青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

週末のこっとー

木曜日、暇だったので伊集院光と若手芸人がひたすらに怪談をするというDVDを観た。

怪談は全て伊集院の作り話という事で、その技術に感心するも何だか普通に怖くなってしまった。失敗した。『アメトーーク』は休みで「ホリケン ふれあい旅 にんげんっていいな」の放送だった。これも加地倫三が演出・プロデュースを手掛ける番組。やっている事は普通の旅番組と同じなのだけども、これがまぁ面白いのだから感心してしまう。ホリケンという素材を存分に活かしたフォーマットだ。その後はずっと音楽を聞いていた。XTCやThe High Lamasや森は生きている。森は生きているの1stアルバムは素晴らしい出来栄えだった。Amazonのレビューでは「オーバープロデュース」と書かれていたけども、僕はハイファイで結構好きでした。なんというかあの楽曲と演奏でくぐもった音で録っても、過去の焼き増しという感じが強くなってしまうと思うのだよなぁ。「森は生きている」は『ドラえもん』のてんとう虫コミックスでいう26巻収録なのですが、あそこらへんって非常にクオリティの高い話が多い。初期のドタバタから少し捻りが加わって円熟の域に達している。28巻とか最高だった。
ドラえもん (28) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん (28) (てんとう虫コミックス)

「なぜか劇がメチャクチャに」とか「大ピンチ!スネ夫の回答」とかもうタイトルから面白そうだものな。「大ピンチ!スネ夫の回答」の素晴らしさは有名ですが、スネ夫とママごと銃で吹き飛ばして、「ばんざい、スネ夫の秘密は永久に守られた」とか言ってのび太ジャイアンが小躍りしてるラストとか改めて最高だ。

ドラえもんの後ろ姿が超クール。完璧な一コマ。




AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」は好き過ぎて、即効でレンタルして(買いはしない)聞きまくっている。

アレンジももちろんですけど、やっぱり歌詞もいいんだよな。2番はセンターの指原への言及なんですけど、1番はポップミュージックの魔法についての自己言及ではないですか。

カフェテリア流れるMusic
ぼんやり聴いていたら
知らぬ間にリズムに合わせ
つま先から動き出す
止められない今の気持ち
カモン カモン カモン カモン ベイビー
占ってよ

恋するフォーチュンクッキー!
未来は
そんな悪くないよ
Hey! Hey! Hey!

それでもって、「未来はそんな悪くないよ」と訴えかけるこのナンバーはあまりに正しいヒットソングだ。Hey! Hey! Hey!久しぶりにAKB48のシングルを聞き返してみたんですけど、これが1番好きで、2番目は「夕陽を見ているか?」です。





ギレルモ・デル・トロの『パシフィック・リム』はさほどのれませんでした。

特撮への思い入れを欠いた人間であるから仕方ないのだろうか。『平成ガメラ三部作』は親戚のオジサンがチケットくれたので小学生の頃観てるんですけども。3Dで観たら、画面が暗い上にさほど刺激的なショットがないので凄く眠くなってしまった。吹き替えは主人公が『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンの声優さんで、冒頭のナレーションが完全にそれを意識した作りで進むものだから興奮してしまいました。ギレルモ・デル・トロのフリークぶりを想えば、『新世紀エヴァンゲリオン』だの『進撃の巨人』を彷彿とさせるのはまぁわかるとして、香港に怪獣とロボットが集まるというモチーフは完全に本秀康の傑作『ワイルドマウンテン』で、そんな所まで参照にしているのか、はたまた偶然か。

ワイルドマウンテン 6 (IKKI COMIX)

ワイルドマウンテン 6 (IKKI COMIX)

まぁ、とりあえず『ワイルドマウンテン』は大傑作なので、未読の方は是非。



金曜日を休みにして3連休にしてみた。今年最後の夏休み。そういえば、この日はザ・なつやすみバンドが地上波のテレビに出演していたのだ。テレビ東京の深夜3時というドープな時間ですが、怒髪天の増子さんとCzecho No RepublicのタカハシマイさんがMCを務めるれっきとした音楽番組でして、これをきっかけにメディアにもガンガン出て行って欲しいですねぇ。MCの2人と井上陽水の「少年時代」のカバーを披露してりしていてナイスでした。みずきちゃんのシェイクする時のグイグイとしている感じのファンなので地上波で拝めてうれしいです。潤さんはラムネを飲む時に股関部にハンカチのようなものを敷いていて乙女の鏡だな、と思いました。中川さんの独特の肩の動きもまた私はファンですのでブラウン管で放送して頂けてありがたい。シラフさんはむちゃくちゃハニかんでた。むちゃ口元がモゴモゴとハニかんでいて、これはシラギャルがまた急増しますね。この放送の為に夜中の3時に起きましたからね。私もまた立派なシラギャルと言えます。


この日は雨に降られてもかまわない、という気持ちで曇り空の中、埼玉の川越あたりを目指して自転車を漕ぎ始めたのですが、案の定、雷雨に見舞われてしまい、志木あたりで引き返す。稲妻が何発も炸裂する中を、自転車で滑走するのは実にスリリングだった。本当に自分が狙われているのではないか、という気持ちになりますね、あの音は。でもちょっと楽しかった。100円ショップでカッパを購入し、その後も漕ぎ続ける。志木周辺は学生時代によくいた場所なのでとても懐かしかった。色々なくなったり新しくできたりしていたな。帰りにとんかつ研究として朝霞にある「いち川」というお店を訪ねる。

ネットでとんかつの研究をしていた時、2000円以下のとんかつは認めない、というラディカルなグルメ評論をしている方が「しかし、この店は例外」と激烈に推していたこのお店の1400円のヒレ定食。プラセボ効果など関係なしに、美しく、そして美味しかった。駅から非常に遠いのだけども、店内は地元のお客さんで賑わっていた。清潔に保たれた店内は非常に好感が持てる。店主はとんかつを1回揚げる度に壁を布で綺麗に拭き取っていたし、奥さんもこま目に店内を整頓していた。ご飯やキャベツのお替りの気配りも温かく、こういうのを名店と呼びたい。肝心のとんかつですが、衣の下味が丁寧に施されており、良質の肉の旨味を更に高めていた。しかし、とんかつというのはロースとヒレでは全く別の食べ物と捉えていいのではないか、という奥深さがある。次はこのお店のロース定食を頂きたいものです。帰り道で、ムクドリの集団ねぐらに遭遇したんですけど、あれちょっとおびただしすぎて、ゾクっとしますね。音も糞も凄いし。ヒッチコックの『鳥』さながらですよ。怖かった。帰宅後、『Woman』を2話分観る。いやー素晴らしい。痺れまくっています。今年は映画監督やら劇作家やら、結構失望させられる事が多い年でもあったのですが、坂元裕二だけは裏切らない。それどころか『最高の離婚』と『Woman』という傑作を2本も献上してくれるだなんて。心酔。田中裕子もどんどん凄味を増していく。7話に登場した神野三鈴という女優さんは初めて観たのだけども存在感あったなぁ。谷村美月がとてつもない巨乳の持ち主という事も判明し、ますます見逃せない展開です。後、カメラ凄いですよね。光の感度とかフォーカスの自在な感じとか。元々フィルムっぽいのに、過去パートになると殊更フィルムっぽい処理を加えていて、ほんと素晴らしいですね。記憶とフィルムの相性を想う。後、面白いのはandropの主題歌がどんどん扱いが悪くなっていく所ね。かからなかったり、最後に申し訳程度にかかったり。やってくれるぜ!と胸がすくおもい。



土曜日は昼まで寝ていた。喫茶店でアイスココアを飲みながら何をしようか考えた結果、やっぱり自転車に乗りたくなったので、近場をウロチョロした。石神井公園に久しぶりに行ってみたのだけど、あの公園のパッと見た感じよりずっと広大、という感じは好きだ。奥のほうは本当に山の中のようで「池にはワニがいる」というかつての都市伝説にも、説得力がある。帰りにTUTAYAに寄って借りた、アルコ&ピースの『博愛』とうしろシティの『アメリカンショートヘア』を観る。

博愛 [DVD]

博愛 [DVD]

今年度のキングオブコントの本命2組のライブDVDだ。どちらもとても面白くて満足して寝てしまったのだけども、3時に何故か目覚める。そのままこれまた何故か『最高の離婚』の1話を観直して、なんて面白いのだ、と興奮してまた眠る。ノッて脚本を書いているのが伝わってくる豊かさがあるのだよな。



日曜日。小雨がパラついている午前中は近所のパン屋に行ったり、いいともの増刊号を観たりして過ごす。今、爆笑問題の太田と田中ってそれぞれ別の曜日に出ているのですね。ちょっと衝撃でした。雨が止んだので、自転車で吉祥寺へ。キチムでダンスユニットflep funce!の公演『グッドラック!のおわり』を観る。


音楽(+出演)を音楽前夜社の方々が手掛けているという事で観に行ったのですが、なんとflep funce!は東京デスロックの間野律子が所属しているユニットだったのですね。バナナ学園純情乙女組への客演などでも存在感を示しており、気になるお方でした。私はダンスの事はよくわからないのですが、とても楽しめました。キチムという空間の扉、窓、階段をふんだんに使い、縦や横を拡張していくのが視覚的な喜びがあった。そして、その空間をサラウンドに鳴らしていく音楽前夜社+飯能吹奏楽研究会(小学生からおじいさままで!)の楽曲・演奏が素晴らしい。飯能吹奏楽研究会はアマチュアの吹奏楽団だそうで、名の通り飯能で活動しているそうです。観に行きたい。

前夜社のボス、スガナミユウが手掛けたエンディングテーマ「グッドラック!のつづき」もナイス。ボーカルは間野律子で、テニスコーツ系の歌声を披露してくれました。観賞後、ココナッツディスク吉祥寺店へ。SLOW BEACHの音源を購入しようと思ったのですが、売り切れていました。大好きなThe High Llamasの『Cold&Bouncy』のアナログ(12インチ2枚組)を買った。840円。うれしい。そして、「ダルシャン」でパスタを食べて帰りました。トマトクリームの小海老とほうれん草のパスタにした。サラダ、ドリンク、スイーツがついてもアンダー1000円のランチセットは17時近くまでやっているのでオススメです。珈琲の唯一無二な香りを楽しんだ。

完璧な吉祥寺ライフだ。そういえば「喫茶エコー」はまだ休館している。復帰する事はあるのかしら。早めに帰宅してのんびり過ごして夏休み終了。