青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと


Twitterで流れてきた曲が素晴らしくてまいった。Tobias Jesso Jr.の「True love」である。下手したら藤井フミヤのあれよりいい。ダニエル・ジョンストンの美しさを濃縮したみたいだ。音源はまだリリースしてないようです。今週のこと。火曜日。頭痛が続く。これは夏バテだ!と思いこみ、王将でレバニラを食べて帰る事にした。もうレバニラと決め込んでいたので、メニューを見なかったのだけど、なんと今、王将は炒飯フェアらしい。周りの客は、王将を極めた「極王炒飯」という実に鳥山明チックなネーミングのメニューを一様に注文していた。更に、王将には「天津炒飯」なる未知の食べ物も存在するらしい。そんなの個性と個性が喧嘩するに決まっていると思うのだけど。カレー炒飯とかあんかけ炒飯とか、そういった戦いにおいては、だいたい炒飯の個性が負ける。ときに、なんで『ドラゴンボール』には炒飯ってキャラクターが登場しなかったのか。ピラフはいるのに。鶴仙人の弟子は天津飯、餃子(チャオズ)、炒飯での3人でよかったではないですか。そもそもヤムチャ(飲茶)ってなんで1人だけ食べ物じゃなくて概念なんだ。王将を出て、プラプラと歩きながら帰っていると、うなぎ屋が「やれやれ」という感じで店じまいをしていて、今日が土用の丑の日である事に気付いた。帰宅して、お風呂で東村アキコ『かくかくしかじか』4巻を読みました。

かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)

いよいよ佳境でしょうか。彼氏に宮崎の美味しい物食べさせまくる所、よかったな。宮崎の若者は、何を食べるか迷ったふりしても、本当はチキン南蛮に決まっているらしい。『EAT-MAN』の吉富昭仁が先生の絵画教室出身って衝撃。
EATーMAN 13 (電撃コミックス)

EATーMAN 13 (電撃コミックス)

EAT-MAN』懐かしすぎる。ネジ食って手に武器を生みだすのだ。しかも、今年の夏から『EAT-MAN THE MAIN DISH』という新連載が始まっていたらすう。『若者たち2014』3話を観る。だいぶ良くなってきたけども、ドラマの起こし方に違和感がある。先週の終わりではあんなにいい子達だったのに、今週はなんでまたこんなに物分かりが悪いの!から始まり、凄い風速で解決していって終わる。の繰り返し。さすがに、育ててもらって、食わしてもらっていて、あんな風に兄ちゃん(妻夫木くん)の事を責める子達じゃないだろ。並木道子(演出)×瑛太の安定感はあるなぁ。瑛太の複雑な感情を、缶ビールを開けて飲む音と空間への不在だけで描く、並木道子の空間とか音の使い方。杉田成道の役者中心の演出よりずっと上の段階にいっていると思うな。Hi,how are you?のニューアルバムのリリースがアナウンスされた。

videotapemusic作の「お盆」のMVが記憶に針を落としたような出来栄えで泣ける。



水曜日。人力舎で勢いのある若手4組(S×L、ザンゼンジ、ドリーマーズ、巨匠)の『新ネタを10本ずつ作って、その中から究極の新ネタを4本ずつやるライブ』むちゃ観たかったけども、気付いた時にはソールドアウトだった。やらなかった24本のネタはDVDに収録して配られたらしい。うらやましい。この4組が同時期に同じ事務所にいる感じむちゃワクワクするな。マセキもしかり。お笑いのライブに行きたい。平日に観たいのがだいたい下北沢で、ちょっと時間的に厳しいのだよなぁ。最近、気になるのは日本エレキテル連合が物凄いスピードで消費尽くされている事。そして、まさかの『M-1グランプリ』が来年復活の報。いやはや。しかし、前みたいに結成10年以内の縛りがあると、M-1空白の時代に脂がのってきた芸人たちが結構出られないのでは。退社後、ジュンク堂に寄って帰る。座二郎『RAPID COMMUTER UNDERGROUND』(最高な出来栄え!)と岩本ナオ『スケルトン・イン・ザ・クローゼット』(ayU tokiOさんオススメの1冊)

スケルトン イン ザ クローゼット (フラワーコミックス)

スケルトン イン ザ クローゼット (フラワーコミックス)

を購入。



木曜日。退社して散髪。駅の近くにある、まだ入ったこのない定食屋へ。店に入ると客はおらず、おばあさんがテレビを観て笑っていた。期待できそうだ。メニューの中から秋刀魚定食を選ぶ。時期じゃないからか、身が貧弱で精進料理のようだったけれども、ご飯もみそ汁も煮物も、人の手のかかった味がして、美味しかったので、また来ようと思う。生姜焼き、豚の味噌漬け焼き、カキフライなどの男心をくすぐるメニューもあるようだ。一旦、帰宅して『RIDE ON TIME』を1周聞いてから、出かけて、ギャレス・エドワーズGODZILLA ゴジラ』を観た。音で服がビリビリ震える感じはよかったな。


金曜日。退社後、本屋を眺める。これまで「え、もう出てるの?」でお馴染みだった『めしばな刑事タチバナ』の新刊ですが、なんだか今回は「そういえば、まだ出ないのかしら」と3回くらいは思ってしまっている。昆虫キッズが来年1月で解散するとの報が。気持ちの整理がつかないので、電車を降りて『BLUE GHOST』を聞きながら5駅歩いた。

歩いている間、音のない稲妻が空を舞っていて、感情に拍車をかけました。山下達郎のライブシンドロームで、2枚のライブ盤『IT'S A POPPIN' TIME』と『JOY』を愛聴している。

IT'S A POPPIN' TIME (イッツ・ア・ポッピン・タイム)

IT'S A POPPIN' TIME (イッツ・ア・ポッピン・タイム)

JOY~TATSURO YAMASHITA LIVE

JOY~TATSURO YAMASHITA LIVE

  • アーティスト:山下達郎
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1999/06/02
  • メディア: CD
異様なよさ。ライブで仕立てのよさそうな黄色のシャツを着ていた達郎は歌の上手いピカチュウみたいでした。かわいい。しかし、30代の『JOY』の色気にはさすがに負けるだろうが、20代の『IT'S A POPPIN' TIME』なら60代の今の方が断然凄い気がする。これは全ての若者の希望になりますね。もう辛抱たまらんから、北海道は無理にしても山中湖には行く事にした。野外フェスなんていつ以来でしょうか。と思いきや『IZU YOUG FES’12』があった。あれは最高でした。今年の『IZU YOUG FES’14』にはヤングをはじめ、HAPPLE、ayU tokiOフジロッ久(仮)、白い汽笛、SEBASTIAN Xという最高過ぎるメンツで、泣かせにかかってきているので、これまた参加を決めました。伊豆は遠いしかもしれませんが、入場料はフリーなので、絶対オススメのフェスでございます。帰宅して、週末の褒美として、ハーゲンダッツの「ショコラミント」を食べた。チョコミントアイス愛好家としては期間限定ではなくレギュラーにして欲しい出来栄え。同社が以前出した「クリーミーミント」のこれじゃない感を払拭してくれました。まぁ、とは言え、サーティワンのあの緑色のチョコミントアイスが何より愛おしいですけどね。アイス食べながら『HERO』の劇場版をDVDで観る。
HERO スタンダード・エディション [DVD]

HERO スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2008/03/08
  • メディア: DVD
何かを介したコミュニケーションへのこだわり、事件の痕跡の拡大と縮小。練られている。しかし、久利生さん(キムタク)の髪型と服装がギャル男過ぎて辛い。後、この劇場版での雨宮さん(松たか子)の髪型はなんだ。タモリの登場はやっぱり面白い。



土曜日。起きて洗濯をして自転車で新宿へ。猛暑で自転車を少し漕ぐだけで、身体が燃えるように熱くなった。ゴールデン街劇場で、ロロの三浦直之が教鞭をとったというENBUゼミの生徒たちの公演『教室。』を観た。作・演出は三浦直之で、ジャルジャルのコントを彷彿とさせるような彼の実験性みたいなものを堪能できた。新宿を適当にうろつく。タワレコムッシュレモンプロデュースの婦人倶楽部『FUJIN CLUB』を購入。1曲目よい。非常にコンセプチャルでまだ全貌がつかめない。そういえば、最近じゅんじゅんって何しているのだろう。『せしぼんep』の続きが聞きたい。「墨繪」で明日の朝用のパンを買い、駅地下でヘッドスパを体験した。15分1500円。肩と首を思っていた以上にグリグリやられて爽快でした。施術後に目に優しいハーブティーを頂きました。いやはや、なんたるOL感。お風呂から上がってダラダラしながら、中居君が司会の『音楽のちから』をチラッと観た。EXILE TRIBEの「REVOLUTION」という曲の「今日こそ起こそう 自分革命」って歌詞の破壊力がヤバかった。



日曜日。起きて、昨日買った「墨繪」のパンを食べる。『アメトーーク』の「高校野球芸人」(良回)を観て、シャワーを浴びてから自転車で出掛ける。昼前でも既に35℃くらいありそうな猛暑。代官山まで疾走した。あまりの暑さにペットボトルの消費が早い。放っておくとすぐに熱いお茶に変貌するくらい暑い。こまめに飲み、熱中症を対策しました。少し早く着いたので、代官山蔦谷に初めて足を踏み入れてみたのだけども、汗だくの人間がいていい空間ではなかったので、すぐに退散。代官山LOOPで『フレネシ学園 気になる転校生』を観る。フレネシとザ・なつやすみバンドのツーマン。新曲「S.S.W」リリースの勢いにのったポップな選曲でザ・なつやすみバンドが攻めておりました。「サマーゾンビー」「ユリイカ」「悲しみは僕をこえて」と前回のライブで披露しなかった楽曲がピチピチしていた。しかし、2ndアルバムがどうなるのか全然想像がつかなくて楽しい。フレネシは初めて観ました。曲が凄いよく出来ていて、それをボーカルで崩している感じが面白かった。演奏も楽曲に不釣り合いなほど熱量があるのがよかったです。フレネシ学園の理事長であるという、川島いたるという方がザ・プーチンズの街角マチオさんにそっくりでした。川島さんもシラフさんと同じスティールパン使い!ライブ後、代官山から目黒へ移動して、開店前の「とんき」に並ぶ。お昼を食べ損ねているので、腹ペコでフラフラな中、16時に暖簾があがり、カウンター席に駆け込む。ついにカウンターでとんきの技を拝めます。岸野さんが教えてくれた

切る係の「切り爺」の腰が、ちょうど調理台の高さに腰が曲がっていて、肉体改造の域にまで達した職人魂を感じさせてくれます。

印象的だったのは机と床の異様なまでの綺麗さ。油物を出す店とは思えない。隣に座った外国の方は、雰囲気にえらく感動し、国の両親を連れて来たい、と言っていました。ちなみに私が外国語に堪能なのではなく、その人がむちゃくちゃ日本語上手だっただけです。お客さんもとにかく「お茶が旨い」「とんかつはここしか食べない」と一様に「とんき」というブランドを称え高揚していて、不思議な雰囲気だった。いささか、偶像崇拝のきらいも感じるが、実際、とんきは旨い。

米と豚汁とキャベツのレベルも高い。大満足で店を後にした。恵比寿に移動して、天窓で山田稔明のワンマンライブを観た。ライブのはしごは久しぶりだ。こちらの感想は別エントリーに書いております。夜の科学オーケストラはナイスミドルからサークルで1番人気がありそうなかわいい女の子まで取りそろえたにくいバンドでした。ゴメス復活のアナウンスにブチ上がる。

Ray Of Hope

Ray Of Hope

帰りの夜道、山下達郎Ray Of Hope』を聞いたら、染み過ぎた。


月曜日。朝からダルいので、栄養ドリンクを飲んで出社した。退社後、大人しく家で過ごしました。大阪での『三組のライブ(仮)』のレポートを読んで、うらましがる。大阪で銀シャリと学天即が迎えてくれるの最高じゃないか。ジブリの制作部門解体の報。でも、鈴木Pの言葉読むとちょっと休むくらいのニュアンスのようで安心した。ジブリと言えば、『思い出のマーニー』の眼鏡の綾香の声を担当しているが杉咲花だと気付いていなかった。『なぞの転校生』の女王役とか回鍋肉とかauのCMでも、あの不思議な声は印象的だった。スターダストらしい。確かに3BJr顔。