青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

『アーバンソング』 高城晶平(cero)&MC.sirafu LIVE

四谷にあるスナックアーバンで行われた『アーバンソング』というイベントに行ってきた。九龍ジョー先生の企画である。出演はおまつとまさる氏(松倉如子と渡辺勝)と高城晶平(cero)&MC.sirafu(片想い、ザ・なつやすみバンド)という素晴らしいブッキング。渡辺勝というレジェンドのような存在(はちみつぱいに所属していた事もあり)の歌をあの距離感で聞けたのはうれしい。佇まいや説得力が違う。松倉如子という人も才能だけでできているといった感じの方でした。


そして、高城晶平&MC.sirafu。スナックの名前はアーバン、シティボーイセッションというワードからの連想か、何とフリッパーズ・ギター「青春は一度だけ」のカバーを披露。場末感のあるスナックでフリッパーズ・ギターという倒錯間が最高だ。

いらだちさえ僕は
抱きしめたいと思った
週末に間に合うように
手紙を書くつもり

後で高城さんに聞いた話によると、サニーデイ・サービスのカバーもやろうかと思っていたそうな。シティボーイやわぁ。ceroのナンバーから「ターミナル」「outdoor」「exotic penguin night」などを披露。ソロの曲もとてもよかった。「この世界の片隅に」というこうの史代の作品にインスパイアされた曲が素晴らしかった。高城さんの歌声って高尚かつポップだ。そして、うつくしきひかり「ともだちを待っている」と片想い「踊る理由」のカバーも飛び出す。天才MC.sirafuの名曲集だ。貴重なものを聞けました。

この方は本当に多忙だそうで片想いも26日のインディーファンクラブは何と5回ライブに参加するらしい。シラフファンクラブフェスじゃないか。しかし、そのおかげで音源がなかなか制作されない弊害が。片想いとザ・なつやすみバンドの音源早く聞きたいです。ラストは松倉如子を加えて、カラオケ大会。なんたってスナックですから。ドリカムの「決戦は金曜日」が楽しくて実にアガった。行ったことを自慢したくなるような素晴らしいイベントでした!