『ひよっこ』の新しい登場人物もすっかり好きになっています。漫画家志望の若者が部屋に「目指せ藤子不二雄!!」という紙を貼っていて、それだけでもう素晴らしいな、と思ってしまう。珍しく「最近のこと」を間隔開けずに書けました。何かこう梅雨で気分がパッとせず、ずっと文章を考えたり、書いたりしていたい気持ちです。
金曜日。週の仕事を終えて、友人らと池袋のタイ料理屋へ。池袋のタイ料理というと北口の「プリック」が有名だが、週末などは予約しないと入れない。しかし、すぐ近くに「ピラブカウ」という、より大衆食堂的な本格タイ料理の店があって、ここも抜群に美味しい。ダック料理や豚肉とハーブのソーセージなんか実に泣かせるし、トムヤムクン、ヤムウンセン、パッタイ、ガパオといった代表的タイ料理も、こんなに旨いものだったのかと改めて感激してしまう。マンゴーかき氷やかぼちゃプリンといったデザートもまたどれも美味しい。トイレがフェス仕様なのはご愛嬌。立地もピンサロやソープなどに囲まれたハードコアな地帯ですが、そんなことで音を上げていたら、池袋という街ではサヴァイヴできないのです。友達に写真をまかせたら、あらゆるバリエーションの汚物みたいな出来栄えだったので、掲載は控えます。
タイ料理を食べながら、『りぼん』黄金期について話し合った。アラサーの私たちは、集英社の『週刊少年ジャンプ』と『りぼん』が群を抜いて充実していた時期を子ども時代として過ごせた恵まれた世代なのである。論議の結果、椎名あゆみの90年代の絵柄こそ、あの頃の『りぼん』の象徴である、という結論に至る。
あなたとスキャンダル (4) (りぼんマスコットコミックス (790))
- 作者: 椎名あゆみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1995/04
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ミントな僕ら (1) (りぼんマスコットコミックス (1058))
- 作者: 吉住渉
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/01
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帰宅して、録画しておいたミュージックステーションを観る。満島ひかりは本当にかわいいものです。MONDO GROSSOは14年ぶりの活動再開ということだが、音楽もその分しっかり古くなっているような気がする。間奏のピアノとか思わず赤面しそうだ。それとも、今はああいうのが新しいのだろうか。何度でも新しく生まれ変わる、って言ってるしな。そして、久しぶりに見る大沢伸一は阪神タイガースの高山選手に似ていた。星野源が関ジャニ∞に提供した曲を初めて聞いたのだけども、曲はさておきストリングが凄くて、「星野源ってこんなこともできるのか・・・」と震えていたら、アレンジは菅野よう子だった。そう言われれば、もろに菅野よう子な弦だった。大倉くんに立派な髭が生えていて、「鳥貴族だ」と思った。岡崎体育のあの英語に聞こえる曲は字幕を見ながら聞いたら効果が薄いのだけども、ではどうやってテレビ番組で演出したらいいのか、とても難しいと思った。Dungeon Monstersも初めて。般若と漢 a.k.a GAMIがいるのに驚く。実は『フリースタイルダンジョン』を観たことがなかったのです。お笑いにおける『ボキャブラ天国』のように、ラッパーの間では「あれに出たらブームに踊らされて、終わりだ」みたいな空気があるのだろうか。出るほうが偉いような気もするけども。初めて聞いたR-指定が1番かっこいいなと思った。トムヤムクンの唐辛子が真夜中に猛威をふるう。代償、それは大きい。
土曜日。昨夜からの腹痛を抱え早起きして、奥多摩へ。新宿ニューマンの「米屋のおにぎり屋」で鮭弁当を朝ご飯として買う。ここは目刺し弁当420円がマストなのだが、別メニューにも挑戦してみた。鮭弁当の内訳は、ごま塩にぎり2個に、塩焼鮭に、梅干し。650円と目刺し弁当に比べるとずいぶん高価になるが、満足できる味わいだ。写真は撮り損ねました。西武新宿線で拝島駅までいき、そこから青梅線に乗り換えて、軍畑駅で降りる。帰りは五日市線や八高線など初めて聞く電車にたくさん乗ったので、EKIBOが喜んでいた。軍畑駅から御嶽駅まで川沿いを軽くウォーキング。
文句なしの景観!天気も良く、すっかり気分をリフレッシュできました。更にケーブルカーに乗って、御岳山をハイキングする。御嶽神社の周辺にたくさんの民宿があって、ちょっとしたつげ義春の世界でした。ああいうところに泊まって、世捨て人の気分を味わってみたい。おびただしい数の階段でヘトヘトになった。
お昼に蕎麦屋でカレーライス(膜が張るタイプ!)と味噌田楽を食べて、下山。プロ野球速報を眺めてみると、ヤクルトのブキャナンが完封勝利で4連勝。不調の山田にも値千金の3ランホームランが飛び出し、完全にご機嫌になってしまった。ウキウキ気分で電車とバスであきる野市まで移動して、秋川渓谷前の「瀬音の湯」へ赴く。
今年で10周年の新しい施設なので、綺麗でスタイリッシュだ。どことなく星野リゾートの「トンボの湯」を彷彿とさせる。ただ残念ながら、あちらと違い水風呂は20℃超えでとても温い。サウナは湿気ムンムンの心地よいセッティング、イージーリスニングが延々と流れるBGMもナイスだ。そして、何と言っても渓谷を目の前にしたロケーションが抜群なので、深くととのえる。ぬめり気のある温泉も肌スベスベに温まって、すごくよいです。すっかり気持ちよくなって外に出ると、携帯電話が見当たらない。いくら探してもなく、どこかに落としてしまったようである。焦って汗だくになりながら、とりあえず乗車したバス会社の営業所に確認してみると、「届いています」とのこと。ほぼ諦めていたので、本当にうれしい。届けてくださった方にいいことが3つ訪れますように。山を登っている途中、「FUCK」とプリントされているお気に入りの帽子を谷へ落としてしまった。
母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね
ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ
というのは『人間の証明』の有名な台詞だが、当然私は『ドラえもん』の傑作短編「あの日あの時あのダルマ」でののび太の台詞「どこへいったのでしょうねと、大さわぎしたムギワラ帽子、谷へ落としたあの帽子」として記憶している。「総じて言いたいのはね、こういうことです」というフレーズは味わいがある。須藤さんの結婚します宣言に、恋愛革命と騒ぎたい気持ちはわかるが、私はやっぱり壁に叩きつけられた卵の気持ちを想ってしまうな。推しのアイドルのスキャンダルとか引退で襲ってくる哀しみってわからない人には一生わからないんだろう。
日曜日。天気が悪くてスッキリせず。知り合いの赤ちゃんを抱かせてもらいに南大沢に。久しぶりに赤ちゃんのあの独特の匂いを嗅いで、ほんわりした。お昼は駅前のスーパーの一角にある「カーンさんのカレー」でビーフビリヤニと茄子とジャガイモのカレーを購入。
ビーフビリヤニって珍しい(だいたいチキンかマトン)。カーンさんのビリヤニはしみじみと美味しい。これが手軽に食べられる南大沢の住民が羨ましいぞ。眠ってしまった赤ちゃんを横目にテレビで流れていた『小さな巨人』の総集編を観てしまう。まんまと最終回が気になり、家に帰ってリアルタイムで鑑賞してしまった。とことん細部が粗く、ツッコミどころしかない脚本。それでも香川照之とハライチ岩井のふざけ合いは目が離せない力があります。クレジットを調べてみたら、脚本協力には『半沢直樹』の八津弘幸だけでなく、あの水沢めぐみ先生の旦那さんも参加しているらしい。ひょえー。”小さな巨人”は組織に立ち向かえる人のことらしい。いや、里中智だろ。
録画してあった『リバース』最終回も観たが、ほとんど印象に残っていない。「蕎麦が真犯人」という終わりでよかったし、原作はそう終わるらしい。事あるごとに「広沢らしいや」と藤原竜也調で言うのにハマっている。しかし、武田鉄矢はまだまだギラツキがあるな。福澤克雄演出での『3年B組金八先生』の復活、求むぜ。KICK THE CAN CREWの活動再開うれしや。
youtu.be
「千%」の涙腺にくるかんじ。KREVAのループは永遠さっ。「イツナロウバ」を久しぶりに聞いて、涙を湛えながら「ラジオからは超チャラい選曲」ってずっと反芻していました。MCUっぽい友人って1人か2人くらいはいるもので、そいつらは恰好よくはないのだけど、何故かモテる。
月曜日。有給休暇をとっていたので、ゆっくり眠る。特に予定なく有休をとってしまったので、とりあえずサウナへ行くことに。立地的に普段は足を運びづらい、池上の「桜館」を尋ねることに。すごく天気のいい日で、日差しは夏。CAR10のニューアルバムを聞きながら、歩いていたら、誇らしい気持ちになるというか、むやみやたらに勇気づけられてしまい涙ぐんだ。
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火曜日。仕事帰りにシャムキャッツのニューアルバム『Friends Again』を買いにタワレコへ寄る。
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水曜日。天気がモヤっとしているので、何かこうパーッと楽しいことがしたい。本屋で『プリンセスメゾン』4巻を買って帰り、3巻と一緒に読んで、メソメソと泣いた。
- 作者: 池辺葵
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