青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

坂元裕二『最高の離婚』最終話

喜劇と悲劇の狭間を最後の最後まで突き進み、最高のエンディングを見せてくれました。完璧な脚本である。面白い名前の店員さんがいた事を報告したい、そんなさりげない事こそが、他人である2人が一緒に生きて行く理由なのかもしれない。そんな真実めいたもの…

失敗しない生き方『遊星都市』

Twitterを中心におおいに盛り上がっていた1枚ですね。やっとココナッツディスク吉祥寺店まで赴きゲットする事ができました。遅ればせながら、これは素晴らしい!これぞコンテンポラリーなチャンキーミュージック。「センチメンタル通り」経由「遊星都市」行…

最近のこと(2013/03/13~)

花粉症に殺された。今週は本当に辛かった。風邪と合併症をおこしてしまったのか咳と頭痛が止まらなく軽い地獄。小田扉の『団地ともお』をひたすら読み返して、心を落ち着けている。弱っている時には『団地ともお』をオススメします。改めて小田扉はエピソー…

じゅんじゅん『せしぼんEP』

音楽前夜社のポップスター集団MAHOΩの解散はこたえた。しかし、そんな落胆を慰めるかのように、MAHOΩのボーカリストじゅんじゅんのソロ名義音源が発表された。その名も『せしぼんEP』である。 これが目も眩むようにキュートなポップソング集なのである。キッ…

最近のこと(2013/03/01~)

今年はスイッチOTCの花粉症のクスリ飲んでいるのですが、効いている気がする。例年に比べるとかなり楽です。効く上に、眠くなったり、喉かわいたりしない。病院行かないで、このクラスの薬が手に入るのはエポックメイキングだ。間違えて2錠飲んでしまった時…

クエンティン・タランティーノ『ジャンゴ 繋がれざる者』

『イングロリアス・バスターズ』ではナチス、今作は黒人奴隷制度と、最近のタランティーノ作品は、血塗られた史実を、血で塗り変える、って事をやっているわけですが、今回は肌の色が白か黒か、という話なので殊更、血は赤であった。白を赤く染める映画だ。…

坂元裕二『最高の離婚』9話

ここに来て最高傑作回ではないだろうか。「喜劇と悲劇は表裏一体」「叫びと笑いはよく似ている」とかなんとか昔から言われてきているわけですが、ここまで自在にその2点を行き来できるその筆致。その接続点となるのも「女装して捕まった河合さん」だのLINEの…

渡辺歩『のび太の結婚前夜』

かの芝山努は本作に対して、はっきりと「嫌い」との意見を表明しているそうな。のび太の部屋の照明が暗い、といった『ドラえもん』としてはありえないリアリティの強い演出が気に入らなかったらしい。とにかく「ドラクラッシャー」と呼ばれた渡辺歩のその映…

『新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol.37 芝山努の仕事ドラえもん編』

オールナイト企画『新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol.37 芝山努の仕事ドラえもん編』に駆け付けてきた。トークショーには芝山努と渡辺歩が登壇。芝山努とは「ドラえもん大長編」を1983年の『のび太の海底鬼岩城』から2004年の『のび太のワンニャン時…