青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

どついたるねん『生きてれば/精神』

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どついたるねんが自主レーベル「TRAIN TRAIN RECORDS」か両A面チャリティーCD『生きてれば/精神』がリリースされた。制作費はメンバーが負担、売上全額を日本赤十字社を通じて寄付とのこと。昨年は色々ありましたので、見かける度に買って配りたい。ってなくらいに素晴らしい音源に仕上がっております。アーバンにメロウに”サンバのリズムを知ってるかい?”と問いかけてくる「生きてれば」はしばらくこれだけ聞いてればいいや、という気持ちにさせてくれるスペシャルな1曲。ひたすら連呼される「生きていればいいことある」というフレーズ。哀しいかな、それはこの現代において実に空虚に響く。しかし、どついたるねんの4MCがフロウとユーモアを重ねていくにつれ、その薄っぺらな文言が徐々に厚みを増していくのである。「面白いっしょ?」からブレる事なく、響き一発のナンセンス、パロディ、引用なんでもありの過剰なサービス精神で今回も多いに楽しませてくれます。ウーチャカさんの「無邪気に笑ってくれよ まるで河合我聞みたいに」もビビったけども、やっぱりMVPは先輩だ。

生きてればいいことあるじゃん あるじゃんあるじゃん
アルジャーノン
アルジャーノンに花束一発 サンバのリズムで踊りちらそう
いいことも 悪いことも 絶対あるよ 超ライフ
食って寝てれば問題なんて
ナイジャーノン ナイジャーノン ナイジャーノン

聞く人が聞けば、「サブカル」の一言で片づけられてしまうのかもしれない。「うるせーボケ!」と思いながらも有効な反論が思いつかないので、涙を堪えながらこの曲を聞き続けますよ。気が付いたら「生きていればいいことある」に特別な”響き”が宿っている。

楽曲終盤に現れるゲストボーカル<5歳児>金子琴。譜面やピッチをはみ出たそのイノセントな歌唱で、その”響き”がはっきりと可聴化されてしまうのだから、生きていればいいことあるんだ、絶対!という気持ちになります。


もう一曲のパンクチューン「精神」を聞いていると、ナゴムの精神はグループ魂、そしてどついたるねんに引き継がれていたのか!という気持ちになってきまして、どついたるねんも何かの拍子に紅白とか出てくれー、という感じです。こちらの音源は通販、ライブ、ストリート以外ではココナッツディスク吉祥寺店、池袋店でも買えるようです。マストバイ