青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/12/16~)

ウィルスに侵された。40度近い熱で立ち上がれなくなり、激しい節々の痛みに頭痛で夜も眠れず、飯も食えず。3日目にしてこれは絶対インフルエンザだ、とタミフルを飲む覚悟で病院に行ってみると、口の傷からウィルスが入って扁桃腺がやられている、との事でした。そう言われてみると、先週それはもう大きくて熱々のかき揚げを夢中で頬張って、口角の内側を損傷した事が思い出され、天麩羅というものの恐ろしさに戦慄が走った。ウィルスは鉄分を与えるとパワーアップするらしい。これまた思い返してみると、「治りかけてきたな」って時いつも何故か目の前にチョコがあって、ポカリ生活のひもじさからつい手を出していた。もうちょっとで倒せそうというボスに、自らベホイミをかけていたのだ。道理で強い、このウィルス。眠りたくても眠れない夜の時間というのは恐ろしいものだ。やっと眠れても、熱があるといつも、意味のない半永久作業を行い続けるという夢を見る。小さい時からずっとだ。穴を掘り続ける、山積みの書類に判を押し続ける、登れるわけがない急な坂を登り続ける・・・などなど。


水曜の昼間はわりと調子がよかったので、ひたすらテレビを観ていた。現在の『笑っていいとも!』の水曜レギュラーは爆笑問題千原ジュニア、ロッチ、指原なのか。なんという安心メンバー。調べてみると、今のいいとものレギュラーは妙に偏っている。月曜日に柳原可奈子渡辺直美がいたり、木曜日にアンタッチャブル山崎とピース綾部がいたり、金曜日にベッキー秋元才加がいたり。同タイプが同じ曜日にいる。どういう意図があるのだろう。最近はBGMを小西康陽が作成しているというのも初めて知りました。木曜日に治りかける。金曜日、激しい頭痛で再びダウンか、と思われましたが、『マルさまぁ〜ず』のDVDを観る事でなんかと持ちこたえました。企画のおもしろさにはかなり振れ幅がありますが、フット後藤が出ている回を借りておけばはずれがない。夜、思いたってタンスからいらない服を大量に捨ててみる。学生時代の懐かしい恥ずかしい服をいっぱい見つけた。1番恥ずかしかったのはヴェルヴェッツ1stのジャケットを模したラグランTシャツでしょうか。後、靴の箱は取っておきがちですが、クソの役にも立たないという事を痛感したので全部捨てる。土曜日。私立恵比寿中学バナナ学園純情乙女組のライブを断念して風邪の完治に専念。部屋でセ『M-1グランプリ2010』と『バナナマン炎』のDVDを観た。『バナナマン炎』のロケ物はゴールデンに持っていける安定したおもしろさがありますね。Perfume『JPN』を聞いた。

JPN(通常盤)

JPN(通常盤)

1曲のインスト「The Opening」が最高だ。中田ヤスタカYMOの3人のそれぞれの遺伝子を少しずつ継いでいる感じがよい。名曲「575」の収録もうれしい。毎回キモ素晴らしいと評判のヤスタカ作詞ですが、いくらなんでも「メール」の多用が過ぎるのでは。そして、『THE MANZAI2011』生で堪能。あのフジテレビっぽさ、私は好きでした。磁石、ハマカーンテンダラーなんていう初期オンバト世代にはたまらない面子。千鳥の伝説のネタ「蒸しアナゴ」が披露されたのもうれしかった。パンクブーブーのそのネタの構成力の美しさ。そして、ずっとお世話になってきた博多華丸・大吉との対決。ちなみに大吉さんは華丸さんが児玉清でブレイクして稼いできてくれたお金で数百万円の貯金ができた際も、パンクブーブーがお金を理由に芸人を辞める、と言いだした時のために残しておいたという素晴らしきエピソードが。敗れた大吉さんがずっとパンクに拍手を送り続けているのが美しかった。最終的には、後半から登場した爆チュー問題爆笑問題)がナイツ2本目の「のりピー」のくだりに飛び跳ね、手を叩き笑う、というキュート過ぎる姿がハイライトになってしまいました。アメリカの漫画みたいだった。日曜日は横浜でチェルフィッチュ『三月の5日間』を観た。

おもしろかった。7年前に初演された作品であるのに、あまりに「今」な内容ではないか。戯曲買って読みたい。終演後、関内をプラプラしていたら、行列のいなり寿司屋さんがあったので、試しに1つ買って食べた。