青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと

週末のこと。金曜日。残業の後、退社。フジロッ久(仮)の『コワレル』と『ニューユタカ』をずっと聞いていた。

コワレル

コワレル

ニューユタカ

ニューユタカ

最高。またライブ観たくなってきたなー。鍵盤が抜けた後、管楽器を加えようとしているという話もあるし、むちゃ楽しみ。そういえば、小西康陽がDJでフジロッ久(仮)の「バンドをやろうぜ」をかけたとかなんとか。バンドのブレイクスルーのきっかけになって欲しいエピソードだ。お腹が空いたので、駅前の定食屋でさば定食を食べる事にした。老夫婦の営む、小汚い定食屋だが、嫌いではない。煮詰まりきったみそ汁も悪くないぞ。さばは身に弾力があって美味しかった。焼きさば、白飯、みそ汁、たくあん、生卵で600円。憎めない。とても久しぶりに卵かけご飯を食べた。駅前の再開発などがもし始まると、こういう個店は全部撤退しちゃうのだろうな。今の内に通っておこうと思う。一度家に帰って、散歩がてらTSUTAYAに返却&レンタル。戻ったら、テレビでAKB48が踊っていたので観た。昨夜の『続最後から二番目の恋』最終回を観る。舞台はナガクラ家のみのワンシチュエーションコメディになっていた。家そのものが主人公なのだ、と言わんばかりに。インプロ感と幸福感に少しサブい感じもありで、それなりに見ごたえはあった。お風呂で磯崎憲一郎『終の住処』を読み終える。
終の住処 (新潮文庫)

終の住処 (新潮文庫)

観覧車のシーンと家を建てるシーンに、ゾクゾクさせられた。あと、母と嫁についての部分。すごく面白かったが、まったく捉えられた気がしない。蓮實重彦の解説読んで、更に「?」が飛び交った。む借りてきたDVD内の1本、東京03の10周年特別公演『タチの悪い流れ』を観る。チケット代8000円だったらしく、絢爛な舞台セット、生ブラスバンドの演奏にゲストでおぎやはぎと浜野謙太、日替わりゲストでアンタッチャブル山崎も出演と実に豪華。コントをするおぎやはぎは嬉しいし、それなりに面白かった気がするけど、なにかこう違う、と思ってしまった。途中で寝落ち。肌寒さを感じる朝方までそのまま寝てしまう。夢に死んだお祖母ちゃんが出てきた。



土曜日。雨なので、ジッと家に籠る。録画してあった『おかげでした』を観た。「食わず嫌い」は満島ひかりと設楽統。満島ひかりはバラエティに出ていてもドラマでの役のイメージ(坂元脚本)からズレない。凄くいい。DVDで大友啓史『るろうに剣心』を観る。

シリーズ1作目という事でどうしても説明過多で冗長だし、悪役の描写があまりに雑なのだけども、それを補い得る佐藤健の剣心。そのアクションの華麗さ。「帰ろう。腹が減ったでござる」「(闘いが終わったら)朝ごはんを5人前用意しておいてくれ」「今日の夕飯は剣心が作るって」と幕末の亡霊である所剣心の不安定な実存を、”飯”が繋ぎとめる。ご飯を食べることが、時間を延長させる、という演出がいい。退屈なシーンも多かったが、2部作になるという「志々雄編」は単純に話が面白いので期待したい。お昼に近所の中華屋に出かけ、チャーハンを食べた。チャーハンかオムライスか迷いに迷った。コーヒーを飲みながらハライチの漫才DVD『8号線八差路(ハチハチ) 』を観る。面白かった。雨が上がったので、シャワーを浴びて自転車で出かけた。新宿FuでK-PROの『ワラネタFULL』を観る。大満足の面白さ。この日、圧巻だったのはモグライダー。会場を沸かしに沸かす。笑い過ぎて身体が熱くなってしまった。「タイムスリップ」という漫才、マセキの公式動画でもあがっているのだけど、ほぼ別物。

この3倍は面白かった。トモシゲ君がどう間違えるか、それに芝さんがどう反応できるかに、その日の漫才の出来が大きく左右するという、生粋のギャンブラー漫才師だ。どうかしているな。キャイーン→オードリー、エルシャラカーニという漫才師の流れがあるとして、モグライダーはその最果てだ。ドリーマーズも素晴らしかった。「無人島行くとしたら何持ってく?」という質問に、「チャーハンかな。プリップリの海老チャーハン。待てよ、コッテコテのラーメンもいいな」と訥々と答えていくボケに、「おい、無人島だぞ」とひたすら訴え続けるツッコミ。ディスコミュニケーションが、「無人島と中華屋」という空間の捻じれに託されている。「いや、このネタ最高過ぎるだろ」とゲラゲラ笑っていたら、ボケが「え?王将行ったら何頼むって質問じゃないの?」と聞き返すことで、面白さが半減。わかりやすい説明などせずに世界観を信じて、やりきっちゃって欲しい。他にもエルシャラカーニ浜口浜村ウエストランド、ダブルブッキングも面白かった。ダブルブッキングの黒田さんは見た目だけなくて声の出し方までアンタッチャブル柴田さんに似ているなぁ。会場を出たら、雨が降っていたが、合羽(100円)を着て自転車を漕ぎ帰る。録画してあった『すべらない話』を足早に。久しぶりに見ると凄く変な番組だなーと思う。今はもうないかもしれないが、僕が就活をしていた頃は面接官が「では、”すべらない話”をして下さい」とか言ってきたって話ですよ。酷過ぎる。DVDで『ジ、エクストリーム、スキヤキ』を観た。



日曜日。やはり雨。『エビ中☆グルーバル化計画』と『ゴッドタン』を観ている内に止んだので、出かける。自転車で赤羽方面に行ってみた。辿り着く寸前で雷雨になり、少し濡れた。ダイエーイトーヨーカドーなどを眺めて、喫茶店で休憩。小腹が空いたので、飲み屋街のアーケードにある「丸健水産」でおでんを立ち食い。

みんな昼過ぎから、熱燗やビールでおでんをハフハフしている。しかし、美味い、おでんだ。大根、たまご、ちくわぶ、はんぺん(水産庁長官賞受賞)、牛すじ、ごぼ天などを堪能した。出汁うんめー。

飲める人にはなお堪らないでしょうね。おでんと言えば、小さい頃、『おそ松くん』のチビ太のおでんへの執着が怖かった。今、設定を読み返すと「親はなく住所も不定で、しばしば空き地の土管で寝泊まりしている。おでんはそんな彼のような浮浪少年にとって、ささやかなご馳走であり、虐められようと、蔑まれようと、彼は逞しくしたたかに生きてきたのである」ってあって泣きそう。『おそ松くん』って世代的にそんなに馴染みないはずなんだけど、幼稚園とかで「おそ松くん音頭」で踊らされた記憶ある。あの曲もずっと聞いているとなんか怖かった。ブックオフや北海道物産展を眺めて、自転車で帰宅。かもめんたるのDVDを何本かパラパラ観た。エントリーでも書いた『下品なクチバシ』はぜひ観て欲しい。お笑いに興味ない人にも。