうウットリしてしまう。そして、言うまでもなく素晴らしい西村ツチカ先生のジャケット。初期音源集とベスト盤の間のような音源となっています。やっぱりいい曲ばかり。確か「消失点」という曲もあったはずだけど、それは入っていないようだ。とにかくまだ買えるようならば、初期音源集CD-R『Lovers Chronicles』と『スカート』はすぐ手に入れたほうがいい。こいつを記念して、スカート澤部渡氏が2006年頃からつけていたmixiの日記を覗いてみる事にした。ブログ同様に情報量と自意識との葛藤が素晴らしい。まだ2ヵ月分くらいしか読んでいないのだけど、空気公団の名盤『ねむり』に寄せた18歳澤部氏の文章を抜粋。

だらしなく点や線を塗りつぶしていく雨のしずくが、 僕の肩にあたり、君の髪に触れる。 そんな瞬間をたまらなく思っていた。 彼女の歌声はそのしずくをふき取りはしないが、 かさを差す右手の負担を減らしていたようには思う。

か、かっこいい。なんて18歳だ。すでに「ウーリッツァー」とお「月の器」といった名曲を作っていたわけで、何ら不思議ではない。それでいて、「恋人がほっしー」と叫んでいる日記が面白い。


スチャダラパー『偶然のアルバム』とA Tribe Called Quest『The Love Movement』をよく聞いています。

偶然のアルバム

偶然のアルバム

THE LOVE MOVEMENT

THE LOVE MOVEMENT

『偶然のアルバム』は星野源も愛聴しているらしい。『The Love Movement』はほんと好きですわ。「Like It Like That」とかtofubeatsオノマトペ大臣の感じだなー、とか思っていたりして。



UHA味覚糖の「塩純露」なる飴が美味し過ぎる。

べっこう飴に塩(五百万年もの時間をかけて大自然が創り上げた天然塩レイククリスタルソルト!)が練り込まれているのだけど、べっこうの甘さを堪能している際に塩のしょっぱさが舌に触れると、脳味噌を直で刺激してくるようなえも言われぬ快感が走ります。まじで快感過ぎて怖いくらいだ。世が世なら塩純露を巡って戦が起きる。



台風の日に渋谷で話題のカン・ヒョンチル『サニー永遠の仲間たち』を観てきた。1000円DAYだったらしく台風だというのに満員。これがドラマだったら諸手を挙げて絶賛するんですけど、映画として観た場合は個人的には粗が目立った。実写ですらないし、比べるのは間違えているかも知れないけど、高畑勲の『おもひでぽろぽろ』の画面構成や脚本のエピソードの掬いあげの素晴らしさを痛感すると言いますか。空間の把握とか照明はあれでいいのだろうか。あの女の子たちを絶対もっとかわいく撮れると思うのだけど。なんとか権利を買いつけてナミ役を松嶋奈々子と前田敦子で連続ドラマとしてリメイクしたらいい。クラスメイトは全員AKB。現在のチュナは小泉今日子RIKACO。映画後、外に出たら暴風雨でとにかくビショビショになって帰った。傘も一瞬でひっくり返りました。家に帰って録画してあった先週の『とんねるずのみなさんのおかげでした!』を観る。ローラと米良美一の食わず嫌いが強烈で超笑った。



旅行から帰ってきてから、とにかく体調が悪くてまいる。最近はわかりやすく口内炎と肌荒れをおこすので、すぐに体調が悪いのが認識できてよいです。最近QNに夢中。ディスしかけまくって評判を落としているようですが、才能が凄いので、なんかもうなんでもいいです。でもOMSB'Eatsとは本当に仲がよさそうだったのでショックだ。


Earth No Mad名義のアルバムもむちゃよい。これを昨年聞き逃していた事を悔やみます。フィッシュマンズとかスチャダラパーのムードがバリバリの最新系の音で鳴っている感じだ。

Mud Day

Mud Day

  • アーティスト: Earth No Mad From SIMI LAB,OMSB’Eats,METEOR,Onslaught,QN,GIBUN,MARIA,菊丸,USOWA,SIMI LAB,OMEN
  • 出版社/メーカー: SUMMIT
  • 発売日: 2011/03/25
  • メディア: CD
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最近思い出した懐かしいいい曲。KISS「BETH」

母親が「エアロ、キッス、クイーン」が御三家と日本でもてはやされた時にどっぷりはまっていたらしく、中1くらいの時に借りて聞いた。断然、QUENNとAerosmithのが好きだったんですけど、KISSのこの曲には驚いた。あのメイクでこんないいバラードを、しかも歌っているのがドラムという。なんとこの動画はオーケストラバージョン、しかも指揮者も含め全員KISSメイクという素晴らしいものです。

これは懐かしい。『ドラゴンボールZ』のアニメの中で使われる「口笛の気持ち」という曲。むちゃくちゃ好きでCDも買った。でも、口笛だけのボーカルなしバージョンの方がクラシック感あって好き。ちなみにピッコロさんは口笛が苦手なので、耳を引きちぎってました。



録画してあったハイバイ岩井秀人脚本の『生むと生まれるとそれからのこと』を観た。第30回向田邦子賞受賞作品だそうだ。おもしろかった。人と人の境界線をあれやこれやと可視化するいつもの岩井節で、序盤などはドラマなのに演劇チックな演出があって驚く。ひょっとこ乱舞が出演していたらしい。後、「あ、やっぱり歌うんだ」というほほえましさね。音楽SAKE ROCK、主題歌が星野源という鉄壁っぷりでした。テーマのわりに、肩の力が抜けていて軽やかな雰囲気がよかった。でも、演劇作品のが5倍凄いと思うので、ドラマ見てちょっと気になった方はぜひ劇場に足を運んでみて欲しい。