青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと

金曜日。スパナパンチが解散してしまった事を知りショックを受ける。最後にもう1回漫才観ておきたかった。帰宅して『アメトーーク』のジャッキー・チェン芸人を観る。実はジャッキー・チェンの映画って『ラッシュアワー』しか観た事がない。中学に入って初めて友人と観た映画が『ラッシュアワー』だった。武田鉄矢がジャッキーに憧れて作った『刑事物語』は観ている。

刑事物語 [DVD]

刑事物語 [DVD]

深夜放送でたまたま観かけて、凄く興奮したのを覚えている。最近はペットサウンズレコードで買ったCDを寝る前に聞いている。AMOS MILBURN 『THE RETURN OF THE BLUES BOSS』はジャケ買い
ザ・リターン・オブ・ザ・ブルース・ボス

ザ・リターン・オブ・ザ・ブルース・ボス

モータウンの再発。アナログは超高額で取引されているらしいですが、CDなら1000円。なんたってタイトルがいい。ブギウギ酔いどれピアノソウル。お酒の歌が多い。



土曜日。フリーマーケットに行き、知らないおばさんから旦那の愚痴を聞く夢を見た。「今回のフリマの出店だって、旦那と義母が2000万円かけて仕入れてきたよくわからない人形を出品しているだけで、厳密に言えば、ちっともフリマではないし、今後の生活が不安だ」と相談された。ただ聞く事しかできなかったし、宅配業者の来訪を知らせるチャイムに起こされてしまったので、あのおばさんの不安は永遠に不安なままだ。梅雨だけども、先週と打って変わってピーカン照り。洗濯物もしっかりと乾きそうだし、うれしくなってしまう。ウキウキとしてしまって、朝ご飯も食べずに、自転車に乗って出かけた。アップダウンの激しい山手通りを走り抜け、昼過ぎに池尻大橋へ。「パーレンテッシ」でピザを食べた。2年ぶりくらいに訪れたけども、なんでも嵐の番組で紹介されたらしく、女性客で混雑していた。静かなお店というイメージだったのだけど、うるさかったのが残念だ。

とは言え「4種類のチーズのピザ」はいくらなんでも美味すぎる。チーズとハチミツのコンビネーションもさる事ながら、まずもって生地がモチモチで香ばしい。食後に、中目黒に寄って、服屋とドンキホーテブックオフを見て回った。ドンキとブックオフは『最高の離婚』で画面や台詞に映り込んでいた場所なので聖地巡礼である。中目黒のドンキにはスウェットヤンキーを見かけなかったし、ドンキらしからぬ解放感(吹き抜けとか)を演出した設計でした。僕の中の東急コンプレックスが疼く。最近はGOMES THE HITMANの旧譜を探すために、ブックオフやユニオンがあれば、必ず入るようにしている。しかし、見つかった試しはない。池袋のユニオンで一気に5枚ゲットできたのでは実にラッキーだったのかもしれない。今はAmazonの売価と比較して、棚から低額商品を抜いていく「せどり」と呼ばれる輩が増えに増えているらしいので、中古屋のロマンが減っている。五本木に移動して、数年ぶりくらいにデニムを購入した。自転車を漕ぐのに相応しいボトムスとは何なのか、に想いを馳せている。学芸大駅で先週買いそびれた醤油と味噌を購入して、珈琲豆屋でアイス珈琲を飲んで休憩。休憩後も適当に周辺をプラプラ走っていたら碑文谷という聞き慣れない土地へ辿り着く。緑が多く、洒落た店ばかり。さぞかし高級住宅地なのだろう。巨大な外車ディーラーが交差点周辺に5つくらい密集している。交差点に君臨しているダイエーもとても大きく、楽しそうなので入ってみる事にした。僕はショッピングモールやスーパーが大好きだ。入口にケンタッキーの唐揚げを提供する店舗があり、テンションが上がる。

更にダイエー内には都内にもはや4店舗しかないドムドムバーガーまであった。昔は、地元にもあって剣道の稽古の後、よく親に連れて行ってもらったものだ。いつも決まってスイートポテトパイを食べていたのだけど、パイはメニューから消えていた。食べたい、ドムドムのスイートポテトパイ食べたい。まだ提供している店舗はあるのだろうか。遠出だって厭わない、今はそんな気分だ。スタバやサーティーワンまで内包したダイエーを7階から1階まで眺める。食品売り場に「すき家」の牛丼の頭が1パック3食入り300円くらいで売っていて、なんだかとてもお得なんじゃないだろうか、と考えていたら、後から来た人が興奮気味に6パックくらい購入していたので、やっぱりとてもいい商品なのだろう。近所のスーパーにもあったら今度買ってみる。出口でケンタッキーの唐揚げ4種類を1個ずつ買って帰りました。1番美味しかったのはケンタッキーのオリジナルチキンテイストの唐揚げで、改めてオリジナル配合のその偉大さにひれ伏す。唐揚げくらいの大きさのほうがパクパク食べられていいな、なんて思った。帰宅して、『モザイクジャパン』を3話まで観た。

坂元裕二脚本」という重すぎるブランドを抜きにしてみたら、過激ドラマとして純粋に楽しめたのだろうか。うーん、どうなのだろう。ちょっと面白さが理解できなかった。『それでも生きてゆく』にも『最高の離婚』にもAVは重要なモチーフとして出てきていて、それなりの思い入れを持っているのだと推測していたのだけども、今作で描きたいのは、エモーショナルな部分のAVというよりは、産業としてのAVで、つまりは”社会”のようだ。しかし、「AVで町興し」というトピックで社会を語られてもな、と醒めてしまうのだ。人と人の対話で、いつのまにか社会を内包して描いてしまうのが坂元裕二だと思うから。主演の永山絢斗はなんと瑛太の弟である。声がそっくり。1話の永山絢斗ひたすらあらゆる液体をぶっかけられる反復の演出には目を見開いた。しかし、展開が早い上に、時間のシャッフルや省略の演出を多用しているので、どうにも見づらいし、整合性がとれていない。人物の心情もわかりかねるし、キャラクターも安っぽく感じてしまう。坂元脚本でこういう感触を得たのは初めてなので戸惑っている。高橋一生の壊れキャラと宮地真緒がAV女優役でおっぱい出して喘いでいるのは新鮮だった。過激さを売りにしていて、WOW WOWの懐の深さが褒められているようだけども、これくらいならテレビ東京でもできるだろう。



日曜日。起きてサッカーを観る。コートジワールのドログバが漫画みたいに格好よくて痺れてしまった。この日もカンカンに晴れていたので、洗濯とクリーニングの回収を済ませた後、自転車で出かける。駅前を通る際に、ラルフローレンのピンクのベストに半そで白シャツ、ベージュのチノパンに白スニーカーという着こなしのオジサンが歩いていて腰を抜かしそうになった。偶然で春日なのか、意図的に春日なのか。そんなおふざけをするタイプにも見えなかったので偶然に春日なのだろう。春日はベージュじゃなくて白パンだしな。池袋から春日通りを抜け、御茶ノ水日本橋まで走り、三井記念美術館で『超絶技巧!明治工芸の粋』を観た。素晴らしかったなー。東京駅へ移動して、大丸に入っているイノダコーヒーでハムトーストとアラビアの真珠。

アラビアの真珠は当然として、イノダのハムトーストは本当に美味い。パンにきゅうりが挟まっているのをひどく嫌う(パンが濡れるのが嫌なのです)私も、イノダのハムトーストのきゅうりは全く気になりません。まだ食べた事のないイノダの「京のブランチ」を食べてみたい。『超絶技巧!明治工芸の粋』で心奪われた並河靖之の展示もあるらしいし、京都に行きたくなってきた。大丸の地下をぐるりと回り、パンとソーセージと水茄子を買って帰る。帰りはナビの「裏道ルート」という機能を使ってみたら、確かに裏道ばかり案内されて東京の知らない道を堪能できたのだけども、どうにも遠回りで果てしなく漕がされヘトヘト。シャワーを浴びて、細野晴臣の『トロピカルダンディー

トロピカルダンディー(紙ジャケット仕様)

トロピカルダンディー(紙ジャケット仕様)

を聞きながらアイロンをかけ、『モヤモヤさまぁ〜ず』のハワイ回を2週分、続けて観ながら戦利品を食べる。ハワイ回が終わって旅行の後のような寂しさが。狩野アナの不思議さ。自転車を漕いだ疲れでバタリと寝た。



ルーズヴェルト・ゲーム』8話面白過ぎる。クソバカ野球漫画ファンには堪えられない展開。一流のベタだ。異様に気合いが入っていて、緊急株主総会、主要キャストみんな泣いていたけど、あれは台本なのか、力入りすぎたのか。あの中にgアンジャッシュ児島の豊岡営業部部長がいるのも好きですね。青島会長と笹井専務に痺れたぜ。山崎努の重鎮ぶり最高だ。後、神山開発部部長が超好き。三拍子の久保さんが青島野球部のキャッチャー(しかも控え)なの渋すぎる。昔だったらホームチームとかがやっていそうだ。劇場版2に駆けつけようと、DVDで『闇金ウシジマくん』の劇場版1作目を観たのだけど、近所で2の上映終わっていた。

映画 闇金ウシジマくん [DVD]

映画 闇金ウシジマくん [DVD]

しかし、1がなかなかに面白くて驚く。全然カメラが寄らない。寄らずにロングで処理しちゃう。大島優子が出ているのに。これは凄いですね。山田考之のウシジマもよくて、最後まで得体が知れないというか、彼の心情に寄らないのがいい。日本の暗部を描いているけども、だからどうという問題定義をしているわけでなく、あくまで舞台装置くらいにしか捉えていない。ここでも寄らない。いい。2には綾野剛窪田正孝柳楽優弥菅田将暉が出ていて、完全に観ておくべき1本だったのでは。監督の山口雅俊はあの名作ドラマ『ランチの女王』のプロデューサーらしい。もっといえば『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』も手掛けているそうな