読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2017/02/25~)

エスパー魔美』のてんとう虫コミック全9巻が再版される。装丁も新調されている。私は『藤子・F・不二雄大全集』も、コロコロ文庫も、旧てんとう虫コミック版も持っているのだけども、それでも欲しい。なにせ『エスパー魔美』はF先生のドラマメイクの巧みさ(そして、ひた隠しにしたエロス)がいかんなく発揮された大傑作なのだ。とにかく素晴らしいエピソードが山盛り。未読の方はこの機会にぜひ、であります。


ときにマンションの住人と鉢合わせてしまった時はできるだけ爽やかに挨拶したいものです。大きな罪を犯した時でも、近所の人には「そういうタイプには見えなかった」と言ってもらえる男でありたいではないか。そんな折、最近の悩みはエレベーターでの挨拶である。階段ならば、ハローグッバイであるから「こんばんわ」の一言で済む。しかし、エレベーターの場合は出会いの場面で「こんばんわ」のカードを切ってしまう。そして、ある程度の時間を共有した後、別れ際にも何か言葉を発さねばならぬのだ。特に夜の場合が困る。どうやら、私の住むマンションでは「おやすみなさい」と声をかけるのがセオリーらしいのだけども、むずい。下手したら初めて会うような人間に対してパーソナル過ぎやしないか。結果いつもモゴモゴしてしまうのだ。悩みはつきない。しかし、そもそも私は中学の卒業アルバムの文集に、北欧のデスメタルバンドの歌詞を引用するという愚行を犯しているので、大きな犯罪を起こした際は間違いなくそれがワイドショーを賑わすことだろう。



金曜日。退社してタワレコでThundercatのニューアルバムを購入。ついでに昨年末にリリースされたKONCOSの3rdアルバムも買った。

Drunk

Drunk

Colors&Scale

Colors&Scale

完全に聞きそびれていたのだけども、サウンドを一新しており、とてもかっこいいです。西荻WATTSの遺伝子を感じる。しかし、オシャレだ。なんたってTA-1さんは小林賢太郎に似ているし、いつもとても格好いい洋服を独創的に着こなしている。邦楽フロアで、小さな女の子がお父さんを隣に従えて、大きなヘッドフォンを小さな頭にあてがいながらノリノリで星野源「恋」を視聴していた。なんて素晴らしい光景なのだ。そういえば、タワーレコードで子どもを見かけることってすごく珍しい気がする。お父さん、どうか買ってあげてください。村上春樹の新刊も購入して帰ろうかと思ったが、現物を目の前にするとびっくりするほど購買意欲が湧かなかったので、とりあえず保留。その装丁に「ドラクエⅢの攻略本かよ」とつっこんでいる人がいて、笑ってしまった。春樹の代わりと言っては何だが、スーパーでシュウマイを買う。もちろん、小栗旬の「ザ・シュウマイ」だ。冷凍食品としては、すごく高いのだけども、意を決した。酢醤油につけたプリプリのシュウマイを白飯に2度、いや3度バウンドさせ、エイやと口に運ぶ。口内にジュワっと広がる肉汁、そこにこれでもかと白米をかっこむ。金曜日の今宵はこれで決まりだ。しかし、お米が家にないことを思い出し、仕方ないので、レンジでチンして食べる「サトウのごはん」も買った。どうでもいいけども、「ごはんですよ!」という名前の商品が得体のしれない黒い粘着物なの、私が外国人だったらぶち切れるな。日本に生まれてよかったー。


小沢健二ミュージックステーションに出るというので、息切らして走って帰った。小沢健二のパフォーマンスは大変素晴らしいものだった。録画を何度も繰り返しみては「まさかこんな日が本当に訪れるとは」と涙をこぼしました。頬袋だけがなぜか少しふっくらしていたが、全体的なフォルムは往年のまま。十二分に素敵なおじ様ではないか。歌声だってもともとあんなものだろう。「ぼくらが旅に出る理由」はもちろん、新曲「流動体について」もやはり唯一無二のポップソングで、本当に心を掴まれた。言葉の跳ね方がやはり特別なのだ。この日のパフォーマンスはベースがキセル弟だった。そして、私はHALCALIのハルカ。ここで、私がハルカとユカリをごっちゃに覚えていた事が発覚する。千秋に似ているほうがハルカだと思っていた。ユカリのほうがハルカっぽいし、ハルカのほうがユカリっぽいではないか!!と思ったけども、冷静に考えると、別にそんな事もないな。タモリさんと弘中アナ(かわいい)もいいヴァイブスを出していた。弘中ちゃんとフジロックフェスティバルに行けるならば、これからの人生で二度とお好み焼きを食べられなくてもいい。それくらいの覚悟はある。他の出演者のパフォーマンスもおおいに楽しんだ。SHISHAMOはとてもいいバンドだし(歌詞がなぁ…)、EXILE THE SECONDは最高。特にAKIRAが加入して、名称を解明してからがグッといいのだ。コンセプトがしっかりとしているので、振り付けや衣装のチャラさに好感を抱く。楽曲もグルーヴィー。
youtu.be
とりわけ、眼鏡をかけた橘ケンチの胡散臭ささがたまらなくかっこいいと思う。予告編の強烈さで、X JAPANドキュメンタリー映画『We Are X』は何があろうと観ようと思った。では、ここで妻であり洗脳組織のメンバーが歌う名曲、キテレツ大百科 OP「お嫁さんになってあげないゾ」をお聞きください。
youtu.be
キテレツ大百科』のアニメには名曲が多い。お風呂で読書を楽しみ、『ラ・ラ・ランド』の予習として、明け方までデミアン・チャゼル『セッション』をNetflixで鑑賞した。『セッション』はおもしろいが、別に好きな映画ではない。



土曜日。昨夜遅くまで起きていたのに、早起きしてしまった。洗濯をして、掃除して、優雅に朝風呂に入り、本を読む。長嶋有エロマンガ島の三人』の劇中に、アニメ『はじめ人間ギャードルズ』の「やつらの足音のバラード」(ムッシュかまやつ)が流れるのだけども、最高のセンスである。
youtu.be
長嶋有は、エッセイも同時進行で読み進めていて、『いろんな気持ちが本当の気持ち』を読み終えた。

いろんな気持ちが本当の気持ち (ちくま文庫)

いろんな気持ちが本当の気持ち (ちくま文庫)

エッセイも当然すごい。高野文子黒田硫黄穂村弘への書評などは、読んでいて凹むほどの良さでした。副都心線に乗って、自由が丘に出掛ける。副都心線は都内で1番眠くなる電車だ。絶対そう。自由が丘の「ザルワ」というインド料理屋でランチ。机や椅子はベタベタしているが、チキンビリヤニが美味い。
f:id:hiko1985:20170225132607j:plain
そして、カレーが何を食ってもキャッチ―な味で最高なのです。ナボナでおなじみの「亀屋万年堂」の限定あんぱんを、お土産に買おうと思ったら、売り切れていた。自由が丘に事務所を構えるデザイナーさんの仕事場で珈琲を頂く。知人の知人くらい間柄でほぼ初対面なので、どうにも話が弾まなかったのだけども、古井由吉の小説の素晴らしさをプレゼンしてくれて、警戒心がほどけた(私の)。The ClashThe Smiths をリアルタイムで夢中になって追いかけていた話や、『3年B組金八先生』の第2シリーズに感銘を受け、修学旅行を抜け出し、海援隊の武道館ライブに駆け付けた話などを聞き出すことができ、そのどれもがとても刺激的だった。50歳で高校生の息子がいるそうだけど、まったくそんな感じには見えない若さがある。仕事場にはターンテーブルや観たこともないレゲエのレコードがたくさん置いてあった。私もこういう大人に10代の内に出会っていれば、なんかもっとこう、もっといい感じになれていたのではないか。RCサクセションの「ぼくの好きな先生」みたいなやつ。自由が丘を後にして、シネコンデミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』を観る。予告で流れるたびに目を瞑っていた努力がついに報われます。当然素晴らしかったが、少し物足りなさもあって、かと言って、あんまり悪口を言われているのもむかつく、という複雑な心境に至る作品だった。あの役のキャラクターはそこまで好きじゃないけど、エマ・ストーンは最高だ。『ゾンビランド』と『小悪魔はなぜモテる!?』がとりわけオススメです。
ゾンビランド [DVD]

ゾンビランド [DVD]



日曜日。起床してすぐさま録画した『ゴッドタン』を観る。これが私のサンデーモーニングのお決まりだ。阿佐ヶ谷姉妹のお姉さんは脚本を書かせたら、ポスト橋田寿賀子になれるのでは。笑って目が覚めたら、朝からやっている銭湯に出掛けて、眩い光が差し込む風呂に入り、サウナを4セット。心と体がととのい、すっかり腹が減ったので、中華屋で肉スタミナつけ麺を食べる。たくさんの汗をかくと、やたらとしょっぱいものが食べたくなるのだ。スーパーで買い物をしてから帰宅し、少しまどろむ。珈琲を淹れて、スーパーで買ってきたアルフォートを食べた。長嶋有の『ジャージの二人』にアルフォートが印象的に出てくるのに影響を受けた。久しぶり口にしたアルフォートの美味しさにすっかり感激してしまったな。ビスケットって美味しいな。これがブルボンの実力なのか。夜ご飯は割引になっていたお刺身を食べた。そして、ついにドラマ『火花』が地上波で放送開始。1話も素晴らしいのだけど(熱海の花火のシーンはたまげる撮影)、回を増すごとに良くなっていくので、刮目せよ。茶馬子こと高橋メアリージュンも出るぞ。『リトルウィッチアカデミア』の7話と8話をまとめて観る。
f:id:hiko1985:20170303173529j:plain
むちゃくちゃ良い!とりわけ8話は何から何まで素晴らしい。どちらも脚本はうえのきみこ。私はこの脚本家の大ファンである。いろいろなところに書き散らしているのだけども、どれを観てもおもしろいのだ。



月曜日。この日は花粉症がとびきりにひどい。マスクしていても、鼻腔が腫れてしまって息苦しい。ついでに頭が痛くて、腰が痛くて、お腹も痛かった。花粉は悪魔だ。ヘロヘロになって帰宅して、『欅って書けない?』の録画を観て体を休めた。4枚目シングルの選抜発表だったのですが、今回もセンターが平手ちゃんで安心した。したのだけども、平手ちゃんの精神、年末から全然持ち直してない感じだけども、大丈夫なのだろうか。しかし、隣にねるがいる。そして、米さんがついにフロントに。もちろん、オダナナも長沢くんも上村さんもよかった。順繰りにフロントやらせた後、入れ替えていくのかと思うと怖いが、このチャンスをものにして欲しい。いい曲だといいな。乃木坂46の新曲は今のところ全然好きじゃない。『万年B組ヒムケン先生』の3月いっぱいの終了、かなしい。てっきりゴールデンに進出するものとばかり思っていた。



火曜日。『R-1グランプリ』を観た。アキラ100%、おめでとうございます。まさかの2年連続でSMAの裸芸人が優勝するとは。しかし、パッとしない印象の大会で、WBCの壮行試合にチャンネルを回しそうになったのだけども、ボロ負けしていたので引き返す。マツモトクラブとルシファー吉岡が健闘していた(結果としては出てないけども)。マツクラさんは本当にいいネタをたくさん持っているし、あの感じで人情に篤いところも素敵だし、何たってハンサムだよな。ハンサムポイントさえあればな。あのネタで0ポイントはかなりきつい。ルシファーさんは下ネタじゃない時のほうがネタの練り具合が浮き彫りになると前から思っていたので、テレビであの感じを披露してくれてうれしい。ブルゾンちえみの泣くタイミングがあまりにもあまりで、「ウッ」となってしまった。性格悪くて申し訳ないのだけども。『マツコの知らない世界』がラスト3分でスタジオに生ライオン登場とかいう、相変わらずとんでもない密度で番組を作っていて、たまげる。


そして、『カルテット』7話だ。いやーむちゃくちゃよかった!松たか子、凄すぎる。目と表情と声色。予告編のフェイクっぷりがあまりに見事ですっかり騙されていた。これでこそ、俺らの『カルテット』だ!と安心しました。7話のエントリーに入れられなかった細かい感想の枝葉を残しておこう。

・7話の演出、6話から引き続き坪井敏雄なのだけど、見違えるようによかった
クドカンで”巻き戻し”となると木更津キャッツアイ
・10年前なら有朱ちゃんの役は酒井若菜だった気がする
・「メルカリで売るんやでー」とウキウキで駆けていく有朱ちゃん、よい
軽井沢音頭を社内で歌う有朱ちゃんもよかった
・有朱ちゃん、生き返った時に涙を流していた
・有朱ちゃんがしばらく死んだふりをしていたのはなぜ
・すずめちゃんが真紀におにぎりを買ってもらう(家族ということ??)
・家森さんが、寿司だのブリがハマチだの、鮭茶漬けだの、やたらと魚関連
・茶馬子との関さばトークの余韻か
・ニットをタンクトップになるまで捲り上げた別府さん
・「巻さん!」と言う時に筋骨隆々ぶって肩を盛り上げているのツボ
・別府が熱中していたクロスワードパズルも穴を埋める作業
・カルテットメンバーが基本的に夜はお米を食べないのは、糖質制限なのか
・でも、夜食で豚丼食ったりしている
・家森の息子には白飯を出してあげていた
・食事中だけ包帯から絆創膏になっているのは、風呂上りだから
・バスローブで「ワッ」は本当に裸だったら笑う
・幹生よ
 f:id:hiko1985:20170303170219p:plain
軽井沢は本当に雨が降ったり止んだりしている
・猿もむちゃいる
・すずめちゃんが弾いている曲はジョニ・ミッチェル

すずめちゃんが弾いていたジョニ・ミッチェルの曲についての考察は?というメンションを結構頂いたのだけども、ジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now」という曲にどんな言葉が綴られているのかなどまったく知らないので(視聴者の8~9割がそうだと思いますが)、書きようがありません。花言葉や使用楽曲のバックボーンは調べれば書けるのだろうけども、それはあんまり自身の血肉になっていないものなので、レビューでは極力触れないようにしている。ので、あしからず。



水曜日。夢の中でも『カルテット』のレビューを考えていて、気が狂うかと思った。そして、堀北真希の引退。小沢健二の芸能界復活の裏で、橋本奈々未清水富美加堀北真希が引退。どれほどの犠牲を払わないと召喚できない魔獣なの、オザケン堀北真希の引退に寄せて、4年前に書いた東京メトロの記事をリテイク。
hiko1985.hatenablog.com
4年前の記事も気に入っているつもりだったが、読み直してみたら、文章がどうにも気に食わないので、結構直した。頭をスッキリさせるため、帰宅して、すぐさまサウナへ。雨が降ってきたので近場の水風呂が温い銭湯をチョイス。有線で海援隊の「贈る言葉」と松崎しげるの「愛のメモリー」を聞いてじんわりと汗をかいた。WBCの壮行試合でスワローズ山田が先頭打者ホームラン!今年も頼むぞ、哲人。今年のスワローズでは新外国人のオーレンドルフに期待している。というより、彼がダメなら今年も無理だ。そして、原樹理よ!覚醒頼む。『スッキリ!』に出演する小沢健二を目撃。眼鏡してないほうがより、オザケンって感じだ。あの眼鏡はタモリさんと会う時用なのだろうか。身を寄せ合って感激している宮崎哲弥と森アナウンサーがかわいすぎて、好感度がぶち上がってしまった。



木曜日。ムッシュかまやつの訃報。先週ちょうど「やつらの足音のバラード」を聞いていたので、驚いてしまった。最近だとPIZZICATO ONEでの「ゴンドラの歌」の語りも名演だった。もちろん、「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」は大切な曲だ。

君はたとえそれがすごく小さな事でも
何かにこったり狂ったりした事があるかい
たとえばそれがミック・ジャガーでも
アンティックの時計でも
どこかの安い バーボンのウィスキーでも
そうさなにかにこらなくてはダメだ
狂ったようにこればこるほど
君は一人の人間として
しあわせな道を歩いているだろう

というフレーズは人生の指針としたい。学生の頃、小山田圭吾経由でザ・スパイダース聞くのも流行っていたな。あとミニ四駆のビークスパイダーって結構好きだったな。沖田カイとか懐かしー。こしたてつひろ先生!『炎の闘球児 ドッジ弾平』を読み直したい。

友人に弾平の母ちゃんの水着姿(スイミングスクールの講師なのだ)が性の目覚めだ、と語るやつがいたが、きっとどこかで路頭に迷っていることだろう。雨に降られて帰路。豚バラ白菜もやし鍋をパパーッと食べて、『水曜日のダウンタウン』を観て、お風呂に入ったら疲れて寝てしまった。