青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

とんかつ日記。

まいってしまう事情でブログを書く時間があまりない。困った。観た映画や読んだ漫画や聞いた音楽の感想であったり、週末を記録しておきたい所だが、ここは仕方がないのでとんかつ画像のお蔵出しをしよう。単純に紹介し忘れていただけなのですけど。



高田馬場「とん久」

高田馬場は本当に恐ろしい街だ。「とん太」と「成蔵」という東京とんかつ界をしょって立つ新旧の名店が構えるだけでなく、第三の選択「とん久」でさえも疑いもなく美味いとんかつを提供する名店なのだ。「とん久」は前述の2店よりもリーズナブルだしデパートの屋上のお店のような雰囲気なのでとんかつ入門に最適だ。特ロース定食はたっぷりと脂の備わった優秀なオーソドックスとんかつ。塩などでなく、ソースと辛子をちょこんとつけて米をわしわしといきたい王道のとんかつだ。衣は剥がれない。付け合せのキャベツの横にチョコンと置かれるナポリタンパスタが圧倒的に正義。まじで美味い。



東武練馬「親味」

小さくて汚い無名のとんかつ屋。入るのにかなり勇気のいる店構えだったが勇気を振り絞る。ロース定食を注文して現れたのはバターの香りの強いデミグラス風のソースがあらかじめかけられた意外な洒落感をもったとんかつであった。どう考えても揚げ過ぎで黒いし、脂の甘さはあるも肉質は筋ばっている。食べると衣はすぐに剥がれてしまう。(と言うか写真を見ると食べる前から剥がれているではないか!)しかし、とんかつはどんな姿であれとんかつであり、愛でるべき対象だ。1000円を切るリーズナブルさながら、トマトなども入った豊富な野菜の付け合せも嬉しいし、きっと地元に愛されるお店なのだ。



新宿「王ろじ」

新宿伊勢丹の路地裏にかめる創業大正10年という老舗中の老舗。「豚肉フライに『とんかつ』という名称を日本で最初につけたとんかつ屋」という説もあるらしい。とんかつ好きにとっては聖地巡礼的スポットだろう。名物は「とん丼」なる所謂カツカレーだ。確かに美味い。ソースとカレールーの混じり合いよ。しかし、肝心のとんかつはどこかメンチカツのような食感と味わいで王道感はない。950円という手の出しやすい価格と歴史は訪れる価値があるだろう。




最近ブログを読んでくださっている方に会ったり、Twitterで交流すると、まず「最近いいとんかつありましたか?」とか「あそこ食べましたよ」という話になる。まさか、このブログの最大のヒットコンテンツはとんかつなのか!?やったー。とんかつは文化。「ポップカルチャーととんかつ」ではなく「とんかつはポップカルチャー」である。