青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

LIVE『Spring Fever!!!』


渋谷WWWにて『Spring Fever!!!』に参加。昨年も長丁場だったわけですが、今年も5組で5時間の長期戦でありました。トップバッターはスカート。トランペット(MC.sirafu!!!)とサックスの加わった6人編成。冒頭の「返信」「ストーリー」の連打でノックアウト。白眉は「新しいウーリッツァー」だ。CURTIS MAYFIELD「TRIPPING OUT」のリズム、つまりは山下達郎の「甘く危険な香り」で、小沢健二の「天使たちのシーン」なわけです。澤部君の熱を帯びるようなギターソロも「天使たちのシーン」での小沢健二のようだった。昆虫キッズ、カメラ=万年筆、マンタ・レイ・バレエと各バンドからメンバー召集し、果てには管楽器さえも従えた澤部渡が、かつての小沢健二にダブって見えた。「この人が!100キロ超えのこの人が、もしかたら俺らのオザケンなのか!?」と興奮した次第です。でも、その後おっぱい揺らしながら太鼓叩いている姿を見て目が覚める。オザケンはおっぱいを揺らさない。しかし、ライブ中には女性から「かわいー、かわいー」と声援を送られ、ライブ後にも「澤部さん、2ショットお願いしていいですか?」とか女子に囲まれていた。オザケンとは違いかもしれないが、この人もまたアイドルだ。何せよスカートはポップモンスターからポップスターへの変身を華麗に遂行中なのであります。



昨年は3番手に登場したceroが今年のトリ。貫禄溢れるライブだった。祝祭感溢れるファンキーなグルーヴはもちろんの事、大人っぽいといいますか、滋味溢れる演奏を披露しておりました。四管楽器、ボンゴ、スティールパンらで奏でられたラストの「(I found it) Back Beard」「小旅行」がとりわけ素晴らしかった。「21世紀日照りの都に雨が降る」も「入曽」も「武蔵野クルーズエキゾチか」も「さん!」もやらずして、この満足感。ceroはどんどんすっごくなるね!2ndアルバム、今年中に出ますように。そして、言及せずにはいられないのが、ゲスト演奏で登場したスカート澤部氏と高城氏の、見つめあいながらのキッス。会場の誰もが心の中で「キスしろ!」または

となっていたわけですが、その期待に見事に応えたあのキッスはあの日世界で1番美しいキスでありまして、今年の夏コミは高城攻め澤部受けで決まりだね!ってなもんです。どなたかよろしくお願いいたします。