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青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2017/02/06~)

職場が変わって(引っ越した)、30分ほど早く起きるようになった。電車が空いてるかなと少し期待していたのだけど、むしろ混んでいて座れない。世の中の人は思っているよりも早起きだ。これまでは辺鄙なところに通っていたのだけども、新しい職場はわりと都心で、背の高いビルと人ゴミをかき分けて歩く。隣の席の人が「入社以来初めて『私、めっちゃ働いてるじゃん!』と思えたわ」と熱っぽく語っていた。久しぶりにヒ―ル靴を履き、道をコツコツいわせたらしい。いいな、と思ったけども、伝わらなそうなので黙っておく。私も道をコツコツいわせる仕立てのいい革靴でも買おうかなと思う。しかし、レザーソールは雨に滅法弱い。社会人になってしばらく経つまで、世の中の革靴にレザーソールとラバーソールがあり、腕時計に自動巻き(機械式)とクォーツ(電池式)があるという事を知らなかった。そして、不便なレザーソールと自動巻きが高級でクールなものとされているのだ。これは世界の秘密。



月曜日。職場も引越、実家も引越で、引越ラッシュ。自宅を引っ越すつもりはしばらくない。新しい職場近くのセブンイレブンのレベルが高い。広くて品揃え豊富、棚に貼るPOPなども手書きのオリジナルだし、陳列も気が利いている。最寄のコンビニのクオリティって日々の営みの中でむちゃくちゃ重要な案件ではないだろうか。全国どこでも画一的なサービスが受けられるイメージのコンビニも実はピンキリだ。いいセブンイレブンの見分け方は、コーヒーマシーンのお手入れでわかる、という持論がある。そのお店は3台ある上に、コマ目に掃除されていて、清潔。過剰な説明シールも貼っていない。仕事を終えて、クレイジーケンバンドのベスト盤を聞きながら帰る。

クレイジー・ケン・バンドベスト Oldies but Goodies

クレイジー・ケン・バンドベスト Oldies but Goodies

クレイジーケンバンドってこんなにピチカートファイヴっぽかったんだな。トラックめっちゃかっこいい。スーパーでポン酢を買った。今日も飽きずにバラ肉と白菜ともやしを日本酒で蒸す。この楽ちん鍋に「ほんだし」を入れる知恵を身につけた。かつて小栗旬がCMでやっていたのを思い出したのだ。小栗旬のCMと言えば、味の素冷凍食品のそれは、食欲を強く呼び起こされてしまう。「ザ・チャーハン」もよかったが、新作の「ザ・シューマイ」は更にいい。

白飯がすすむシューマイを食った事があるか
ぷりっぷりの豚肉にシャキシャキ竹の子
噛むほどに溢れる熱い肉汁

あぁシューマイ食べたい。シューマイに竹の子が入っているなんて知らなかったな。しかし、シューマイって語感はいいよな。かわいいよな。シュウくんとマイちゃんのボーイミーツガール誰か書いて、と思ったけども、『ドラゴンボール』のピラフ一味にもういるわ、シュウ(犬)とマイ(女)。シューマイ定食が食べられる気兼ねない街中華屋って実は少なくて、もう「ザ・シューマイ」を買うしかないのでしょうか。『乃木坂工事中』と『欅って書けない?』を観る。桜井玲香さんの1st写真集発売うれしや。お渡し会あるなら行きたいな。『A LIFE~愛しい人~』の録画が溜まっていたので、まとめて2話分観た。粗っぽいけど(説明台詞の多いこと)、なぜかおもしろい。浅野忠信の壊し過ぎの喉と、独特過ぎる演技メソッド。ちょいちょい野球の話して、磯野と中島感を出してくるの好き。来週、武田鉄矢が出てくるらしいので震えてます。TBS×武田鉄矢は期待しかない。しかし、『A LIFE~愛しい人~』というタイトルはない。フックがない上に意味も伝わってこず、長い上に略しにくく、SNS上でも言及しづらい。こんな良くないタイトルも珍しいと思う。



火曜日。お風呂でじっくり本を読んでいたら『マツコの知らない世界』を見逃してしまった。長嶋有の「30歳」という短編で、元ピアノ講師が「習いにくる男性はみな『ドカベン』の殿馬の話をしたがる」「指の短さをカバーするために、水掻き部分を切除する手術を受けたんでしょ?と返すと、みな一様に目を輝かす」みたいに語る記述があって、最高だなと思った。ピアノ習いに行って、女の先生と殿馬の話できたら、そら目が輝いちゃうよな。パチンコ屋の球が溢れ出すとことかグランドピアノの下でセックスするとことか全部みずみずしい。「夜のあぐら」で姉が元SMAPの森くんのおっかけでレース場に行った、って挿話もよかったな。1番好きな短編は「バルセロナの印象」だ。『タンノイのエジンバラ』は何回だって読み直したい短編集である。

タンノイのエジンバラ (文春文庫 (な47-2))

タンノイのエジンバラ (文春文庫 (な47-2))

文庫版のジャケットも素晴らしい。そして、『カルテット』4話です。はぁーおんもしろいなぁ。半田さん(Mummy-D)は普通の会社員だった。あそこまで借金取り然としながらも、金の話をしないので、家森さんは実は小説家で半田は原稿を催促しにきた編集者、なんて予想をしていたのだが、外れた。でも、半田さんが探している御曹司(柿食う客の永島敬三)は小説家志望とのことでした。半田さんの部下の藤原季節という若い役者さんはオフィス作の秘蔵っ子のようだ(つまり別府にーさんこと松田龍平のバ―ター)。しかし、高橋一生は素晴らしいな。「松ヤニ塗ろうか?」のヌボっとした言い方好き。1話の「コーン茶飲もうか?」とか。アジフライにソースか醤油かという論争を詳しく知りたい方は、『めしばな刑事タチバナ』5巻に収録されている「ほか弁ウォーズ」での”のり弁”に関する論考を読むべし。
めしばな刑事タチバナ 5 [ほか弁ウォーズ] (トクマコミックス)

めしばな刑事タチバナ 5 [ほか弁ウォーズ] (トクマコミックス)

頼む、夫さんよ、瑛太であってくれ。瑛太が骨折して病院で寝ている画、超似あう。瑛太×松たか子で『逆鱗』じゃないか。あの4人と立ち向かえるの瑛太しかいなくないか。もう瑛太じゃないなら、夫さんはゴトーや桐嶋のように出てこないでくれ。高橋メアリージュンは、『るろうに剣心』の駒形由美と『火花』の百合枝で好きでした。往年の鈴木紗理奈なんだよな。「Boo Bee MAGIC」の頃かしら。
youtu.be
すいません、「Boo Bee MAGIC」って書きたくて適当い言いました。「トラブルメイカ―」も紗理奈の曲かと思ってたんですが、あれは相川七瀬でしたね。ときに昔のめちゃイケで「大阪では紗理奈はかきたい女1位やで」みたいな話が出てきて、小学生高学年くらいだった私はまっすぐな目で母親に「かきたいってどういう意味?」と聞いた。漫画みたいな話ですが、母は「お父さんに聞きなさい」と返したのでした。後に松本人志の『遺書』を読んで、”カキタレ”という言葉に当たり、文脈から悟った。”かく”はなんとなくイメージの湧く音だけども、”こく”はどういう語源なんだ。今度調べてみよう。



水曜日。「りななん死んだん?」というメールが昼休みにきて、「何言ってるの??」と返信しながらネットを開いてその訃報に言葉を失くす。まったく理解は追いつかないが、あまりの哀しみにデスクにて涙が零れてしまった。私立恵比寿中学は私が初めて現場通いをしたアイドルだ。夢中になって追いかけていたのは2011~13年頃の短い期間だったけども、遠方のショッピングモールでのインストアライブやらお渡し会やら駆けまわったのはいい思い出である。『エビ中グローバル化計画』(2014)や『甲殻不動戦記 ロボサン』(2014)も大好きな番組だったし、神宮球場でひなたに遭遇するのは夢だし、ずっと心の片隅で好きで、「芸能界で大成しなくてもいいから、どうかみんな幸せになって欲しい」という境地に達していた。18歳・・・あんまりである。こんなにやるせないことは今年はもう起きないで欲しい。どうか安らかにお眠りください。帰宅して、家から2番目くらいに近い銭湯へ。水風呂が23℃なのですっかり敬遠していたのだけども、冬だし水温も下がってるかもと期待したら、あい変わらずでした。でも、テレビなしのサウナに歌謡曲中心の有線が流れていて、良いんだよな。布施明の「君は薔薇より美しい」と高橋真梨子の「ごめんね…」に泣く。「君は薔薇より美しい」ってミッキー吉野のペンなんですね。サウナで少し精神がリラックスしたので、意を決して『カルテット』4話のエントリーを書き上げた。結果として出来上がった文章は「生きていかなきゃね」という気持ちが少しだけ込められたものとなり、りななんに捧げたいなと思った。



木曜日。やたらと寒いと思ったら、外に出ると雪が降っていた。雪は寒いと降るのだな、と当たり前のことに感心した。

体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ

穂村弘の初期の短歌。少ない言葉数で親密な世界を立ち上げている。かっこいい。試しに「ゆひら」でツイート検索してみたけども、誰もつぶやいていないことかよ。朝、セブンイレブンで「たっぷりたまごサンド」とホットコーヒーを購入して出勤。たまごサンドとホットコーヒーの相性の良さはもっともっと褒め称えられるべきだ。たまごサンドを口に含んでコーヒーを流しこむと、味の深みが一段階上がる。雪でダイヤが乱れそうなので、早めに帰ろうという空気が職場に生まれる。スフィアン・スティーヴンスの『ミシガン』を聞いて帰る。

ミシガン

ミシガン

今週の『万年B組ヒムケン先生』がまっこと素晴らしい。ユウコさんと師匠、最高。文脈がよくわからないまま、当人達が勝手に報われていて、大島弓子の漫画のようなフィーリングだった。いや、ほんとに。あと先週の『くりぃむナンチャラ』の三四郎小宮ドッキリも最高。近年稀に見るいいドッキリでした。ネタばらしも観たかった。2本とも小宮無双である。前にも書いたんですが、芸人のくじらさんが「喋った瞬間にこいつは売れると思った芸人」が、オードリー若林、バイきんぐ小峠、三四郎小宮の3人らしくて、見事に的中したので、4人で番組やって欲しいです。話題になっていた先週の『モニタリング』での吉岡里帆心霊ドッキリ観た。クレバーでかわいい人だ。
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レイトショーでティム・バートンの新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』を観た。期待しまくっていたけども、それを上回る素晴らしさだった。ティム・バートンで1番好きかもだし、2017年ベストがこれでも不服なし。大興奮であります。『ダーク・シャドウ』(2012)も大好きな作品で、ティム・バートン×エヴァ・グリーンは最高なのである。
hiko1985.hatenablog.com



金曜日。昨夜レイトショーを決めたせいでヘロヘロだ。久しぶりにままならぬほどにくだびれていて、新しい職場の緊張もあるのかしら。この日は原田治の訃報。
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好きだったな。色々やられていたけども(崎陽軒の”ひょうちゃん”はほんと大好き)、やっぱりミスタードーナッツの印象が強くて、原田治さんのイラストは日曜日の朝食だとか放課後のおしゃべりだとか、幸福な時間とイコールで結ばれている。