青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

ウェルビー名古屋紀行

名古屋に行ってきました。高速バスを使った格安1泊2日コース。目的はただ1つ、全国のサウナー憧れの地”ウェルビー”でございます。サウナ&カプセルホテルの施設(残念ながら男性専用)でありまして、そのサウナの質、独創性は他の追随を許しません。サウナの為に名古屋に行く。ピンとこない方が大半でありましょうが、それくらい価値のあるお店なのだ、ウェルビ―は。なので、ほとんど観光もしていない。でも、大満足な1人旅でございました。



初日はバスに6時間揺られ、名古屋駅に昼過ぎに到着。まずは、メイチカで「コンパル」のエビフライサンドを頂く。
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小倉トーストは今や「コメダ珈琲」の全国進出でどこでも食べられるので、やはり名古屋に来たらこれだ。「あのユーミンも愛する」という冠が有名なエビフライサンド。それくらい守ってあげたいサンドウィッチなのです。海老フライとマヨネーズとケチャップのハーモニー。なんてことないようで、ほんとに美味しいですよ。お腹も満たされた所で、名古屋駅~栄の街並をひたすら歩いて回る。土地勘のない都会を目的もなく彷徨うのは、どこか頼りなく心細いもので、イヤフォンから流れるスカートの「静かな夜がいい」が沁みた。澤部くんはこういう都会の孤独をいつも歌っているのだ。
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栄から今池まで東山線で移動し、ウェルビ―今池店にチェックイン。日が沈んでからの今池はどこかドープな香り。キリンさんのお出迎えがうれしい。
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受付で宿泊料金を支払い、すぐさま荷物や洋服をロッカーに詰め込み浴場へ。歩き疲れてヘトヘトの身体を早く癒したいではないか。髪と身体を丹念に洗い、湯船に浸かる。身体を温め、サウナとの臨戦態勢を整えるのです。さて、お待ちかねのサウナは広め。温度、湿度ともにバッチリで、ガッツリ汗かく仕様だ。かと言って、嫌な臭いもしませんし、丁寧にメンテナンスされていることが伺えます。サウナマット、サウナパンツ、氷、冷やしタオルなどの備品も充実している。10分ほど蒸され、お待ちかねの水風呂。こちらが手足痺れる15℃設定、しかも塩素臭さなし。最高だ。短時間であっという間に血流がドクドクです。水風呂から上がり、外気浴スペースへ。デッキチェアに寝湯まである。もう文句なしではありませんか。1回目のセッションで完全にととのってしまい、椅子と身体の境界線が溶け、視界の光には虹が見える。トリップ状態。1時間に1回ペースで開催されるストレッチ&ロウリュウもまた素晴らしい。始まる前にサウナ内の換気があったり、熱波師が自主トレでタオル降りをしていたり、と始まる前から頼もしさが伝わってきます。19時はラベンダー、20時はミント、と香りを使い分けてくれて、飽きも来ないのもよかった。フレッシュヴィヒタが吊るされたコールドサウナも最高。ヴィヒタがほのかに香るマイナス5度の世界で身体を冷却できます。ミストサウナと水風呂が混合したスペースが珍しい。蒸されながら水風呂に浸かる、という夢のような体験が可能なわけです。そして、今池店の最大の名物は「からふろ」であろう。日本最古のお風呂である奈良の法華寺の浴室をモチーフにしたという。畳み敷きの狭く暗い箱の中で、なんと1人セルフロウリュウが楽しめるのです。あらゆる感覚を遮断され、都会の喧騒を離れ、ひたすら蒸される。なんたる贅沢だろうか。ちなみに「からふろ」2号は檜仕様。こちらは光のグラデーションが楽しめます。


フラフラになるほどにサウナを堪能したら、カプセルで横になる。あぁ、最高!カプセルホテルって初めて泊るけど、全然狭苦しくないし、快適。SFっぽくてワクワクすらしますね。カプセルで軽くまどろんだ後、外出して今池散策。ウェルビ―からほど近い「味仙」本店で台湾ラーメン(辛さ控え目)とチャーシューを頂く。
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当然、美味い。そして、店長の声がでかい。お腹も満たされ、再びウェルビ―に戻り、大量の漫画に囲まれた休憩スペースの畳に寝そべり『クッキングパパ』を読み漁った。

クッキングパパ(1) (モーニング KC)

クッキングパパ(1) (モーニング KC)

こういう所で読む漫画は1話完結ものが好ましい。有名どころはだいたい揃っているのだけども、どれもこれも30巻越えでうかつに手が出せないのだ(と言っても『クッキングパパ』も圧巻の130巻越えですが)。初期の荒岩さんは31歳の主任。時はバブル景気まっさ中、バリバリ働き(深夜4時まで働いている回があった!)、職場で煙草を吹かしまくり、ガンガン食い、遊ぶ。パワフルな時代である。男が料理をするのは恥ずかしいこと、という当時の風潮がドラマを動かしている。


二日目。目覚ましなしでスッキリ起床。朝サウナを決めて、ウェルビ―名物である朝食バイキング。煮物や焼き魚など、手作り感が最高なのだ。焼きそばや焼きうどんがあるのもいいね。荷物をまとめてチェックアウトし、ほど近い「コメダ珈琲」で朝の珈琲を飲んだ。
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こちらの「コメダ珈琲」今池店は、何やら独特の佇まい。*1店内は狭めで木造りの内装。落ち着く。「コメダ珈琲モデル店」という看板が店内に掲げられ、調べると公式サイトにもこのお店は載っていない。何でも、コメダ珈琲がチェーン化する前の源流を、今なお貫く喫茶店らしい。むちゃくちゃ痺れるぜ。メニューや値段も少しだけ独特。珈琲も独自配合のようで、断然美味しい。あの備え付けの豆菓子すら他メーカーのもの。少しだけねじ曲がったパラレルワールドに来たかのような気分だ。名古屋に訪れる際はぜひチェックして頂きたい名店だ。名古屋駅でお土産を購入し、夕方のバスの時間まで名古屋駅にほど近いウェルビ―でのんびり過ごそうと画策していたら、消毒日の為15時オープンとのこと。仕方ないので、栄店に移動。こちらも消毒日でしたが、13時から入れるとの事だったので、時間を潰し、オープンと共に入店。今池店に比べると、ややオールドスクールな、所謂サウナ屋という雰囲気。これもまた良し。そして、「森のサウナ」である。いやはや、衝撃的な素晴らしさ。本場フィンランドのサウナを指標としたというこの「森のサウナ」は、当然テレビなし、うす暗い照明、ヴィヒタ漬けの水でのセルフロウリュウ、美しい蒸気の循環、寝そべり可で枕つきetc・・・更にヴィヒタで身体叩き放題!もう全てが揃っている。これ以上のサウナってあるのかしら、って感じです。はーととのった。もう思い出しただけでととのう。広めのサウナは何故か足湯まであるし、木炭風呂も気持ちよかった。マイベストサウナ施設は今の所、この「ウェルビ―栄店」に決まり。帰りのバスの時刻ギリギリまで粘って、堪能し、坂東英二と名古屋に別れを告げる。また来るぜ。
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*1:写真の真ん中に写っている自転車が僕です