青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと

先週はとんかつ研究を怠ってしまったので、平日に高田馬場「とん太」へ。

言わずと知れた老舗の名店。低音でじっくり揚げるいわゆる白寄りのとんかつ。肉は美しいピンク色。こんな名店に今更どんな言葉を残せばいいのか、という感じ。ただ美味かった、の一言だ。衣と肉の油と脂のハーモニーがこの上なく甘い。塩をかければそれがより一層増し、ほぼ塩だけで食べる。一切れだけソースと辛子で頂いたが、それも当然のように美味い。しかし、特別なとんかつは塩で食べたい。店を出るお客がみな一様に「あぁ、美味しかった」と自然に言葉が漏れていたのが印象的だった。ここは漬物も非常に美味しい。名店だなぁ。しかし、この高田馬場には「成蔵」もあるのだ。住んだらとんかつで破産してしまうだろう。美味いとんかつは高い。明日からまた質素に薄皮あんぱん生活だ。「サッポロ一番」の袋ラーメンも一食100円未満でそこそこの満足感があるのでこれから多用していきたいな、と考えている。『プロフェッショナルの流儀』で宮崎駿が映画完成後に1人で作って食べていた「カレーラーメン」といのがとても気になっている。映像は映っておらず、証言を頼りにするならば、塩ラーメンにカレー粉とバターと玉葱で作るらしい。この塩ラーメンというのは「サッポロ一番」ではないか、と推測している。後、『あの花』の1話でめんまが食べたがっていて「サッポロ一番」の塩にかき卵を加えたという代物が非常に気になっているので挑戦したい。そういえば、憧れのお菓子シベリアがスーパーで売っているのを見かけたのだけど、なんだかただ甘いだけで不味そうだったので買わなかった。なんせ300円以上する高級品なのだ。西島秀俊に「妙なもの食うなぁ」と言われたかった。





TV版の感動さめやらぬまま『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

を観賞してきたのだけども、気持ちがサーっとひいてしまったな。TV版ではあんなに泣いたのに。1人で部屋でオイオイいっていたのにな。いやー劇場版、蛇足中の蛇足でしたね。既存の映像のシャッフルが時系列を無視した乱雑な編集な故、非常にリズムが悪くたるい、かつ一見さんは完全にお断りの作りになってしまっている。また超平和バスターズの面々が「あの時はあぁだったっけ」というナレーションと共にテレビ版を振り返るというクソみたいな演出は何だ。テレビ版において繊細に作り込んでいた演出が全部死んだ。何よりも致命的なのは、この劇場版で突然、めんま側の「自分はノケモノだ」という視点を折り込んでしまった事。あぁいう事をしてしまうと作劇が完全に死ぬ。正直、制作者は何もわかってないな、とすら思ってしまった。また「生まれ変わり」というのを強く打ち出す事で、なんだか仏教系の新興宗教のよくできた販促ビデオみたいになってしまっていた。エンドロール後のめんまの言葉も何を言っているのかよく理解できなかった。なんでこんなものを作ったのだろう。劇場の音響で聞く0ガリレオガリレイの「サークルゲーム」だけがよかった。

この音数を絞ったアレンジの抜き方(J-POPにしては)と、それでも落ちないメロディーの強度、そして気持ちのいい転調。次のアルバムにはおおいに期待したい。





最近はお笑いのライブDVDばかり観ている。ロッチの最新ライブ公演のDVD『ハート』

はそこそこに楽しめたが、もはや映像特典のロケなどのほうが面白い。コント師からタレントの領域に突入しているのだろう。ちなみDVDのパッケージは蛭子能収のペンだ。しずるの2011年の単独公演を収めた『POWER×POWER』
しずる POWER×POWER DVD

しずる POWER×POWER DVD

は面白くなかった。あれ、しずるってもっと面白くなかったっけ、という感じだ。特に池田がツッコミに回る側のコントはことごとくつまらなかったな。話はコントから漫才に変わるが、どう考えてもダイアンが認定漫才師50組に残らなかったのが納得いかない。

当日、そんなに調子が悪かったのだろうか。東京ではなかなか観る事ができないコンビなので、いつか遠征して漫才を観たいと思う。






ayU tokiOの超名曲「恋する団地」のアコースティック編成でのライブ動画がYouTubeにあがっている。

マストチェック!今1番ドキドキするポップソングを放つソングライターであります。新しいカセット『New Telportation2』も最高なのでマストバイです。とりあえず都内だとココナッツディスク吉祥寺店とタワーレコード新宿店で購入できるようですよ。タワレコ新宿店ではイGORO GOLOと合同でンストアライブまで行ったそうで。その日のGORO GOLOのライブも動画であがっておりました!

観に行けなかったのでうれしい。何と25分超えの内容。かっこいいなー。肉体の躍動ってこういうことよな。そういえば、GORO GOLOの7インチの事もayU tokiOのカセットの事もthe chef cooks meのアルバムの事もブログに書けていないので落ち着かない。時間がある時にガッと書き残しておきたい。the chef cooks meは元々知っていたけども、ayU tokiOが数ヶ月間在籍していたという事で再発見できたバンドだ。シェフのが断然有名だと思うけども。なんせニューアルバムは後藤正文 (ASIAN KUNG-FU GENERATION) プロデュース。1曲ラップして歌っている!

私、メンバーの顔知らなかったので、最初は随分とそっくりな声と顔の人がボーカルのバンドをプロデュースしたものだ、と驚きましたよ。磯辺正文 (HUSKING BEE)まで出てきて驚きました。人脈のあるバンドなんだなぁ。もう少し聞き込んだら感想を書き記したい。




水木しげるの『コミック昭和史』が3巻以降俄然テンションが高く面白い。

コミック昭和史(4)太平洋戦争前半 (講談社文庫)

コミック昭和史(4)太平洋戦争前半 (講談社文庫)

面白いというのは語弊があるようで難しい所なのだけども。なんせ太平洋戦争真っ只中、ミッドウェー海戦ガダルカナル島の戦いなど、日本が加速的に劣勢に傾いていく頃合いのお話なのだ。しかし、水木しげるがノリに乗って書いているのが伝わってくる。水木しげる自身の戦地体験の件の筆致は抜群。死体が転がり続ける中でペーソスのみならずユーモアが炸裂している。