今週は仕事が緩やか。退社後も疲れていなかったので、音楽前夜社の「ロフト飲み会」へ行く事にした。新宿に着いてもまだ時間があったので、タワレコをうろつく。店内ではリマスターか何かが出たらしいOASISの1stがずっとかかっていて、高校生に戻った気分になる。OASISってバンド名は20年の時を経ても、ダサ過ぎて逆に痺れるものがある。マイケルの未発表音源集がリリースされていた。
すっごくいい曲。星野源のエッセイ集を立ち読みしたら、彼も下戸である事がわかり、親近感を覚えてしまったし、SAKE ROCKというバンド名がグッと好きになった。手術前後の話がなかなかに壮絶で、読み応えがありそうだった。お腹が空いたので、ツルカメ食堂で焼き魚定食でも、と思うも、店はお休み。まだ食べた事のない「すずや」「にいむら」などのとんかつ屋も研究家として気になったが、1500円は高いな、と思ってしまい、はなまるうどんで1日分の野菜を摂取できるサラダうどんを食べる。サラダうどんってなんだか好きなんだ。野球速報にへばりついていたら携帯の電池がなくなる。バレンティンが満塁弾を打ち、石川が巨人打線をピシャリと抑えていた。気持ちいい。3番川端、4番バレンティンの流れは素晴らしいな。20時に会場に入り、ジッと椅子に座りイエイエクルーのDJに耳を傾けていた。渡辺美里の「My Revolution」が鳴って、会場の雰囲気がほんの少しだけ変わる。あの音色は本当に凄い。hi,how are you?原田君のソロライブが始まる。1曲目で弦が切れて、ギターをライブハウスの備品に交換していたが、そんな事なんら関係なく素晴らしかった。『？LDK』は名盤だが、あのアルバムに未収録の楽曲は更にいい。インタビューでも話してくれた、「単語3つで言いたいこと言っちゃう」感じが、既に実践されている気がする。夏の匂いでむせ返った。MCで「初めてピンサロに行ったんですだけど、イケなかったです」って話をしていて、そのピンサロの名前が「キラキラ」というオチが最高でした。眩しい。原田くんの才能は未来しかなくてまぶしい。前に、Twitterで曽我部さんか豊田さんにプロデュースして欲しい、ってつぶやいていたけど、しばらくはそんな必要まったくないような気がするよ。続いて始まった松永良平さんのDJが最高で、ずっと「この曲は誰のなのかしら」と聞きたい欲望でいっぱいでした。実際、聞きに行って、盤を写真撮らせてもらっている人も結構いた。素敵だ。スライの「Runnin’ away」が凄い染みてしまって、たまらなかった。
ジャポニカソングサンバンチのライブ、凄かった。荒々しい演奏だったけども、会場を完全に呑み込んでグルーヴしている。全曲キラーチューン。カバーで披露していた「夢で逢えたら」のレゲエ解釈は大瀧詠一とウェイン・スミスへの追悼の意が込められていたそうな。この日、パーマをあて、黒人化に拍車をかけていた前夜社の偉大なるボス！スガナミユウによるペンの「愛を夢を」は本当に大好きな曲だ。ずっと昔から鳴り続けてきたかのような音楽。泣ける。
火曜日。仕事帰りにディスクユニオンに寄る。新入荷にGOMES THE HITMANのCDを大量に発見。しかも、ほとんど1枚300円である。なにせ前日に、同い年でオザケン原理主義者である宅イチローさんの熱い記事を読んで、自分がゴメスを一切聞いてこなかった事が嘘のように感じていた所だったので、これはもう奇跡のようなタイミングである。5枚ほど買った。まだ聞きこめていないが、凄く好きだ。
2ndアルバムは杉真理がプロデュースしている。GOMES THE HITMANってafter meとかcool drive makersとかと同じカテゴリー（ラジオパワープレイポストスピッツミスチルバンド）でほとんど気にかけてこなかったけど、フリッパーズ、小沢健二の系譜にあるバンドだったのだ。
月曜日。退社後、家でサンドウィッチを作って食べ、『最後から二番目の恋』全話をDVDで見終える。
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