青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/03/01~)

金曜日はザ・なつやすみバンドのライブを見に代官山にあるライブハウス「晴れたら空に豆まいて」に向かう。きちんとした音に整えられたザ・なつやすみバンドのキラメキ。新たにコーラスイントロが加えられた「傘はいつも」が素晴らしかった。共演の次松大助は元The MiceteethThe Miceteethは大学生の頃よく聞いていた。『Baby』は名盤だし、「ゴメンネベティ」は名曲だ。

ライブ後、なぎ食堂でご飯を食べる。おいしいなぁ。特にジャガイモとほうれん草のケバブ!とても贅沢な気持ちになれます。食後に『中尾勘二インタビュー』(100円)と西村ツチカ/ナマエミョウジ『ふーこーめいび』(420円)を購入。

欲しいものが何でも揃う食堂だぜ。中尾さんのインタビュー、面白過ぎる。『ふーこーめいび』はツチカ先生の女の子へのリビードーが漫画の力で大きく飛翔している傑作だ。そして、うつくしきひかりの1stアルバム『うつくしきひかり』をフライングゲット。いよいよ3/8(木)発売!ついに中川さんの歌声が全国流通です(コンピの参加はありましたけど)。



土曜日はあうるすぽっとで柴幸男が作・演出を手掛けた『テトラポット』を観劇。

個人的にはいまいち。日曜日は2週間くらいパンクしたままだった自転車を直した。久しぶりに「喜多方らーめん小法師」でラーメンを食べる。その後、電車でラゾーナ川崎に向かい、私立恵比寿中学のフリーライブを観る。午前中はメジャーレーベルとの仮契約調印式だったそうです。

2部はずっと寒い中外で待っていたというのにファンの方の気合いが尋常でなく今までで最高のテンションだったのでは。凄い迫力だったな。2階からユルリと見ていたわけですが、5月に発売されるというメジャーデビューシングル『仮契約のシンデレラ』の表題曲が名曲で唸る。台詞があったり、突然BPMが激変したり(ワルツもあり)、と前山田先生がエビ中に残した功績を更に大衆向けにブラッシュアップしてある。杉山勝彦、凄い。その前山田先生の作った「ゲタ箱放課後ロックンロールMX」は、ブレーキが効かなくなっている最近の前山田節というか、ももクロ用みたいな曲で、先生には早く目を覚まして頂きたい。し今後はほぼ毎週の勢いでイベントがあるそうで、それをこなしての本契約だそうです。がんばれー。帰りに本屋で買った

しょんぼり温泉 2 (ジャンプコミックス)

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僕の小規模な生活(6) (KCデラックス モーニング)

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を読む。『しょんぼり温泉』は『団地ともお』とほとんど変わりないような気がしますが、あいからずエピソードの名手。どんどん街の地図が詳細になっていく快感。『僕の小規模な生活』は相変わらずおもしろい。5巻は本当に最高だった。


花粉症いよいよ本格的にきた。去年の三分の一らいしいけど、憂鬱な時期です。今週の大ニュースと言えば片想いの『踊る理由』がついにリリース!!!!


なんと7インチで、なんとカクバリズムから。あいからずドライブ感溢れる角張社長の筆致「カクバリズムニュース」もチェックです。盟友ceroも参加。アナログオンリーリリースで、MP3コードもなし。レコードプレイヤー必須です!これが安くて1番評判いい。あだち麗三郎さんもオススメしてましたよ。

audio-technica ステレオターンテーブルシステム ブラック AT-PL300 BK

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九龍ジョーさんが撮影した動画のこの引きの固定カメラいいですよね。

そして、うつくしきひかりの1stアルバム『うつくしきひかり』の発売。おいそれと言葉を費やすのに抵抗があって黙っていますが、マスターピースが出ましたよ。広くそして近くで鳴る音楽。


今年の岸田國士戯曲賞は3作同時受賞!しかもマームとジプシーの『帰りの合図、まってた食卓、そこ、きっと、塩ふる世界。』で藤田貴大が受賞。26歳、同い歳。凄いぜ。『Kと真夜中のほとりで』の戯曲を詩に書き下ろした作品が「ユリイカ」に掲載されているようです。チェックせねば。3月に京都の廃校で『LEM-on/RE:mum-ON!!』、6月に『ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景』、5月から7月にかけて3カ月連続でコラボ作品を発表。しかもお相手は大谷能生飴屋法水今日マチ子の3人。この面子で会場がSNACはまずい。しかし、凄まじきワーカホリックっぷり。



渋谷O-nestにてLantern Paradeのレコ発イベント『ちょうちんフェスタ vol.1』を観る。1番手は昆虫キッズ。遅れて行ったので少ししか見られなかった。「太陽さん」久しぶりに聞いた。新曲はラルクオルタナィブな側面が亡霊となって演奏しているような、不穏かつ爽やかな曲だった。2番手はやけのはら+ドリアン。2010年の夏、とてもよく聞いたものです。でもちょっと今の気分ではなかった。「ロックとロール」「Daydreaming」「Rolli’n Rolli’n 」「Good Morning Baby」と名曲ばかりですが、レパートリーに変化がない。「Rolli’n Rolli’n」は七尾旅人の変わりに曽我部恵一。トリはLantern Paradeバンド編成。全員が一歩引いたような俯瞰、叙景という言葉が似合う演奏だった。光永さんのドラム素晴らしい。コーネリアスの「Star Fruit Surf Rider」カバーもナイス。 清水さんはBOSE顔だ。アルバム『夏の一部始終』の楽曲もよいのだけど、やはりアンコールで披露された『Lantern Parade』に収録の「回送列車が行く」「甲州街道はもう夏なのさ」の素晴らしさにまいってしまう。「職務質問を受けたのです」なんていう一見しょぼくれた歌詞をフロアが合唱する。

そういえば、曽我部さんが痩せてた。メロウな痩せ方をしていた。