青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/01/13~)

土曜日はレッドアロー号で駅弁などを食べつつのんびり秩父へ出かけた。レッドアロー号で所沢のライブ会場へ向かうというギターを抱えた三輪二郎を見かける。駅弁はデパ地下で売っていた広島かき重弁当にした。秩父へはレッドアロー号は池袋から1370円、1時間ちょいでちょっとした旅情を味わえる。秩父は今、アニメ『あの日見たあの花の名前を僕達はまだ知らない』での観光誘致に力を入れている。ロケ地マップからお饅頭からジュースまで何でも揃っております。秩父では生まれて初めてのいちご狩りを楽しむ。夜ご飯はくるみダレのお蕎麦を堪能する。帰り際に見たミスタードーナッツのバッグにそびえる山々のアンマッチさに興奮した。


日曜日は渋谷でモンテ・ヘルマン『果てなき路』を観賞。

映画を撮る話で、つまり劇中劇映画だ。素晴らしい密度を持った画面に目を凝らしていると、境界がわからなくなってしまう。このわけのわからなさを愛してしまう。ビクトル・エリセの『ミツバチのささやき』を観て涙する美しいシーンがあって、ここをもうちょっと考えてみて少しだけわけがわかってみようと思う。車と街と部屋を素晴らしく撮れればそれでもう映画になるのかもしれない。しかし、今年に入ってスクリーンで見ている監督はコッポラ、ナデリ、ヘルマンと巨匠ばかりである。そして、渋谷から新代田Feverへ。住所不定無職のレコ発ファイナル。対バンは『トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!』のプロデューサー陣であるイルリメカジヒデキヒダカトオルだ。会場に着くとイルリメがすでにフロアを盛り上げ中。リリックがトラックの解説になっている「フィジカルグラフティ―」は何度聞いてもおもしろい。そっから「元気でやってるのかい?」「トリミング」という黄金リレーで締め。カジヒデキヒダカトオルは一緒に演奏。カジ君はあいかわらずのウサギフェイスの短パンボーイでした。元気にジャンプを繰替えしてはベレー帽を落とし、そしてかぶり直す。「ラ・ブーム〜だってMY BOOM IS ME〜」を体現している永遠のブルーボーイだ。カジヒデキ45歳、豊田道倫42歳、という事実をどう受け止めればいいのか。ヒダカトオルBEAT CRUSADERSの「Hit in the USA」を披露。これが「BE MY WIFE」とか「IMAGINE?」だったら思わず泣いてしまったことだろう。高校時代はHi-StandardHUSKING BEEにものめり込まなかったんですが、ビーグルだけは大好きでした。


住所不定無職は演奏が実にたどたどしいのですが、それすらもフックとして飲み込み超絶なキャッチ―さが迸っている。しっかし、『トーキョー・ポップンポール・スタンダードNo.1フロム・トーキョー!!!』はやっぱりすっげぇ名盤だ。『ミュージックマガジン』ではわりとこき下ろされていましたけど、騙されるな!超いいから。誰かを好きだという気持ちとかかわいいものとか美味しいものとか、その喜びを分かち合う事だけがこの世の中を熱くするんだぜ!





最近スマイレージ熱がどんどん高まってライブ動画をよく見ている。4人のポテンシャルがとても高いのでカップリングとかライブでハロープロジェクトの往年の名曲をカバーしているのがとてもいいんですよね。タンポポ「乙女パスタに感動」「BE HAPPY 恋のやじろべえ」とか藤本美貴「ロマンティック浮かれモード」とかメロン記念日This is 運命」とか三人祭り「チュッ!夏パ〜ティ」とか!しかし、もうこの完璧な4人のうち2人がいないだなんて。落ち込む。つんく♂のブログの楽曲解説がおもしろい。アイドルプロデューサーとして更なる高みに昇ってらっしゃる。そのブログで初めて知ったのですが、シャ乱Qの名バラード「シングルベッド」の続編「プロポーズ」なる楽曲が世に出ていたのです!

間違いなくはたけ作曲なねばり気のある手癖メロディーや。


月曜日は矢口史靖『ロボジー』を観た。

柳島克巳(北野映画でお馴染の!)のカメラにしては緩い画面と前半のテンポの悪さに、序盤は肩を落として観ていたのだが、吉高由里子濱田岳のキュートさに目を奪われている内にそこそこ楽しめてしまった。まったく矢口史靖の一貫した天然女子好きにはおそれいる。上野樹里綾瀬はるかを経ての吉高由里子はついに見つけた理想のミューズだったのではないだろうか。ロボの故障、ミッキー・カーチスの吉高の救出、吉高がデジカメ、マスコミカメラ、望遠カメラと様々なカメラで撮ったり、撮られたりする事、を反復させ物語を転がしていくのはよかった。笑いのとり方がほぼリアクション芸であり、実に前時代的なのはやや気になる。映画熱が高まっている。『孤独な惑星』にすっかり魅せられてしまたので、筒井武文の作品を観賞したいのだけど、渋谷新宿あたりのTUTAYAであれば置いてあるのだろうか。やっぱり2011年の話題作、結構な数を見逃している。「ラテンビート映画際」で上映されたオリヴィエ・アサイヤス『カルロス』は一般公開しないのだろうか。バルト9でやっていたのに見逃したんだよ。韓国映画のヒステリックさが結構苦手なんだけど、ご多分にもれずホン・サンスはおもしろいなと思うわけですが、新作が日本に入ってこない。『よく知りもしないくせ』『Ha ha ha』『Oki's movie』って日本盤のDVDは出るのかしら。



火曜日は銀杏BOYZ『僕たちは世界を変えることができな』を観賞。

僕たちは世界を変えることができない [DVD]

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何回見ても色あせず面白いな。2003年ゴイステの解散から始まるのでおそらく彼らと今の私は同い歳だ。そう思って見てみるとむっちゃくちゃ元気。真夜中に車内で叫ぶ村井君の「海行くべ!海行くべ!」って叫びとか最高だよな。青春をきちんと維持できているなぁ。ここから8年たってもう維持できなくなってしまったのかなぁ。まだまだ彼らにはお互いのケツの匂いを嗅ぎ合っていて欲しい。



水曜日は五反田団を観にアトリエヘリコプターのある大崎へ。前田司郎が「あだち充はもうひと花咲かす」と予言していた。アトリエ付近に新しくできたファミマに入って驚愕した。最近お昼にポッカの「じっくりコトコト こんがりパンのはいったスープ」を飲むのがブームなのですが、会社近くのセブンにはコーンポタージュしかないのだけども、ファミマの棚には同シリーズの「チーズのポタージュ」「かぼちゃのポタージュ」「海老のビスク」などが置いてある。興奮のあまりに3種とも買ってしまった。ひたすらにコーンポタージュを飲み続けていた生活に終止符が打たれそうです。気になってポッカのサイトを調べてみると他にも「キャベツとベーコンのポタージュ」更には「キーマカレー」なるものまであるらしい。

ポッカ じっくりコトコト こんがりパンのはいったキャベツとベーコンポタージュ 28.8g×6個

ポッカ じっくりコトコト こんがりパンのはいったキャベツとベーコンポタージュ 28.8g×6個

ポッカ じっくりコトコト こんがりパンのはいったキーマカレー 33.3g×6個

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更にはこんがりパイの入ったシリーズもあるそうな!わお。ちなみに通の食べ方は、まんべんなく溶かさずに最後微妙に固まりになっているのにぶち当たり「しょぱ、うまー」とやる、これね。いつも食べている商品の見た事のない味とかものっそいテンション上がってしまう。