- 作者: 田島列島
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/09/22
- メディア: コミック
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あらすじはこうだ。「水泳部の女の子と書道部の男の子が屋上で出会う。1枚のお札をきっかけに、新興宗教の教祖の資金持ち出し事件に巻き込まれ、そこに男の子の兄である(現在は姉)の探偵が加わり大冒険のはじまり。そこには少女の実の父親も関わっていて!?」という、作中の言葉を借りるならば、なかなかにハードボイルドなストーリー。しかし、絵のタッチとギャグも合いまり、読感は非常に柔らかい。比較対象として引き合いに出してわかりやすいのは、朝倉世界一の傑作『デボネアドライブ』だろうか。
- 作者: 朝倉世界一
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/09/26
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いいか。お前らの使っている言葉っていうのは鋳型であり代用の道具なんだ。言っとくがソコに入りきれる程俺の存在は小さくない。「好き」と言う言葉はただのカードだ。ソレを見せるだけで済むようにお前らの先人たちが編み出した方法だ。お前らはソレを受け継いで未来に残せばいい。簡単でいいな。
言葉への信頼と同時に、その先に広がる”何か”への強い執着がある。その“何か”を人と人が交感しあう様を描いたのが、『子供はわかってあげない』という作品なのではないだろうか。