青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

今週のこと

最近のこと。6月はやっぱり思ったほどジメジメしていない。雨降りの日は多いような気もするけども、梅雨が本気を出すのは実は7月に入ってからなのだ、という事をここ数年で把握してきている。月曜日。仕事終わって帰宅した後、近所のマックに行って珈琲飲みながら本を読んでいた。本を読むにふさわしい喫茶店が一軒くらい近くにあってもいいのに。保坂和志の『残響』『コーリング』を何回か繰り返し読んでいる。

残響 (中公文庫)

残響 (中公文庫)

凄い事があまりにサラッと書いてあってドキリとしてしまいます。『残響』を漫画でよりサラっと実践したのが、小田扉団地ともお』の傑作回「ズレは気になるかいともお」(9巻に収録)
団地ともお 9 (ビッグコミックス)

団地ともお 9 (ビッグコミックス)

だな、と思った。スーパーで買い物をして家に帰って、『ルーズヴェルト・ゲーム』の最終回を観た。前話が最高潮だったような気もする。みんなが味方のようになってしまうラストはいまいち。沖原は巨人に入団するのかと思っていたな。『続最後から二番目の恋』は最終回までの時間潰しが過ぎる。岡田恵和はこの作品で書きたい事はもう特にないんだな、というのが伝わってきます。2014夏のドラマは『おやじの背中』と『若者たち2014』があるので、もうそれだけで十分な気持ち。どちらにも満島ひかりが出る。『若者たち2014』は瑛太も出る。プロデューサーは『それでも、生きてゆく』の石井浩二で、演出には宮本理江子の名が。なのに脚本が坂元裕二じゃない。他の出演者、吉岡秀隆妻夫木聡蒼井優長澤まさみ橋本愛柄本佑って何それ。それより書きたかったのが『モザイクジャパン』なのか。いや、オファーがあったかどうかも知りませんが。けど、坂元さんが『おやじの背中』で書くやつ。

役所広司満島ひかりでボクシングってイーストウッドの匂いしかしないじゃないか。震える。



火曜日。神宮にヤクルト戦を観に行こうと思ったけども、雨で中止。大人しく家に帰り、ガキの使いを観ながら豆腐とか酢の物とか鯖の水煮とかをちまちま食べた。ガシガシ不倫ネタを弄っていた。おかげで「ちょっとショックだな」と思っていた私の気持ちもすっかり消えていた。実にやり手である。お風呂に入りながら庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読み終える。

赤頭巾ちゃん気をつけて (新潮文庫)

赤頭巾ちゃん気をつけて (新潮文庫)

何と言うか、サリンジャー村上春樹の間に入るパチ物くらいの認識でずっと敬遠していたのだけど、大間違い。古びない傑作だった。庄司薫がいなければ、舞城王太郎もいなかったのでは、とさえ思う。10代の小沢健二が書いた小説だ、と言われても信じる。庄司薫舞城王太郎小沢健二を結びつけるのは三島由紀夫だ。フリーソウル1000円再発で買ったBLOSSOM DEARIE 『THAT'S JUST THE WAY I WANT TO BE』とスカート『サイダーの庭』をずっとかけていた。
ザッツ・ジャスト・ザ・ウェイ・アイ・ウォント・トゥ・ビー

ザッツ・ジャスト・ザ・ウェイ・アイ・ウォント・トゥ・ビー

スカート澤部君のフェイバリットアルバムらしい。とてもいいです。澤部君の女の子になりたい感じ。仕事中もずっと「バナナマンの社会性に抑圧された三四郎」といった事を考えてしまって、モヤモヤした。YouTubeにあがっている三四郎の漫才はどれも本当に面白いので、観て元気を出しました。眠る前にちまちま読んでいた星野源『蘇る変態』(結局買った)
蘇える変態

蘇える変態

の闘病記パートが壮絶で、言葉は間違えているだろうけど面白すぎた。筆圧が超濃くて、「ウググ」と奇声を発しながら読んだ。凄いな、地獄のような体験を完全に糧にしている。この間リリースされたシングル、MVのさわりでしか聞いてないけど、抱いた感想は、星野源の声っていい意味でも、悪い意味でもポップスになりえない成分があるな、でした。ジャケットで着ている茶色いスーツは格好いい。



水曜日。仕事終わりに、本屋へ。保坂和志の流れから、チェーホフの短編がどうしても読みたくなってしまい、探したけども在庫切れしていた。ジュンク堂とかLIBROとかいった大きい本屋でも当たり前のように在庫切れしているのに最近よく遭遇する。就活時代、気の迷いで説明会に参加した事があって、店員が「本屋で在庫切れが1番恥ずべき事なのです!」と叫んでいるのを聞いて、かっこいいな、と思った気持を返して欲しい。その後、友人達と集まってご飯を食べた。友人の選んだお店はモツ鍋屋さんだった。夏にお鍋を食べた事ってあまりに記憶になくて新鮮だった。馬刺しや明太子や辛子れんこんなども食べた。馬刺しの「こめかみ」という部位を生まれて初めて食べる。ただの脂身のようだった。丸ごと食べてしまったのだけど、なんでも赤身でくるんで食べたりするのが正しいらしい。地下にあるなんだか陰気なお店だったが、味は悪くなかった。しかし、雑炊は食べず。柴崎友香磯崎憲一郎という保坂チルドレンを並行して、読み進めている。『ちびまる子ちゃん』と『団地ともお』の読み直しもしていて、頭がパンクしそうです。いや、しかし小田扉田母神支持者(Twitterで公言していた)と知ってかなりショック受けてる。ともお読み続けられるか心配になる。急に小説をやたら読んでいるのは、思考の稚拙さに嫌気が差してきたからです。この日、ヤクルトは大勝。バレンティンと畠山までいなくなっている状況で頑張っているな。岩村と森岡が打っている。5位だけど。山田、川端、雄平の台頭でまだまだこれからもヤクルトを応援していきたいと思えるようになった。



木曜日。仕事中にメールを確認してみたら山下達郎のコンサートチケットが当選していた。無欲に1点張りで応募したのが功を奏したのかもしれない。ちょっと嬉しすぎて、むやみやたらにテンションが上がった。さっそく有給申請しようと思う。『MELODIES』と『RIDE ON TIME』聞きながら、退社して、ユニオンとタワレコと本屋を巡回。何も買わなかったけど。帰宅して、即効で『テレ東音楽祭(初)』にチャンネルを合わせる。ちょうど海援隊が「贈る言葉」をハモっている所だった。意外とコーラスグループなんだな。武田鉄矢は金八を辞めて悪人面に磨きがかかっている。北島三郎が「祭り」を歌いながら、出演者にマイクを向けソロを取るように強要していたんだけど、1人くらいは知らない人もいるんじゃないかしら、とハラハラした。サブちゃんは武田鉄矢にマイクを向けずに飛ばす。なんだかスリリングだったな。華原朋美がglobeの曲(元彼の嫁の歌)歌っていたのはやりすぎではないだろうか。AKBは総選挙の結果をダイレクトに反映した布陣で新鮮だった。HKTの子(名前がわからない)だけちょっとずば抜けてかわいい。しかし、私は生駒ちゃん推しだ。あの絶妙なズレ感。ぱるるのルーズのオルタナ感も推せるが、最近の髪型とかメイクがあまり好みじゃないので、生駒ちゃんのズンドコした感じを愛したいですね。

加護ちゃんがいなかった分は生駒ちゃんで補える。小沢健二系譜顔。そういえば、乃木坂46のスタジオ音源でも歌が下手な感じもちょっとグッときてしまった。


そして、なんと言ってもモーニング娘。後藤真希の復活。後藤と安部のツーショット、ちょっと泣きますよ。やっぱりモーニング娘。は私にとって青春そのものだ。「モーニングコーヒー」のハーモニーから涙腺が崩壊しかけた。「LOVEマシーン」の石黒彩の本家「明る ウィ」が聞けたのも感慨深い。ゴマキの「ディスコ」にあそこまで高まるとは自分でも驚きでした。「恋愛レボリューション21」は「岡女」DVD発売と『ASAYAN』と国分太一(司会)という3つの要素で、岡村さん乱入もありだったのでは。「As For One Day」あたりまでの全シングル聞きたかったな。しかし、デビュー直後は即AVだろうと、揶揄されていましたが、ハローはなんだかんで誰も脱いでいない(乳首を出していないという意味)から凄いですよ。モーニング娘。’14の現役感も格好よかったけど、続けて聞くと、曲が途端に難しくなって驚いた。つんく♂の偉大さ。


関ジャ二∞、V6、TOKIOのパフォーマンス素晴らしかった。特にTOKIOの楽曲と演奏には吹っ飛ばされたな。城島くんのギターが乾いていて、凄いアメリカーナだった。それが長瀬の作る曲にとっても合っている。「リリック」にもビビったが、「LOVE,HOLIDAY」はもっと凄いな。

乾いてタイトなTOKIOの演奏に管弦入りの超豪華なアレンジ。ロカビリーから始まってパワーポップなサビで、アメリカ音楽を転がっていくような快感だ。歌い出しの

なんか気持ちいいね今日は
超キミと出かけたい気分だ

の歌詞のノリ方も抜群じゃないか。そして、何と言っても長瀬のボーカル力。喉が鳴ってる感じが最高。全曲長瀬作のアルバム作って欲しい。『ニュース23』にBABYMETALが出ていたので観る。「クールジャパン大臣」は何度聞いても酷過ぎるし、葉加瀬太郎篠原ともえが会議メンバーとかギャグとして捻り過ぎてて笑えないし、安藤美姫の「クールジャパンと聞いてもピンとこないと思います」という小学生の学級会でも出てきそうなありふれた発言を真剣にメモする稲田の姿には、本当に税金がもったいない!と叫び出したくもなりましたが、BABYMETALの3人がかわいかったので仕方ない。「ギミチョコ」1000万回再生って凄すぎるな。

テレビを観過ぎたのでお風呂に入り、『ちびまる子ちゃん』2巻と磯崎憲一郎『終の住処』を読んで寝た。最近の愛聴盤はこれも1000円再発のBobbi Humprey『Blacks & Blues』です。

Blacks & Blues

Blacks & Blues

ジャケットが良すぎる女性フルート奏者の有名盤ですが、音も最高。ラウンジ感と緩いファンク。彼女がボーカルを取る3曲目「Just A Love Child」がまた最高。黒いどころかガーリーなのです。