青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

ぼる塾チャンネルを観よう

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自粛疲れなのかSNSが荒ぶっている。たしかに気疲れはしていて、せっかくのあり余った時間に有意義なことができない。あんなに好きだったドラマや映画さえ観る気が起きない。そんな時はぼる塾のYouTubeチャンネルを観よう。ぼる塾というのは、しんぼると猫塾という吉本興業所属の2組の女性コンビが合併して結成されたカルテットである。猫塾の酒寄さん(上記画像右端)が産休に入ったため、劇場やテレビなどには3人で出演している。コンビでの活動停止を余儀なくされたメンバーへの救済という感じで、これぞ新時代の女性の働き方ではないか!と思いきや、合流した理由は「仲が良いから」「4人の方が楽しいから」とのこと。すごく素敵だ。


そんな彼女たちがゲームに興じたり、散歩したり、お弁当やお気に入りのお菓子やコンビニスイーツを食べるだけの他愛のない動画がたまらなく心地いいのです。

ぼる塾結成パーティー:前編
ためしに結成パーティーの動画を観て欲しい。あんり(左から2番目)が漬け込んできた2キロの鶏肉をせっせと揚げ、唐揚げの油で顔がテカテカになっているあんりに小学校からの幼馴染みであるはるか(左端の邪気の抜けた平手友梨奈)がカンチョーとちょっかいを出し、そんな火元でふざける様子を田辺さん(右から2番目)が注意する。そして、時折聞こえて来る酒寄さんの子どもの泣き声。これはもうほとんど日常系アニメではないか。気を衒っていないところがウケていた彼女たちのYouTubeチャンネルだが、こういった親密さを湛えた風景が失われてしまった今、このコンテンツの強度はさらに高まっている。

【お湯入れてから】一緒にカップ麺を食べる動画【再生】
それなりに寂しい毎日。彼女たちがカップラーメンにお湯を注ぎ3分待ち食べるだけの動画を観ながら、一緒に麺でも啜ってみようかなと思う。

余談になるが、わたしがぼる塾を一発で気に入ってしまった理由は、彼女たちのルックスが劇団ナカゴーに客演していそう感100%であるからではないか、と気づきました。
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こちらが、ナカゴーの出演者紹介の画像。ルックスというよりも、この被写体としての在り方が、ぼる塾と鎌田順也作品を強く結びつけてしまう。