青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

J・J・エイブラムス『SUPER 8』

登場人物はデブ、チビ、ノッポ、そして彼らとつるむ母親を失った主人公(超かわいい)。いわゆる青春ヒエラルキーの落ちこぼれ、青春ゾンビ予備群だ。そんな彼らはひたすら「撮ること」と「見ること」で、喪失感を埋める。母親の生前の記録フィルムを眺めた…

下北沢インディーファンクラブ2011

下北沢インディーファンクラブに今年も参加。下北沢ライブハウス15箇所で開催される同時多発フェスです。去年はガツガツと色んな会場を歩き回っていましたが、今年は比較的落ち着いて回れた。 まず、シェルターでシャムキャッツを観る。会場ギュウギュウで女…

芸劇eyes番外編『20年安泰。』

芸劇eyes番外編『20年安泰。』を水天宮ピットにて観賞。この先の演劇界の20年を担う、として選出されたロロ、範宙遊泳、ジエン社、バナナ学園純情乙女組、マームとジプシーの若手5劇団の短編オムニバス公演だ。何と言ってもバナナ学園純情乙女組のインパクト…

最近のこと(2011/06/20~)

暑い。今年の梅雨は過ごしやすいなぁ、と連呼していたのがアホみたいだ。青山真治『東京公園』が素晴らしかった。視線の映画である。「見る」「見られる」「見つめ合う」という運動で画面が連なっていき、その一見些細な運動がいかに美しいものであるかを改…

『アーバンソング』 高城晶平(cero)&MC.sirafu LIVE

四谷にあるスナックアーバンで行われた『アーバンソング』というイベントに行ってきた。九龍ジョー先生の企画である。出演はおまつとまさる氏(松倉如子と渡辺勝)と高城晶平(cero)&MC.sirafu(片想い、ザ・なつやすみバンド)という素晴らしいブッキング…

『穂村弘×西加奈子トークショー』 in 青山ブックセンター

君がいない夜のごはん作者: 穂村弘,出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2011/05/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 75回この商品を含むブログ (47件) を見る青山ブックセンターで行われた穂村弘×西加奈子のトークショーに参加してきた。…

最近のこと(2011/06/09~)

秋葉原グッドマンで昆虫キッズ、シャムキャッツ、ゆーきゃん、石橋英子、TV not Januaryという錚々たる面子のライブへ。昆虫キッズは横分けの男の人が出てきて歌い始めようとしているので、「違う人出てきちゃったよ!」と王子がつっこむという仕込みネタか…

オードリー若林 トークライブ『スプレー缶の正しい捨て方3』

オードリー若林正恭が男性限定トークライブなるものを行っているのをご存じだろうか。そのあまりに生きづらそうな屈折っぷり、男子校6年間、人見知り、といったワードで私の懐にするりと入り込んできた彼が行う男性限定ライブに行かずにいれるか!と興奮して…

『ファンタくんのザ・なつやすみまつり!』 in 無力無善寺

無力無善寺でのザ・なつやすみバンドとファンタスタスのイベント『ファンタくんのザ・なつやすみまつり!』を観てきました。間違いなく、ザ・なつやすみバンドは充実期にある。4人の音が有機的に鳴っている。「かなしみは僕を超えて」という新曲はメロディー…

ザ・プーチンズ『川島さる太郎の自己破産』

ところでみなさま、ザ・プーチンズという2人組をご存知だろうか?ギターやスティールパンを奏で、魅惑のボイスで歌う身長190cmのイケメン「街角マチオ」と美人テルミン奏者の「街角マチ子」による演劇型音楽ユニットだ。こんなにも才能のある人達がまだまだ…

井上剛『その街のこども』

ひたすら夜の街を彷徨う2人はの歩みは、呼吸のようであり、生きることそのもののようである。時に感傷的であったり、官能的であったり、と様々な表情を見せる森山未来と佐藤江梨子の歩行の身体性が素晴らしい。個人的にセブンイレブンで肉まんを食べる、って…

最近のこと(2011/05/26~)

学生時代の先輩と後輩と鎌倉をプラプラしてきました。うどんばかり食べた。鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』の撮影で使われたミルクホールという喫茶店に入った。『ゴッドタン』の「照れカワ芸人更正企画」が最高でした。矢作とオードリー若林の照れカワ芸…

TOKYO PLAYERS COLLECTION『in her twenties』

劇団競泳水着の主催・上野友之による個人プロジェクトTOKYO PLAYERS COLLECTION(略してトープレ)の公演『in her twenties』を王子小劇場にて観賞。1人の女性の20代の10年間を、1年を1人ずつ計10人の女優が演じる。順番に1人ずつ出てくるわけでなく、10人が…